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3.経度の謎

3.経度の謎
ピリ・レイス地図は経度が驚くほど正確だそうで
それ程までに正確な経度を知るためには
クロノメーターという正確な時計が必要であり、
それができたのは18世紀になってから。
クロノメーターが無い当時、
どうやって正確な経度の地図をつくったのだろうか?
との謎があるらしい。

だが、クロノメーターは現在経度を知るのが最大目的ではなかろうか?
確かに未知の土地で正確な経度を知れば
正確な地図がつくれるわけだが。
だが、正確な経度もまた、正距方位図法的ゆがみ同様、
ピリ・レイスが約20枚の地図を編纂した時つけられたはずである。
では、クロノメーターを用いることなく
正確な経度を地図上に再現する方法はないのか?

それがある。
ピリ・レイス地図を例に考えてみよう。
ピリ・レイス地図上にはその2図法の謎で述べたように ヨーロッパ沖から直線上に南米東端を通る船の列が見える。
これら船の絵にはその海域で何事があったのかメッセージが
添えられていることが多い。
ということはそのコースを行き来する船が多かった
と考えられるだろう。
そしておそらくピリ・レイス地図上のヨーロッパ沖の出発点は
アゾレス諸島と見られる。
そして当時の技術なら南半球の緯度も測定できたと思われ、
ヨーロッパの沿岸は緯度、経度が正確に知られていた。

正確な緯度、経度が知られるヨーロッパの一点(アゾレス諸島)から
特定の角度で放たれた直線(航路)が貫く
特定の緯線(南米東端緯度)が交差するのは一点のみである。
その一点に南米東端を置いて地図を作れば
未知なる新大陸での経度の測定が困難だったとしても
両大陸の相対位置関係は
ある程度の正確さで再現できただろうと思われる。


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