安保徹(あぼ とおる)

藤澤重樹 著「アトピー治療革命―取りもどせる!健康肌 カラダにやさしい『タール剤』『脱軟』で、アトピーは必ずよくなる!」(永岡書店、2004年4月10日 初版)より

第6章 免疫のバランスを改善してアトピーを治す!
藤澤重樹×安保徹(新潟大学医学部教授) 司会進行:和田努(医療ジャーナリスト)

1947年、青森県三厨村生まれ。1972年、東北大学医学部卒業。医学博士。現在、新潟大学医学部教授。1980年、米国アラバマ大学留学中に「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製し、7番目の白血球の抗体の意から「Leu−7」と名付ける。1990年、胸腺外分化T細胞の発見によって注目され、それ以来、「古いリンパ球」を研究テーマとしている。著書に『免疫革命』(講談社インターナショナル)『絵でわかる免疫』(講談社)『未来免疫学』(インターメディカル)、共著に『免疫学問答』(河出書房新社)『奇跡が起こる爪もみ療法』(ビタミン文庫)など。

一つの仮説だけを信奉することは危険(医師も戸惑う健康情報/小内亨、2004年3月24日)

安保徹 著「免疫革命」(講談社インタ−ナショナル、2003年7月11日 第1刷)より

新潟大学大学院医学部・医歯学総合研究科教授。1947年青森県生まれ。東北大学医学部卒。米国アラバマ大学留学中の1980年に「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製、1989年には、それまで胸腺でのみつくられるとされていたT細胞が、じつは肝臓や腸管上皮でもつくられていることをつきとめ、胸腺外分化T細胞を発見した。1996年、白血球の自律神経支配のメカニズムを解明。2000年には、百年来の通説、胃潰瘍=胃酸説を覆す顆粒球説を発表し、大きな衝撃を与える。英文論文の発表数は200本以上、国際的な場で精力的に活躍し続ける、世界的免疫学者。著書に『未来免疫学』『絵でわかる免疫』『免疫学問答』など。

あとがき
(略)
また、臨床例をいつも教えてくれている「自律神経免疫療法」の仲間の医師の先生がたに感謝したいと思います。特に、福田稔、田島圭輔の両先生には、患者の方々の手記を使わせていただきました。AKAの近藤宏和、博田節夫両先生の症例は、とくに興味深いものでした。心から感謝しています。実際の症例を読むことは、読者の方々にとっても大きな励みになると思います。
安保徹

参考文献と本
(略)
日本語の本
1.安保徹「未来免疫学―あなたは顆粒球人間かリンパ球人間か」インターメディカル、1997年
2.安保徹「絵でわかる免疫」講談社、2001年
3.安保徹「医療が病をつくる―免疫からの警鐘」岩波書店、2000年
4.安保徹「ガンは自分で治せる」マキノ出版、2002年
5.西原克成「赤ちゃんはいつ人間になるのか」クレスト社、1998年
6.西原克成「健康は呼吸で決まる」実業之日本社、1998年
7.福田稔「難病を治す驚異の刺絡療法」マキノ出版、1999年
8.アトピー・ステロイド情報センター/住吉純子「ステロイドを止めた理由―離脱体験者35人による証言」つげ書房新社、1996年
9.深谷元継「ステロイド依存―ステロイドを止めたいアトピー性皮膚炎患者のために」つげ書房新社、1999年
10.玉置昭治「脱ステロイドでアトピーを治す」メディカ出版、1997年
11.藤沢重樹「ステロイドはもういらない―成人アトピーを治すスキンケア療法・アトピーの治し方」合同出版、1999年
12.福井和彦+患者の方々「医者がつくるアトピー患者がなおすアトピー」かんき出版、2000年
13.安保徹、水嶋丈雄池田国義「パーキンソン病を治す本」マキノ出版、2003年

毎日新聞 毎日の視点より

胆管がん放浪記第8回 安保教授のがん四箇条 社会部編集委員 新山恒彦

週刊現代(2002年8月24・31日号)より

朗報続々 「爪モミ療法」でガン・糖尿・アトピーが治った!

