[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック

「質・量・料金・サービス」
                 【本木雄介】


「釣り船」を選ぶ場合、私は「仕立船」だと考えている。これは
「質・量」にこだわっているためであり、その中で「本物の釣り漁師」の仕立船が一番だと思う。釣りの醍醐味「質」については今まで書いてきたのでここでは省略しておく。

よく誤解されるのだが
「量」にこだわるのはおかしい、という意見だ。紳士的ではない、と非難もされる。その日の夕食に必要な分で満足できないのか、とお叱りもいただく。しかし私の場合、自分で干物も作るし、近所でお裾分けを待ってくれている人たちがいるので多くてなお結構なのだ。
だが、多くの釣り人はそんな大漁は必要ないのかもしれない。魚をさばけない奥さんに嫌な顔をされてしまうのがオチだろう。不必要な魚をすべて持ち帰る必要はない。釣りという方法で確保した魚は生きている。イケスに置いて帰ることもできるし、その場でリリースすることもできる。釣り仲間に自慢したいならば、写真一枚におさめれば用が足る。
「量」へのこだわりは「釣り上げる」という釣り本来の楽しみのことである。

そして
「料金・サービス」だが、これを重視するならば「乗合船」が手ごろだろう。各船釣りを楽しむための装備・工夫を凝らしている。だが、それに「質と量」を望んではいけない。少ない釣果にがっかりしてしまっては意味がない。「今晩のおかず程度」と割り切っていれば「乗合船」でも十分といえる。
逆に「仕立船」に
「料金・サービス」を望んでもうまくいかないだろう。特に我々が推薦する「仕立船」は「プロの釣り漁師船」である。客が快適に釣りをする装備には見劣りがある。ただ、料金は乗合・仕立ともそれほど差があるわけではない。同じ釣るなら多少割高であっても効率よく釣れる方を選びたい。

当HPでは「釣れない」「もっと釣りたい」という方のための「近道」を書いているつもりだ。けっしてマイボートや乗合船で釣りをしている方々をけなすつもりはない。船上で釣りを学び、釣りを楽しむことに変わりはないのだから。要は各人がそれぞれのスタイルに合った船を選べばいいのだ。

しかし、私の釣り仲間(乗合専門)だった者が私と一緒に「名人の仕立船」に乗れば、みな必ずこう言う。
「あんたの言う釣り勝負ってのがわかったよ」「上には上がいるもんだなあ」
そして「名人船長」の手さばきを一日眺めて、「あれがプロなんだろうね」「ああいう釣りを見せられたら、弟子入りしたくなる」
最高のポイントに立っているという「信頼感」と「緊張感」。それを知れば誰もが感じることなのだろう。

ただし、「仕立船」すべてが「釣り漁師」ではなく、高齢船長すべてが「名人」ではない。まずは「鉄の5ヶ条」でふるいにかけ、あとは自分の眼でその「真価」を確かめるしかないだろう。
客商売に徹する「集客船長」もいる。一方で釣りに人生をかけてきた「本物の名人船長」もいる。それぞれが同程度の料金で
「それぞれのサービス」を我々に提供してくれるわけだ。趣味の釣りに損得勘定はいらないかもしれない。だが、「釣れてこその釣りだ」と考える人は「本物の船長」を選びたいものだ。


Home