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釣り船談議 2
  【本木・西
   テーマ : 「メディアで紹介される釣り船」について

【本木】
これは雑誌編集者でもある西ちゃんの分野だね。
【西】そうだね。
【本木】たとえば、「〇×・フィッシング」なんかの釣り船、あれどう思う?
【西】いちがいには言えないけれど、「釣り客専門」の船がほとんどだね。俺たちが言うところの「本物の漁師」とは色が違う。
【本木】だろうね。
【西】つまり、我々メディア・クルーが取材する船って、極力無難でなきゃならない。装備・設備が安全なのはもちろんだけど、まずレジャーのホスト役としての点数をつけるわけ。船長はお客さんを楽しませられる人物か、それを重視してる。釣りの腕は二の次なんだ。
【本木】わかる気がする。
【西】あとからそれを見て「乗ってみたんだけど・・・なんだいあれは!」っていう苦情が一番怖い。だから、「これくらいの船なら文句は出ないだろう」ってレベルのをとりあえず挙げとく。
【本木】西ちゃんが担当してる特集やコラムでも、やっぱりそういう妥協はあるの?
【西】・・・ある。残念だけど。・・・でもね、やっぱり「本物」を取材したいと思うよ。将来的にはね。俺たちレベルの通を満足させる船の取材をやりたいね。だけど、現実的にデスクからOKは出ないよ、きっと。
読者である一般大衆は釣りの腕ははっきりいって低い。これはどうしようもない。月に1・2度の趣味程度では腕の磨きようがない。釣りに対するスタイルも様々だし。結局、幅広い釣り層を無難に納得させる船となるとね・・・
【本木】やっぱり、そこらへんにうようよいる「遊漁船」に落ち着いてしまう。
【西】そう。だから、本音をたたき出せるHPではバシバシ言いたいことははっきり言っていきたいね。「こんな船で腕を鍛えろ!本物の釣りを見ろ!」ってね。
【本木】それに「本物の釣り船」の中には初心者でも親切に教えてくれるデキた船長もいる。できればそんなビギナーこそ、釣りの醍醐味を「よい先生」にまず教わってほしいな。そうすればこれからの釣り人生が全然違ったものになってくる。
【西】同感。ゴルフといっしょで、我流で始めればある程度で進歩はなくなる。そして、しまった!と思ってスクールに通っても手遅れなんだよね。
【本木】いったん身についたフォームはなかなかリセットできない。それに釣りってのはゴルフよりも奥深い。テクニックだけじゃなくて、釣り道・釣り精神みたいな境地まで続いている。
【西】あくまで趣味にとどめておいた方がいい場合もあるけどね。気合が入りすぎると自分で漁師にならなきゃならない。(笑)
【本木】もちろん趣味でいいと思うよ。でも、できれば自分を高める良い道があればそちらを選んでほしいな。
【西】まったくその通り。かかる金なんてどの釣り船も似たり寄ったりだから、あとは自分の選択眼次第ってことだね。
【本木】そういうこと。


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