最終更新・2002年2月19日

広島県の妖怪伝説

分類一覧表
舟幽霊
大男
タクロウ火
波児
天狗 エンコウ
青蛇
バタバタ 雪ミノ
大手の怪
野衾
八丁堀の怪


妖怪名 伝説と対処方法 情報提供者
舟幽霊 <伝説>
 音戸の瀬戸と呼ばれる今で言うと呉市と倉橋島の間にある海ですが、そこを航行中、よく舟が沈むことがあった。 その辺りに住む漁師は「舟幽霊」と呼び、姿は海蛇をかなり大きくした姿だと言われている。
 霧が出てきて慌てたり騒いだりすると、舟ごとひっくり返されて命を落す。

<対処方法>
 霧が出てきたら皆、声を立てない。
 しばらく静かに進んでいると後ろの方から童子の声で「うおーい、うおーい」と呼ばれる。 舟頭はその声のした方へ
「よいよい、そこおれおれ」
と声をかけると、霧が晴れて無事にそこを通ることが出来る。
雅春様
大男 <伝説>
 瀬戸内海の豊浜町によく出たと言われている。
 夕暮れに一人で牡蠣を獲っていると、目の前に薄汚れた着物の大男が立っていた。 「何か用か?」と問いかけても返事はない。 怖くなって走って逃げたが、大男は後を追いかけてくる。
 やっと民家のある所まで来て振り返ると大男の姿は消えていたが、その人は数日以内に原因不明の病で死ぬ。

<対処方法>
 ありません。。。 
sin様
タクロウ火 <伝説>
 夜漁をしている時に、沖でチラチラと鬼火が燃える。 「おーい」と声をかけて呼び寄せると、あっという間に近寄ってきて呼んだ人に当たって消える。
 その火が当たった人は命を落すという。

<対処方法>
 呼び寄せないことです。
sin様
バタバタ <伝説>
 広島城下の屋敷や民家に現れ、庭や廊下や屋根裏・蔵など何処にでも現れる。
 これに出くわすと即座に命を落す。

<対処方法>
 音がし始めたら目を閉じてじっと動かない。 音が止むまで待つしかない。
雅春様
エンコウ <伝説>
 河童のこと。 昼ま出会うと「相撲を取りに夜また来い」と言われる。
 行けばひっかかれて傷だらけにされ、コテンパンに負かされる。 次の日も次の日も、川子が負けるまで相撲を続けなくてはいけなくなる。
 では行かなかったらどうなるか?
 寝ている間に血を抜き取られて死んでしまう。

<対処方法>
 相撲を取る前におじぎをする。 すると川子もマネをするので、頭の皿の水がこぼれ落ち、相撲に簡単に勝てる。 
雅春様
青蛇 <伝説>
 広島県江の川で見られる妖怪。 川の深みに住んでいるらしい。身体は深い青色で、背中には苔や水草が生えている。
 たまに深みにはまる人を引きずり込んで食べてしまう。台風や大雨で川が増水すると、稀に水面に出てきて泳いでいるのを目撃出来る。
 見た目はヘビのようだが、ヘビよりも頭が長くて前足が付いている。

<対処方法>
 金属を身につけておくと近寄らないらしい。
源様
雪ミノ <伝説>
 芸北周辺出没するらしい。妖怪の姿が白く雪のようなミノを被っているらしいので雪ミノという。 ミノとは昔の雨除けや雪除けに着ていた藁製の合羽みたいな物の事。
 雪の多い日の夕方、つまり逢ヶ魔時に一人で歩いていると後ろから「サクサク」と雪の上を歩く音がします。誰かいるのかと思って振りかえっても、誰もおらず、足跡だけが残っている。気味が悪くなって走ると、また足音が聞こえてきて、追い掛けるようにして来るらしい。だんだんとスピードを上げても、足音はついて来て、途中でつまずくとそのまま雪に呑まれて凍死してしまう。

<対処方法>
  焦らずにゆっくりと歩いていく事。 家の前までくると足音も足跡も無くなるらしい。
源様
大手の怪 <伝説>
 かつて広島城の大手門を夜通ろうとした侍を襲った怪。
 門の向こうから大きな手が伸びて来て、人をつかんでは堀に投げ込んだ。しまいには家老まで被害に遭い、立ち向かう者も多かったが皆やられてしまっていた。
 そこで武勇で知られた侍が挑む事となり、馬の背に後ろ向きに乗って門に入ろうとした。
 またしても怪物に体をつかまれたが、手綱を持っていなかったので両手が空いていた。 斬り付けた所、門の内側で何かが落ちた音がした。駆け寄ってみると、大きな狸が死んでいたという。

<対処方法>
 上記を見て明らか。 馬で通るなら後ろ向き(爆)で両手は空いていた方が良い。 しかし今なら車のヘッドライトで十分かも・・・
山野野衾様
野衾 <伝説>
 現在の広島市の己斐の茶臼山に、二人の侍が登った時の事。 渋紙の様なものが置いてあったので腰をおろして休む事にした。
 気分が良くうとうととしかけたが、その途端敷かれていたものが二人をつつみこもうとした。 振りほどこうとすると余計に締め付けてきたので斬り払った所、北の空へ消えていった。
 後日物知りに聞いた所、それは野衾といって千歳を経た蝙蝠の化け物で血を吸うものだと言われた。

<対処方法>
 むやみやたらに腰を下ろすなという事。 近頃の若者への警告かも(笑)
山野野衾様
八丁堀の怪 <伝説>
 白島の化け狸。 広島市の八丁堀は今では繁華街となっているが、かつてまだ御城の外堀が埋められていなかった頃には良く狐狸が人を化かしたという。
 泉邸の庭にあった樹齢数百年といわれたツヅの木ではよく狸が芝居をした。 また砂を撒いたり薬缶や樽を吊り下げて驚かせた。 白島ではそればかりではなく車を引く人の前に銭を撒いた。
 拾おうと近寄ると遠くへ行くので追うのだが、結局諦めて戻る事になった。荷台を見ると荷物がとられておりこれが牛乳や牛肉の頃まで続いたという。
余談だが八丁堀の地名はかつてそこに外堀があった事に因む。

<対処方法>
 今は外堀は埋められている。 だが狸のいたずらは未だ八丁堀では有名。
 あ・・・、あれは狐と狸の化かし合いか。。。
山野野衾様
波児 <伝説>
 我が家が海運業(海賊)を営んでいたので恐れていたそうです。
 船縁の低い船に取り付いて、船を揺する妖怪です。 子供くらいの手が沢山、船縁を掴んで左右に揺すり船を転覆させようとする妖怪で、水死した人の霊?らしいです。 聞いた話では100年生きたヒトデかなんかだったと思います。

<対処方法>
 真水をかけるか、船の揺れる方向の反対に舵を切ること、だそうです。
 ちなみに昼は出ません。
源様
天狗 <伝説>
 比婆郡西城町と島根県の境にある○野神社の参道。 この杉の枝をもって帰ると天狗がさらいに来るという。

<対処方法>
 むやみやたらに木を折って持って帰るなということです(笑)
 木に限らず『石』も『砂』危険です。(甲子園の砂は可)
柘榴様