
| はじめに |
| 前に書いた「金城埠頭のメバル釣り」は2002年秋につくりましたが、今読み返すと、自分の最近の釣り方と違う部分も多々あることに気づきました。季節の違いもありますが、自分のメバル釣りの仕方も少しは進歩して?変わってきたのだと思います。そこで、2003年春号として現在の自分の金城埠頭でのメバル釣りをまとめようと思った次第です。 |
| 金城埠頭の釣り場の特徴 〜オーバーハング〜 |
メバルというと普通は長竿を用いて少し前方のポイントを攻めたりする釣りが一般的だと思います。しかし金城埠頭では遠くでなく足下のヘチすれすれを攻めます。なぜかと言うと金城埠頭は深いので、いきなりヘチから水深10m位あったりするからです。しかも、メインフィールドとなる東岸はオーバーハングとなっており、見た目には垂直な堤防ですが、水面付近をのぞき込んでよく見ると堤防が内側に大きくえぐれています。どれくらい深くえぐれてるかというと、20mほどもえぐれています。つまり、東岸オーバーハングは、自分が立ってるところも、車をとめてるところも、全て下は海と言うことになります。ついでにオーバーハングのことを少し説明すると、なぜオーバーハングにする必要があったかと言えば大型船が接岸できるように水深を稼ぐためです。ということはオーバーハングの一番奥は浅いということになります。奥から岸壁に向かい水深が深くなっていき、急激なかけ上がりになっていると思われます。 しかも大型船のスクリューなどで飛ばされた石なども積もって根となっていて、さらに足場を支える柱もたくさんあるという、根魚のすみかとしては申し分の無い所です。オーバーハングの一番奥の位置は、足場につなぎ目があるので分かるのですが、そのつなぎ目に2〜3cmほどのすき間があり、試しにえさを付けた仕掛けをたらしてみたことがあります。思った通り水深は浅かったのですが、驚いたのは入れたらすぐ魚が食いついてきたことです。1度でなく何度か試しましたがすごい魚影の濃さ!オーバーハングの奥には相当量の魚がストックされていると考えられます。残念なことにつなぎ目の幅が2〜3cmと狭いので釣った魚は懐中電灯で照らして確認できても針から外して逃がすしかありませんでしたが・・・。しかし釣り人に攻められにくい構造のおかげで根魚が枯渇しないで釣れ続けているのかもしれません。 話がそれましたが、オーバーハングの下にいるメバルは、この時期はだいたい夜になるとヘチまで出て浅棚に浮いてきて(水面下1m以内まで浮いてくる)えさを食べます。そんなメバルを狙い撃ちするので、短い竿(僕は1.65mを使用)でヘチぎりぎりの浅棚を狙うのがセオリーだと思います。 ・オーバーハングの特殊な釣り場 ・短い竿でヘチを探り歩く、または短い竿でヘチに複数の置き竿 ・水深は竿下でも10m前後、盛期は極端な浅棚(1m以内) ・もちろんほとんど夜釣りしか釣れない |
| 仕掛け |
仕掛けは胴突きと中オモリ式に大きく分かれます。どちらも釣れますが、それぞれの長所短所があります。針はメバル夜光とかチンタメバルほか、ヤマメ針もいいです。活きエビを痛めにくい細軸がgood。サイズは9号位をよく使います。ハリスは0.6〜1号、オモリは1号を中心に、軽くしてふかせ気味に誘う時はガン玉2Bくらいまで落とします。風の強い時は2号3号まで重くすることもありますができるだけ軽めがgoodです。そのため穂先の柔らかい竿が必須で、僕はいかだ竿を使っています。えさは藻エビが多いです。大型がアピール度高いと思います。 【仕掛けの詳しいイラスト解説はこちら】 |
| 釣り方 |
| 竿を1本もって探り歩く探り釣りと、複数の置き竿による釣りがあります。僕はおき竿もしつつ、アタリがなければ探り歩きもしてますが、結局どちらか釣れてる方だけが主になることが多いです。置き竿は、場所が大事です。群れに当たれば時合に次々釣れて数が伸びます。場所が悪かったり、喰いの渋い日は厳しい釣果になりやすいのでギャンブル性が高いかも。探り釣りは足で稼いでコツコツとアタリを拾うので、悪いときでもそこそこは確実にゲットできます。しかも釣れた場所を集中的に攻めれば連続ゲットで数も伸ばせます。また、群れているメバルは小型が多いので、置き竿ではたくさん釣れても小型になりがち。一発大物を狙うなら探り釣りが向いています。 探り釣り実釣 まず、東岸オーバーハングのこれはと思う場所に行き、そこを拠点に探り歩きます。えさは藻エビが無難。大きめのものを選び、尾の腹側から掛けます。えさは死ななくても動きが悪くなったらすぐ変えます。えさを替えると明らかにアタリの出方が違います。だいたい棚は1m以内なので、胴突き仕掛けだと一番下のオモリが水面下1mになるように仕掛けを静かに入れます。リールは小型の両軸タイプでドラグを緩めておきます。仕掛けの一番下から1mのところに緑のケミホタルをつけると分かりやすいです。集魚効果もわずかながらあるらしい??です。緑と書いたのはメバルは緑がよく、カレイなどはオレンジがいいらしいと聞いたことがあるからです。 ゆっくりと潮の流れや風の向きを見て、逆らわないような方向にゆっくり歩いていきます。風と潮が時は逆の時はどちらか強いほうに逆らわない方向に歩いていきます。