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ズバリ!2船の年間比較。

このHP「釣り船選びの達人」を公開するに先だって、1つのデータをとり続けていた。
同じ港における「2隻の釣り船」の年間釣果である。

データをとる「釣り船」の選定として
@ 乗船可能人数。A仕立て船。B乗船料金。C各シーズンのターゲット。この4点は2船とも同じである。また、互いにHPを公開しており、毎日の釣果を詳細に掲載している。
という条件設定のもとではじめた。

そしてこの2船の違いは、1船は
「60代の本物の釣り漁師(A)」、一方は「40代の釣り未経験転職組の素人船長(B)」である。
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合 計
A船
(釣果数)

匹数計 608 564 1,008 735 677 1,092 1,472 825 968 633 1,528 885 10,995
(大物) 41 32 57 18 29 36 74 51 30 21 48 42 479
B船
(釣果数)
匹数計 327 245 386 346 304 453 521 741 514 365 996 478 5,676
(大物) 12 9 16 7 13 19 24 9 20 8 11 20 168
【期間:2001年1/26〜翌年1/25】 【場所は関西圏のある漁港】
※大物は
青物を除く40cm以上のものに限定した。
 また、全シーズンを集計すると魚種は10以上あったが、あくまで匹数に重点をおいた。
※8月にはA船長は所用で1週間休んでいる。釣果数が対等に見えるのはそのため。


予想していたとはいえ、漁獲数にこれだけの差がでた。
B船の場合、毎日の釣果にやや見劣りする感があったが、トータルすると優劣がはっきりとわかる。B船A船の約半分の釣果である。大物に至っては1/3程度。これが「船長の腕・ポイント取り」の差なのか。だが一方で考慮すべきデータもある。

A 船 B 船
■年間漁獲数 10,995
■年間乗客数 89組
■HPカウント数 9,685
■年間漁獲数 5,676
■年間乗客数 148組
■ HPカウント数 32,269

おわかりいただけるだろうか。乗客数は
B船が勝っているのだ。HPのカウント数に比例してA船を上回っている事実がある。つまり、B船の方が「人気船」なのである。
これはHPの「イメージ効果」によるところが大きい。多くの「釣り客」が「船長の腕・釣り果」ではなく、HPでの(直感・インスピレーション)で好感度の高い方へ流れている、と想像できないか。

ある日の2船の釣果記事だ。
A 船  B 船
×月×日×曜日 潮 上り潮
風向き 北東 凪
××市 ××氏
マダイ 39・46cm 2匹
マダイ 28〜34cm 14匹
チダイ 26〜34cm 8匹
チヌ 44cm 1匹
カワハギ 21〜26cm 8匹
ウマヅラハギ 22〜33cm 13匹
×月×日×曜日
釣り師の××ちゃんと××君2人がやってきてくれました。朝からいい天気で風もそよそよ、いい感じだったので今日はいける!と期待してました!××ちゃんの勘に神様も微笑んだのか一投目にいきなりきちゃったよ。マダイのいい型がぐいぐい引くもんで、××ちゃんも大騒ぎ。なんとまあ38cmの大物がドカン。その後も××ちゃん考案の擬餌がヒットをさそって結局マダイチダイは全部で13匹! カワハギ・ガシラは14匹も上げちゃいました。××君の上達ぶりには××ちゃんもびっくりしたなあ。××ちゃんの直伝料理法で今晩はおいしいお酒を飲んでちょーだい!

A船は簡潔な作りだ。必要な情報を飾りなく書いているにすぎない。一方、B船の場合は船長の稚拙ともとれるコメントが活き活きと描かれている。これがHP閲覧者の心をつかんでいるというのであろうか。
客層も
B船の場合「若年層・初心者」といったカラーがある。「釣り船」という「ビギナー」にとって高い垣根をとっぱらう「××ちゃん船長」といった「イメージ戦略」が功を奏した結果だろう。

実は私はこの集計期間に2度、
A船に乗っている。両日とも十分な釣果を上げさせてもらった。同日のB船の約3倍であった。
私はいまさら
B船レベルの船には乗れない。金をくれてやるから乗ってよ、と言われても遠慮させていただく。
それにしてもこの乗客たちが「本物の腕」をもつ「釣り船」に乗れば目からウロコ、の「釣り勝負」ができるのに…と思えてならない。

「××ちゃん昨日はありがとう!××ちゃんはほのぼの系のいい感じのヒトでした。私も早く針を結べるように修行しま〜す!」「ぐいっときた時はもう大興奮。とれとれの刺身は絶品だったよ!また来月よろしくっス!その時は××ちゃんのように二本掛けに挑戦だいっ!」

B船の掲示板に日々書かれていく「お礼のメッセージ」を見るたびに、そう感じずにはいられない。


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