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甲斐庄楠音研究10

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From: "Masao Kohmura" <komura@cg.tuad.ac.jp>
Subject: [gs-club:0169]RE: [gs-club:0155] 甲斐庄の「肥えた女」「踊る女」
Date: Fri, 8 Oct 1999 11:01:48 +0900

>こんにちは。ヤマネです。
>『甲斐庄楠音展』の図録紹介の、その二です。
> 今回は「肥えた女」の筋です。
>ここにアップした「肥え女」は、前回アップの「やせ女」のシリーズより多いですが、
>図録の全体で見ると「やせ女」の方がずっと多いです。

「踊る女」シリーズを待ってます。幻覚がすごい。

マム・山形

 

Date: Fri, 08 Oct 1999 12:33:52 +0900
From: mephisto <mephisto@jwg.vip.co.jp>
Subject: [gs-club:0170]栗田勇氏について

mephistoです、こんちわ。

甲斐庄楠音の評伝『女人賛歌』、ぼくも、手に入れることができました。一読した限りでは、そんなに悪い本でもないという感じでした。それに、物置に埋もれていた「畜生塚」を発掘したのが、ほかならぬ、この著者の栗田さんだ、ということらしいので、われわれとすれば、感謝すべき恩人です。

栗田勇氏について、紀伊国屋のデータベースで検索してみました。
有名な「マルドロールの歌」「ナジャ」の翻訳者でした。

検索結果 67 matches
1. 西行から最澄へ 日本文化と仏教思想
栗田勇/岩波書店 99/03出版 245p 20cm NDC:911.142 \2,300
2. 最澄 3
栗田勇/新潮社 98/08出版 481p 23cm NDC:913.6 \3,000
3. 最澄 2
栗田勇/新潮社 98/08出版 524p 23cm NDC:913.6 \3,300
4. 最澄 1
栗田勇/新潮社 98/08出版 607p 23cm NDC:913.6 \3,500
5. 盆栽発見 その日その日
栗田勇/新潮社 97/11出版 326p 20cm NDC:627.8 \2,300
6. マルドロ−ルの歌
ロ−トレアモン栗田勇 /現代思潮社 90/10出版442p \3,800
7. 飛鳥大和美の巡礼 (講談社学術文庫 )
栗田勇/講談社 96/05出版 292p 15cm NDC:702.133 \874
8. 白隠の読み方 (ノン・ブック ) 謎の禅師
栗田勇/祥伝社 95/10出版 291p 18cm NDC:188.82 \857
9. 而今の花
栗田勇/作品社 95/09出版 229p 21cm NDC:914.6 \2,427
10. 最澄と天台本覚思想 日本精神史序説
栗田勇/作品社 94/09出版 257p 20cm NDC:188.4 \2,136
11. 日本文化のキ−ワ−ド (Non book ) 7つのやまと言葉でその宝庫を開く (愛蔵版 )
栗田勇/祥伝社 93/07出版 187p 18cm NDC:361.5 \1,238
12. ナジャ
アンドレ・ブルトン栗田勇 /現代思潮社 86/10出版176p 20cm NDC:953 \2,000
13. スペイン・ヨ−ロッパの窓 南蛮へのあこがれ
栗田勇/富士通経営研修所 92/04出版 238p 20cmX14cm NDC:293.6 \1,942
14. 美の探訪
栗田勇/クレオ 91/10出版 255p 27cmX20cm NDC:708 \2,903
15. 私の博物誌
共同通信社栗田勇 /共同通信社 90/11出版254p 19cmX13cm NDC:460.4 \971
16. 千利休と日本人 いま甦る「ばさら」の精神
栗田勇/祥伝社 90/11出版 285p 20cmX14cm NDC:791.2 \1,600
17. 古寺巡礼 日本精神の風景
栗田勇/春秋社 90/10出版 265p 20cmX14cm NDC:185.91 \1,845
18. 道元・一遍・良寛 日本人のこころ
栗田勇/春秋社 90/01出版 216p 20cmX14cm NDC:188.82 \1,600
19. 良寛さん (とんぼの本 )
栗田勇/新潮社 89/09出版 128p 22cmX17cm NDC:188.82 \1,400
20. 禅と日本人
栗田勇/河出書房新社 89/06出版 229p 20cmX14cm NDC:188.8 \1,845
21. 造化のこころ 日本の自然と美のかたち
栗田勇/白水社 88/12出版 232p 20cmX14cm NDC:361.5 \1,500
22. 女人讃歌 甲斐庄楠音の生涯
栗田勇/新潮社 87/08出版 211p 20cmX14cm NDC:721.9 \1,700
23. 雪月花の心
栗田勇富士通経営研修所 /祥伝社 87/06出版191p 20cmX14cm NDC:361.5 \1,800
24. 遊行ひじり一遍 (財団図書 )
栗田勇/愛媛県文化振興財団 (愛媛県教科図書 ) 88/03出版 252p 19cm NDC:188.692 \900
25. 一遍 (思想読本 )
栗田勇/法蔵館 87/02出版 203p 21cm NDC:188.692 \1,500
26. 栗田勇著作集 第4巻
栗田勇/講談社 86/06出版 407p 20cm NDC:708 \2,500
27. これだけは見ておきたい桜 (とんぼの本 )
栗田勇/新潮社 86/03出版 127p 22cm NDC:479.75 \1,600
28. 神やどる大和
