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渥美和彦(あつみ かずひこ)

菊地眞悟 著「本物の治す力―生命の力を高めれば、なにがあっても大丈夫」(ハート出版、2004年4月1日 第1刷)より

◆「本物医療の達人」との対話 3
西洋医学と伝統医療を統合し
生命の全体を視野に入れた医療を
日本代替・相補・伝統医療連絡会議(JACT)理事長 渥美和彦氏

1928年大阪生まれ。東京大学医学部卒。同付属病院木本外科で心臓外科を専攻し、人工臓器や医用工学の研究に従事。同大医学部医用電子研究施設助教授をへて67年、同大医学部教授。89年、定年退職。東京大学名誉教授。66年朝日学術奨励賞。82年アメリカレーザ医学会賞(アメリカレーザ医学会)、88年バイオマテリアル科学功績賞(バイオマテリアル学会)、91年日経BP技術賞(医療部門、日本経済新聞社)など受賞。

渥美和彦 著「PHP新書 自分を守る患者学―なぜいま「統合医療」なのか」(PHP研究所、2002年3月1日 第1版第1刷)より

1928年大阪生まれ。東京大学医学部卒業後、心臓外科を専攻し、人工臓器、レーザー、医用コンピュータなど医用工学の研究に従事。東京大学医学部医用電子研究施設助教授、教授、施設長を歴任し、平成元年退官。東京大学名誉教授。その後、鈴鹿医療科学大学学長、日本学術会議会員、同会議第7部長を経て、1998年、「日本代替・相補・伝統医療連合会議」(JACT)を設立。現在、同会議理事長。2001年、日本統合医療学会を設立し、代表を務める。編著書に『人工臓器』(岩波書店)、『医学これからこうなる』(集英社)、『バイオメーション』(清流出版)、『統合医療への道』(春秋社)、『代替医療のすすめ』(日本医療企画)など多数。

第一章 なぜいま「統合医療」なのか
3 私が「統合医療」に踏み込んだ理由
宇宙との一体感を味わう
私は二回ほど、「宇宙との一体感」を味わったことがあります。これは非常に珍しいパーソナルな体験なのかもしれませんが、アメリカの宇宙飛行士のなかには、宇宙飛行を経験して人生観が変わったという人がたくさんいますし、伝道師になった飛行士もいる、ということと相通じるようにも思います。
(略)

科学を超えたものへの理解
(略)
さらに、「気」とか「第六感」とか「テレパシー」にも私は興味を持っています。
テレパシーというのも実際にあり、第六感もあると思います。これらの能力は、昔は人間を含め、生物はどれも持っていたのが、人間は進化することによってだんだん失ってきたのでしょう。私はそういうものに対する真摯な関心もありました。新しいものに挑戦するスピリットはずっと持ち続けてきました。とくに非常に難しい境界のところを切り開いていくことは、決して嫌いではないのです。しかも、科学を超えたものがほんとうにあることも理解しています。そういう要素が私にあったのでしょう。それが相補・代替医療に関心を持った背景だと思っています。

第五章 「統合医療」に医学の未来を―帯津良一氏との対話から

日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)
ホームページ:http://www.health-station.com/jact/

渥美和彦、廣瀬輝夫 著「代替医療のすすめ―患者中心の医療をつくる」(日本医療企画、2001年5月10日 第1版第1刷)より

1954年、東京大学医学部卒業後、心臓外科を専攻し、人工臓器、超音波医用コンピュータなどの医用工学の研究に従事。64年、同医学部医用電子研究施設助教授、66年教授、73年施設長歴任。89年、退官し名誉教授。95年、鈴鹿医療科学技術大学(現鈴鹿医療科学大学)学長に就任。退任後の98年12月、日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)を設立し、初代理事長に就任。朝日学術奨励賞(65)、日本医科科器械学会著述賞(82)、アメリカレーザー医学会賞(83)などを受賞。

渥美和彦、上野圭一 著「統合医療への道―21世紀の医療のすがた」(春秋社、2000年9月25日 第1刷)より

昭和3年大阪生まれ。東京大学医学部卒。昭和30年、同大学医学部付属病院木本外科で人工臓器や医用工学の研究を始める。その後、同大学医用電子研究施設の助教授、教授、施設長を歴任し、平成元年定年退官。東京大学名誉教授。その後、鈴鹿医療科学大学学長、日本学術会議会員、同会議第7部長を経て、「日本代替・相補・伝統医療連合会議」(JACT)を設立。現在、同会議理事長。編著書に『人工臓器』(岩波書店)『医療情報システム総説』『レーザー医学』『ライフサイエンスにおける人工臓器と臓器移植』『バイオメーション』『医学─これからこうなる』など多数。

渥美 私は何べんも切った。それから、鉄の針、かなり太い針を腕に突き通したりもしました。最初に皮膚の中に入れるときと、先端が出るときが少し痛い。その二カ所でクンバハカで気を集中するとできるんです。
上野 ほとんど出血がないんでしょう?
渥美 血は全然出てこない。それから、テレパシーと言いまして、別の部屋にいる人が紫色や赤色のイメージを送って、それを当てる訓練や、人を目隠しして、その人に右に回れ、左へ回れと念ずると、そのとおり回るようになる、ということをやりました。スプーン曲げの場合も、曲がる状況を自分でイメージしながらやると、曲がるんです。
西洋医学一辺倒の人はそんなことは頭から否定するでしょうが、私はいわゆる「超能力」を自分で体験しているので、彼らとはちょっと感覚が違うんでしょうね。
上野 そうですね。ところで、天風先生とは直接の出会いはあったのですか。
渥美 学生のときに天風会の人から、「面白い会があるから、一度来いよ」と誘われて、講習会を聞きに行ったんです。天風先生はいろいろ大変な経験をされた方ですから、そのお話に非常に心に触れるものがあったんですね。ひとつそれでは夏期習練というのをやってみよう。それでずるずる入っていったという感じでした。今でもそのときの影響はあると信じています。
(略)

渥美和彦 著「NHKブックス 人工臓器─生と死をみつめる新技術」(日本放送協会、1996年2月24日 第1刷)より

1928年大阪府生まれ。54年東京大学医学部卒業。55年より同大学医学部付属病院で人工臓器や医用工学の研究を開始。その後、同大学医用電子研究施設の助教授、教授、施設長を歴任し、89年定年退官。東京大学名誉教授。91年第15期日本学術会議会員に選任され、94年より第16期日本学術会議第7部部長。95年鈴鹿医療科学技術大学学長に就任。また、これまでに、国際人工臓器学会、国際レーザー医学会、日本エム・イー学会の各会長や、日本人工臓器学会の理事長を務めている。専門は、人工臓器、医用高分子、レーザー医学など。
主な編著書に『人工臓器』『医療情報システム総説』『レーザー医学─基礎と臨床』『バイオメディカルエンジニアリング─21世紀のMEを探る』『医学 これからこうなる』ほか多数。

さて、科学観に基づいた西洋医学と、自然観に基づいた東洋医学との超越をはかり、第三の医学を創造する方法について、現在、確固とした方法論は存在しない。しかし、どうやらこの方法は超科学的な方法に依存せざるをえないと考えられる。それは、表41にあげられるような文化人類学的、医学的、心理学的、情報学的、哲学的、あるいは宗教的などの多様なアプローチを用いて試行錯誤せざるをえないと考えられるのである。