歩く速度は普通の大人の徒歩では速いと思います。忍び足で慎重に歩く位がいいかと思います。 穂先の高さを上下させると誘いになります。大きな誘いで喰いがよくなる時もありますが、あまり大きく動かすと、アタリがあっても勢いでえさを遠ざける気がするので常時しゃくり続けるのはよくないと思います。喰いがいい日は微妙に竿先を上下させ、エビが潮に流されて動くようにあくまでナチュラルに誘います。軽い仕掛けを潮に乗せて自然に漂わせます。 アタリは穂先&手元の感覚で分かります。風のある日は穂先が揺れるので手元だけで感じたり、逆に穂先だけで分かることもあります。感覚としては何かコツンと感じたり、何となく重たくて引っ張られる感じだったり。もぞもぞするアタリは風の強い日は特に手に感覚が伝わりにくく、穂先で分かれば穂先で取れますが、気づかずに歩いていくと、何となく仕掛けが引っ張られてるような感覚を感じるので分かります。とにかくアタリがあった時は立ち止まり、竿もその位置で止めます。で、しばらく待って食い込んで行ったらゆっくり穂先を上に向けて重いかどうかを確かめます(聞いてみる)。重ければそのまま竿を立ててアワセます。止めていても食い込んでいかない時はやや穂先を下げて待ち、食い込ませてからゆっくりあげて重いかどうか確かめてみます。重ければそのまま竿を立てると針に掛かります(聞きアワセ)。 前アタリがあっても魚が食い込んでくれないような喰いが悪い時はいろいろ工夫します。穂先を下げてしばらく待って食い込みを誘ってからゆっくり聞きアワセをするのも一つですし、じわーっとテンションを掛けるとえさが逃げようとしていると思うのか、食い込んでくることも結構ありまあ。ひたすら止めたまま待つといいこともあります。喰いの悪い日はこのような対策を施してもアタリを全て針掛かりさせることは難しいですが。とにかく、アタリがあったら決して早アワセせず、しばらく待って食い込ませることと、アワセはゆっくりテンションを掛けながら魚の重みを感じて穂先をあげていく聞きアワセをすることが基本だと思います。 釣れたらリールを手早く巻いて魚を針から外しビニール袋に入れてえさを付け直してさらに探ります(探り歩く時は装備を軽くするためエビとビニール袋だけ持っていく)。1匹釣れた場所はまだ仲間がいるかも。釣れたところは少し前まで戻って探り直したり、時間を置いて攻めたりと、重点的に攻めていきます。ある程度探ってメバルをゲットし、アタリが無くなった時は車を止めてあるはじめの場所に戻り魚をクーラーに入れて、違う方面を探りに行ったりします。 置き竿釣り実釣 まずはポイントを決めます。東岸オーバーハングならどこでも可能性はありますが、あえてあげるなら障害物や変化のある場所がいいと思います。たとえば停泊船の灯の届くところや、東岸に数ヶ所あるハシゴの付近などです。また最近の実績のある場所が分かればそこも狙い目です。 そして竿を数本出します。3〜5本位が扱いやすくいいと思います。もちろん食い込みのいい柔らかめの竿でいかだ竿のような短いものがgood。探り釣りと同じ竿がいいです。仕掛けも基本的には同じでいいですが、中オモリ式のほうが置き竿でもハリスが長く誘いになります。もちろん胴突きでもよいです。ただ胴突きの場合は針が多いのでえさもたくさん必要で、えさ替えも大変です。ついついえさを替えるのがおっくうになってしまいアタリを減らすことも・・・。 どちらにしても、何本か出すのでそれぞれ棚を少し変えたりして、アタリ棚を探します。だいたいこの時期は基本は1m以内の浅めでいいと思います。あと、たとえばハシゴ近くを狙うならはしごの左右(潮上と潮下)両方に竿を出しましょう。どちらか一方だけ釣れることもあるので、それが分かったら全部釣れてるほうに移動します。 そしてリールは糸が出て行くようにドラグを緩めておきます。穂先でアタリを見ていても竿が多いと分かりませんので音がアタリを知らせてくれます。置き竿ならだいたいドラグが鳴り糸が出て行く時は上げれば針掛かりします。糸が出ないくらいのアタリの時は竿に手をかけ気合いを入れて食い込んだところでアワセます。あと、数を延ばすには時折エビをまきます。はじめは10匹位まいてもいいですが、その後はたくさんまかずに、3〜5匹ずつ時々まきます。 置き竿は時合が終わるとパッと釣れなくなることもあり、状況を見て探り釣りに変えたりします。また、邪道な技ですが、せっかく待っているので竿に余りがあれば硬くていいので底にいれておくとカサゴなどが釣れます。結構大きいのが釣れたりしますよ。サビキシーズンはサビキを付けておけばアジなども釣れます。メバルが思わしくない日はメバルの仕掛けをそのまま底にいれてもいいです。あと、時にはマダカやボラ、運が良ければクロダイが掛かるかもしれないのでタモは忘れずに・・・。 |
| 終わりに |
メバル釣りは本当に面白くて病みつきになってしまいます。メバル釣りをしたことが無い人は是非やってみてください!金城埠頭は足場もよく、夜釣りが中心のメバル釣りには持ってこいです。風が吹いても長竿がいらず釣りになりますよ。メバルは凪を釣れといいますが、意外に荒れた日には思わぬ大型が釣れたりするので期待できますよ! |