栗田勇/新潮社 86/02出版 266p 22cm NDC:163.1 \2,301
29. 良寛入門 (ノン・ブック ) もっと愚かに、もっと伸びやかに生きる道
栗田勇/祥伝社 85/09出版 247p 18cm NDC:188.82 \848
30. アントニオ・ガウディ
栗田勇/パルコ出版局 85/08出版 163p 25cm NDC:523.36 \3,200
31. 神々の愛でし都
栗田勇/中央公論新社 76/07出版 273p 20cm NDC:915.6 \1,200
32. イスラム・スペイン建築への旅 (朝日選書 ) 薄明の空間体験
栗田勇/朝日新聞社 85/02出版 236p 19cm NDC:915.6 \981
33. 道元の読み方 (ノン・ブック ) 今を生き切る哲学―『正法眼蔵』
栗田勇/祥伝社 84/11出版 272p 18cm NDC:188.84 \848
34. ロ−トレアモン全集
栗田勇/人文書院 80/05出版 470p NDC:951 \3,800
35. 竹久夢二写真館「女」 (とんぼの本 )
竹久夢二栗田勇 /新潮社 83/10出版 119p 22cm NDC:721.9 \1,359
36. 竹久夢二 愛と詩の旅人
竹久夢二栗田勇 /山陽新聞社 83/09出版 183p 30cm NDC:721.9 \2,524
37. 海の聖地金毘羅
栗田勇/山陽新聞社 83/07出版 196p NDC:175.982 \2,200
38. 古都逍遥 風の旅路
栗田勇/筑摩書房 83/05出版 268p 20cm NDC:914.6 \2,200
39. われらは美しき廃墟をもちうるだろうか
栗田勇/TBSブリタニカ 79/08出版 313p 20cm NDC:704 \1,600
40. わがガウディ (朝日選書 ) 劇的なる空間
栗田勇/朝日新聞社 81/11出版 246p 19cm NDC:523.36 \1,117
41. マルドロ−ルの歌 (角川文庫 )
コント・ドゥ・ロ−トレアモン栗田勇/角川書店 80/10出版 340p 15cm NDC:951 \580
42. 文明のたそがれ (Books′80 )
栗田勇/TBSブリタニカ 80/05出版 208p 19cm NDC:361.5 \900
43. 日本美の原像 (三省堂選書 )
栗田勇/三省堂 77/05出版 200p 19cm NDC:701.2 \850
44. 都市とデザイン (SD選書 )
栗田勇/鹿島出版会 256p \980
45. 思想としての建築 (SD選書 )
栗田勇/鹿島出版会 78/04出版 189p 19cm NDC:520.1 \980
46. 思索の風景 都市への架橋
栗田勇/白川書院 77/09出版 259p NDC:914.6 \1,456
47. 孤独な日本人 いまなぜ宗教か
栗田勇/サンケイ出版 82/02出版 262p 19cm NDC:180.4 \980
48. 古都遍歴 嵯峨野より
栗田勇/筑摩書房 81/10出版 201p 20cm NDC:914.6 \1,800
49. 古都転生 京都2―水の愁い
栗田勇/筑摩書房 80/08出版 236p 20cm NDC:291.62 \1,800
50. 古都往還 京都―時の愁い
栗田勇/筑摩書房 80/04出版 205p 20cm NDC:291.62 \1,800
51. 栗田勇著作集 第9巻
栗田勇/講談社 80/02出版 373p 20cm NDC:708 \1,748
52. 栗田勇著作集 第8巻
栗田勇/講談社 79/09出版 385p 20cm NDC:708 \1,748
53. 栗田勇著作集 第7巻
栗田勇/講談社 79/08出版 382p 20cm NDC:708 \1,748
54. 栗田勇著作集 第6巻
栗田勇/講談社 79/12出版 386p 20cm NDC:708 \1,748
55. 栗田勇著作集 第5巻
栗田勇/講談社 79/07出版 395p 20cm NDC:708 \1,748
56. 栗田勇著作集 紅葉の美学;日本美の源流第2巻
栗田勇/講談社 79/05出版 386p NDC:708 \1,748
57. 栗田勇著作集 第12巻
栗田勇/講談社 79/10出版 397p 20cm NDC:708 \1,748
58. 栗田勇著作集 第11巻
栗田勇/講談社 80/01出版 372p 20cm NDC:708 \1,748
59. 栗田勇著作集 第10巻
栗田勇/講談社 79/11出版 374p 20cm NDC:708 \1,800
60. 栗田勇著作集 第1巻
栗田勇/講談社 79/06出版 403p 20cm NDC:708 \1,748
61. 栗田勇著作集 第3巻
栗田勇/講談社 81/06出版 370p 20cm NDC:708 \1,800
62. 熊野高野・冥府の旅
栗田勇/新潮社 79/08出版 240p 22cm NDC:182.1 \2,300
63. 空間としての建築 (SD選書 ) 上
B・ゼ−ヴィ栗田勇 /鹿島出版会 77/10出版178p NDC:520.1 \1,800
64. 空間としての建築 (SD選書 ) 下
B・ゼ−ヴィ栗田勇 /鹿島出版会 77/10出版366p NDC:520.1 \1,800
65. 失われた古代都市99の謎 (サンポウ・ブックス ) バビロン、ペルセポリスはなぜ滅びたか
栗田勇/サンポウジャ−ナル 78/10出版 262p 18cm NDC:209.3 \600
66. 一遍上人 旅の思索者
栗田勇/新潮社 77/09出版 263p 22cm NDC:188.692 \2,913
67. 飛鳥大和・美の巡礼
栗田勇/新潮社 78/09出版 232p 22cm NDC:702.133 \2,000

