
§ ソルバーを使って"食塩水の濃度問題"の解を求める
| [例題] 6%の食塩水と9%の食塩水をまぜて、7%の食塩水を600gを作りました。6%と9%食塩水をおのおの何g使いましたか? |
"ツルカメ算"に続き、今回はこれまた文系には厄介な"食塩水の濃度問題"の解を求めます。
みなさん、この問題の解き方憶えてはりますか!!
小学校6年か中学1年の時に習いましたよねぇ ?
そんなもん、憶えてるかいなぁ 〜 !!!
とお嘆きの方に、"ソルバー"がお役に立ちます。
数値入力欄に、この問題で使用する数値6・9・7・600を入力します。
後は、メニュー・バーの[ツール(T)]→[ソルバー(V)]→[ソルバー:パラメータ設定]の実行ボタンを押します。
→
↓
結果として、セルD9(6%の食塩水の重量)・D10(9%食塩水の重量)が100→400・100→200と変化します。
ですから、求める解は400(6%の食塩水の重量)と200(9%食塩水の重量)ということになります。
尚、初めてソルバーをお使いになる方は、ソルバーをインストールして下さい。
詳細は、"ソルバーを使ってツルカメ算の解を求める"を見てください。
◎基本的な考え方
ソルバーとは、結果から原因(複数)を導き出すものでと考えています。
では、この問題でいう結果とは何でしょうか?
それは、"7%の食塩水が600g作られた"ということです。
では、この問題でいう原因とは?
それは、"6%の食塩水と9%の食塩水を混ぜた"ということです。
ただここで、各々何g使用したのか判りません。それをソルバーが解明してくれます。
これをソルバーでは、”最適化”といいます。
詳細はExcelのサンプルとして、SOLVSAMP.xlsが添付されています。
(WinXPでは、C:\Program Files\Microsoft Office\Office10\Samplesのディレクトリー内です)
マクロソフトのサイトにも、”ソルバー”のことを掲載されています。
マイクロソフト・ソルバーで検索
◎パラメータの設定 (重要)
ソルバーを使って問題を解決する場合、ソルバーにある程度の情報を与えておく必要があります。
それが、パラメータの設定です。
パラメータには、4っの項目があります。目的セル・目標値・変化させるセル・制約条件です。
(1)目的セル
結果から原因を求めることを目的とするソルバーにおいて、ここの値は結果を表すセルということに
なります。そして、原因と結果には何らかの因果関係があることから、これを数式で表現します。
(そうしないと、数学的な解は求められない!!)
サンプルでは、目的セルをC14に設定しました。
C14には、”=D9+D10”という数式が入っています。
ここで、セルD9とD10(食塩水の重量)を100にした訳は、この問題がパーセント(百分率)で表されているので、
100を1単位とした方がわかり易いと思ったからです(塩の重量が整数値になる)。
以前の”ツルカメ算”では1匹を1単位と考えたので、目的セルつまり胴体の合計は2となりました。
で、今回の”食塩水の濃度問題”では100と100で200ということになります。
ちなみに、塩のみの重さも求めておきます。セルC13に、E9+E10が入ります。
(2)目標値
最大値・最小値・値がラジオボタンで選択できるようになっていますが、通常、最大値が選択されます。
(私自身、ここの使い方はあまりわかりません?)
(3)変化させるセル
結果から原因を求めることを目的とするソルバーにおいて、ここの値は原因を表すセルということに
なります。つまり、セルD9とD10の値(各食塩水の重量)が最適化によって、どう変化するのかと
いうことになります。
(4)制約条件
目的セル・目標値・変化させるセルだけの入力では、情報は不十分です。そこで、その他の付加情報を
この制約条件に入力してやります。
このサンプルでは、3っの情報を付加しています。
@ C13 = F21
塩の重さの合計を15→42に変化させる。これは、おのおのの1単位当たり(100g)の塩の重さの合計
6gと9gを加えたもの(6+9=15g)で、7%の食塩水を600g作るための必要量:塩42g(600x0.07)
まで増加させるという情報です。
(ちなみに、セルC13には1単位当たりの塩の重さの合計、F21には7%の食塩水を600g作るための塩
の量が入るように設定させています。もちろん、数式です。)
A C14 <= E19
食塩水の重さを200→600に変化させる。これは、7%の食塩水を600g作るための情報です。
(ちなみに、セルC14には1単位当たりの食塩水の合計、E19には出来上がった食塩水の重さ入るように設
定させています。もちろん、数式です。)
A D9:D10 = 整数 ← 注意
この数式はソルバーの制約条件独特の様式です。セルD9とD10の値(最適化した値)が整数値になるように
要求するものです。
(この数式は、他のところで使用するとエラーになります)
◎サンプルのダウンロード
これで、”食塩水の濃度問題”の解説を終了します。
今回もサンプルを用意しました。どうぞ、ご自由にイジくって下さい。
★サンプルの使い方
例題では、7%の食塩水を600g作りましたが、”8%の食塩水を600g”作る場合はどうしたらいいでしょうか?
サンプル(sol2.xls)の数値入力欄の白ヌキの箇所を7→8に変更してから、ソルバーを実行してください。
解答は、6%の食塩水が200g・9%の食塩水が400gとなるはずです。
私もソルバーを本格的に使い出して、まだ数ヶ月あまりです。この機能の可能性はかなりあるのでは
ないでしょうか。例えば、”距離・速度・時間の問題”とか”自由落下速度の問題”とか応用は数え切
れない程ありそうです。
では、また ・・・・・・・
畑本 賢治
(( ソルバー・シリーズ ))
◎第1弾 ソルバーを使って”ツルカメ算”の解を求める
◎第3弾 ソルバーを使って”自動勤務表”を作成する