フィッシュ・スープ
Fiskesuppe
Sei (Coalfish)や Lyr (Pollack)が釣れたらコレ。
ロシア人はもともと川の民なので、魚を釣ったり食べたりが好きらしい。彼らにとってオスロのフィヨルドは故郷の大河に似ているのかどうかよくわからないが、オスロの海岸の釣れそうな場所に行くと必ずロシア人(大使館員など)が陣取っている。しょっちゅう顔を合わせることから想像するに、ほとんどいつも海岸で過ごしているのではないか。 ノルウェーは人口が少ないくせに、なんだかひとが固まって密集して住んでおり(住める場所が少ないせいだと思う)、また自由奔放に振舞う人はあまりなく、よく言えばお行儀よく、あるいは他人の様子をこっそり伺いながらジトッと暮らしている感じがする。ワタシもそういう時があるがなんか時々息が詰まるような気がして、広い国の人間や、いいかげんな国の人間は海岸に出て来たりするのではないかと、私は思っている。
そんなロシア人(決め付けている)が狙っているのは Sei と Lyr。どちらもタラの仲間で、癖のない白身のきめの細かい柔らかい身をもっている。どうやって食べるのか聞くと、「スープが一番!」 とのこと。やっぱりそうか。
45cmくらいの Sei。 スープにちょうどよい。
手許にある「亡命ロシア料理」というロシア風ユダヤ料理の本と、ロシア人に聞いた話、ノルウェーの釣り雑誌にあったレシピなどを総合して、ワタシがいつもいい加減にアレンジして作って結構評判がいいレシピ (簡単すぎてレシピと言えないか..):
フィッシュスープ 東方風
1.材料: 白身の魚(SeiかLyrがベスト。タラでも可だが、身がしっかりし過ぎ。)、たまねぎ、じゃがいも、固形フィッシュブイヨン(やや甘ったるいマギーより、クノールが好み)
固形スープ (これはマギー)
2.下ごしらえ: 鱗を丁寧に取り 内臓や頭を取り除いたサカナを、3枚におろし、ひれや骨を取り、適当な大きさに切っておく。(骨を取りながら食べるのが苦にならなかったり、骨ごと煮たほうが美味しいと信じる理由がある場合は、鱗を取ってからワイルドにぶつ切りにするだけでもOK。) 鮮度に難があったり、サカナ臭が嫌いな場合は、軽く白ワインをかけておく。
3.手順: たまねぎとジャガイモを好きな大きさと形に刻み、水を張った鍋にぶちこみ、柔らかくなるまで煮る。 つぎに固形フィッシュブイヨンを入れて適度な味付けとする。最後に魚を入れ、煮立たせないように10−15分くらい煮る。
以上! ポイントはぐらぐら長時間煮すぎないこと。かるく煮て身がふわっと柔らかくなったところを食べる。かなりいける。 あんまりやせてない白ワインによく合う。 ドイツワインも良。 デザートワインなんかも.. もちろんウォッカも。