 

From: "hakushou" <copper@par.allnet.ne.jp>
Subject: [gs-club:0171]身につまされる話。
Date: Fri, 8 Oct 1999 16:01:12 +0900

白翔です。
昼近くに起きて、今からやっと仕事の刷りにはいります。
又一日が始まった。メールというのはいいね。郵便受けに
行かなくていい。

あはっ。mephistoさん。さすがに速い。
栗田勇何冊かよんでいます。ウンウン。一級の評論家です。好きなタイプの評論家だねえ。迫る方向がいい。納得させない本である筈も無い。黒を白と言いくるめるだけの腕は十分。アレですよ。どんな嘘をついたとしても、どんな出鱈目を書いたとしても舌先三寸、読者を納得させれば優れた評論である。特に小説家なんか最たるもの。嘘八百連ねて「ウン、あるある。」言わせれば成功なんです。どんな真実を話したところで「うっそう!」いわれたら目も当てられない。ことは読者の想像力いかんですから。この世に詐欺師が蔓延する理由でもあるし、この世に冤罪の尽きることまじの理由ということです。ほんにこの世はままならない。

評論とは極めて純粋な自我の投影ですから、基本的には評論のおおくは己を語っているにすぎない。ただ自分のことを語っている。そのことに共感するや否や。アレですよ。甲斐庄楠音の経歴が書いてありますよね。これでさえ編者の解釈が大きいんですから。書き手が違えば人物像が一変します。ただこの場合は最小最大の範囲内のことで想像力がどこまでも飛ぶ訳にはいかないのは言うまでもない。

栗田も光の当てようで解釈は違ってくる訳です。異端好みというのは癖としてあるんじゃないですか?気持ち悪いのが何でいけないの?というね。土田麦僊が「きたない絵」と言って陳列を拒否したのは甲斐の庄にとっては青天のへきれきだったかもしれないが、本人は気付きません。「美しきもの」を全精力で描いたんですから。深層の心理はとりわけ本人には分からない。それが自認できれば多くの精神疾患は消えてなくなるそうです。麦僊は甲斐の庄の性癖も含めて深層の快楽原則に異をとなえた。気持ち悪かったんだろうなあ。おそらく。その評価は今でも概ね合っているんではないですか?

女を深層では憎みながら女を讃歌する甲斐の庄のアンビヴァレンツな心を絵を通じて知らず知らずのうちに精神分析医の目で皆さん楽しんでいる訳です。恐いもの見たさで。出る出る。確実に出る。というより絵という表現は深層の快感原則を披瀝する場であるわけなんだ。私(白翔)にしてもこのように言葉によって皆さんに分析して欲しいという願望はある訳です。仲間同士では本との話は出来ないわけですから。何故なら確実にケンカになります。遠慮なく分析して欲しいけどねえ。ほんとの話は瀕死の重傷を負うのは間違い無い。恐い話ではあるけどねえ。でも聞けるとしたらこういう場でしか不可能でしょう。一言感想を述べただけでも感覚というのは千差万別。面白いねえ。気持ち悪いと神々しいとの共通点は有りや無しや?面白いねえ。

女を深層では憎みながら女を讃歌する甲斐の庄のアンビヴァレンツな心分裂症の気質を持っていたんではないですか? というのはそのことです。つまり、あの時に確実に分裂しましたね? それが私の解釈です。それと同性愛というのも関連して関係があるんじゃあないですか?同性愛のふりをした異性愛者というのは、まあ、そんな反転したふりをする人も珍しいからそれはそれで興味深いが、甲斐の庄の場合、彼女に去られたショックでそうなったとは思わないねえ。むしろ因果関係は逆だねえ。裏切りの原因が己にあった。これを自認できなければ救われることは無い。恨みだけが残る。恨みの対象があるだけましだ。生まれつきでなければ長い人生の間には戻るよねえ。そこを嘘はつけません。多分、
生まれつきだねえ。時が経ってしまえば人物ファイルの一つのデータとして二重人格も三重も(40だってあるそうです)ひっくるめて楽しむわけですが、独りのにんげんの中に20の人格が住めるという事実だって最近の発見ですよね。昔にはいなかったんだ。そういう人は。烟猴さんの所で甲斐の庄おつと。ということで膨らんだ話ではあるけれども、何で夢中になるかと言うと身につまされる話ではあるのよ。烟猴さんには文学者の肖像画をお勧めしたが、100点揃っていざ展覧会。汚いから陳列中止ということはありうる話でしょう。私にしても同じだわねえ。他人事とはおもえない。違う?ヤマネさん。

 

From: "Eiji Yamane" <eiji_yamane@hotmail.com>
Date: Fri, 8 Oct 1999 20:46:13 +0900
Subject: [gs-club:0173]甲斐庄の「酔う女」

こんばんは。ヤマネです。 mailto:eiji_yamane@hotmail.com

『甲斐庄楠音展』図録の紹介、その三。
「酔う女」の筋です。

「露の乾かぬ間」大正4
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t0401.JPG

「横櫛」大正5
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t0501.JPG

「横櫛」大正7
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t0701.JPG

「横櫛胸像」大正7
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t0702.JPG

「島原の女」大正9
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t0901.JPG

「女人像」大正9頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t0902.JPG

「幻覚」大正9頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t0903.JPG

「舞う」大正10
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t1001.JPG

「花に酔」大正10頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t1002.JPG

「春宵」大正10頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t1003.JPG

「舞う」大正13頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t1301.JPG

「悪女菩薩」大正13頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t1302.JPG

「太夫道中図」大正13頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t1303.JPG

「芸妓」大正15頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-t1501.JPG

「口紅之図」昭和4頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-s0401.JPG

「裸婦」昭和5頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-s0501.JPG

「両手を広げる女」昭和5頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-s0502.JPG

「紫君」昭和5
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-s0503.JPG

「舞の図」昭和6頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-s0601.JPG

「汗ばむ頃」昭和7
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-s0701.JPG

「女と百人一首」昭和7頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-s0702.JPG

「桜子」昭和11頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-s1101.JPG

「横櫛」昭和37
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-s3701.JPG

「丸髷」昭和40頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-s4001.JPG

「夕化粧」昭和52頃
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/x-s5201.JPG

 

From: "Eiji Yamane" <eiji_yamane@hotmail.com>
Subject: [gs-club:0177]白百合
Date: Sat, 9 Oct 1999 09:32:50 +0900

こんにちは。ヤマネです。 mailto:eiji_yamane@hotmail.com

----- Original Message -----
送信者 : Masao Kohmura <komura@cg.tuad.ac.jp>
件名 : [gs-club:0161] RE: ジョコンダ(モナリザ)
> >>「白百合と女」大正9年
> http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/f-t0901.JPG
> >は、若い女であるにもかかわらず、異常に腹がつきだしているから、これは「孕
> >んだ女」ですよね。そして、
> それは確か。そしてこの神々しさに注目したい。
----- Original Message -----
送信者 : hakushou <copper@par.allnet.ne.jp>
件名 : [gs-club:0167] RE: [gs-club:0166] ♪Re:三つの「横櫛」
> そう、私も「白百合と女」に神々しさは感じない。
> 白百合は純潔とかいう意味だよね。白い野に咲くユリ。
> 中世ヨーロッパの絵には処女懐胎の象徴として出てくる。
> しかし、そろそろ「きたない絵」に入りつつあるように思うんだが・・。

甲斐庄の『白百合と女』が「神々しい」という形容がふさわしいかどうか、という問題です・・・・、

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/8284/kainoshou/lippi01.JPG
こちらはphilipo lippi『受胎告知』ですが、比べてみてください、

「孕み女」を表現するための、白百合は、瑞々しいのがふつうではないでしょうか。しかし甲斐庄の『白百合と女』のそれは、黄ばみ、うなだれ、葉がちぎれています。ですから、甲斐庄の表現意図は、「本来は、聖母になるはずの女が、けがされた」ということなのではないでしょうか。

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