JNN報道特集(2002年7月7日放送)より

がん治療 もう一つの選択

針やレーザーで自律神経を刺激し、免疫力を高める。
そんな方法で、ガン治療に一定の成果をあげる民間療法がある。
自律神経免疫療法。副作用は殆どなく、医療費もかからない。
画期的なその治療法にスポットを当てる。

「週刊文春」(2002年4月4日号

花粉症のクスリで子供の身長が伸びなくなる(椎名玲吉中由紀)より

子宮筋腫が癌になる心配も
(略)
ステロイド剤をほとんど使わないでアトピー性皮膚炎の治療にあたっている、東池皮膚科クリニックの院長である森時孝氏も、医師選びは慎重に行うべきだと話す。
「ステロイド剤はホルモン剤ですから、女性が子宮筋腫を持っていた場合、ステロイドの投与で筋腫が大きくなり発癌などの心配も生まれます。(略)」
(略)
もうひとり、ステロイドの使用に強く反対の意を表しているのが新潟大学大学院医歯学総合研究科・免疫学・医動物分野の安保徹教授だ。(略)
「(略)ステロイドを投与されると、人生が三分の一しかなくなるといっても言い過ぎではありません。(略)

アトピー・ステロイド情報センターの論文コーナーより

アトピー性皮膚炎患者のためのステロイド離脱(1)
新潟大学医学部医動物学教授 安保 徹

安保徹、水嶋丈雄池田国義 著「パーキンソン病を治す本―薬を使わない画期的治療でよくなる人が続出! 」(マキノ出版、2003年2月23日 出版)

安保徹、無能唱元 著「免疫学問答―心とからだをつなぐ「原因療法」のすすめ」(河出書房新社、2002年12月30日 出版)

福田稔、安保徹 監修「ビタミン文庫 奇跡が起こる爪もみ療法」(マキノ出版、2002年6月23日 第1刷)より

1947年生まれ。東北大学医学部卒業。現在、新潟大学大学院医歯学総合研究科教授(国際感染医学講座 免疫学・医動物学分野)。1980年に「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製。2000年、100年来の通説、胃潰瘍=胃酸説を覆す顆粒球説を米国の専門誌 Digestive Diseases and Sciences に発表。著書に『未来免疫学』『絵でわかる免疫』『医療が病いをつくる』『ガンは自分で治せる』など。
自律神経免疫療法を行う全国の主なクリニック
小川優 アスティ歯科クリニック 北海道札幌市
池田国義 池田神経内科クリニック 千葉県市川市
川田信昭 昌平クリニック 東京都文京区
入野靖子 昌平クリニック 東京都文京区
永野剛造 永野医院 東京都渋谷区
住田憲是 望クリニック 東京都豊島区
田中二仁 正樹堂医院 東京都八王子市
花上弘昭 花上歯科医院 神奈川県厚木市
福田稔 福田医院 新潟県新潟市
須永隆夫 木戸クリニック 新潟県新潟市
池田朗彦 池田歯科医院 京都府宇治市
森川博史 森川診療所 京都府京都市
井上徹 しんとう内科医院 愛媛県伊予三島市
伊藤泰雄 山北診療所 高知県香美郡香我美町
安部敬雄 大安部外科胃腸科医院 福岡県北九州市
田島圭輔 田島外科医院 長崎県長崎市

安保徹 著「医療が病いをつくる―免疫からの警鐘」(岩波書店、2001年11月27日 第1刷)より

1947年生まれ。東北大学医学部卒業。現在、新潟大学大学院医歯学総合研究科教授(国際感染医学講座 免疫学・医動物学分野)。
米国アラバマ大学留学中の1980年に「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製。1989年、胸腺外分化T細胞の存在を発見。1996年、白血球の自律神経支配のメカニズムを初めて解明。1999年、マラリア感染の防御が胸腺外分化T細胞によって行なわれることを突き止める。2000年、100年来の通説、胃潰瘍=胃酸説を覆す顆粒球説を米国の専門誌 Digestive Diseases and Sciences に発表し、大きな衝撃を与える。国際的な場で精力的に研究成果を発表し続け、免疫学の最前線で活躍。著書に『未来免疫学』『絵でわかる免疫』など。

第1章 心とからだをつなぐもの
血液型と性格
交感神経優位のタイプは活動的で「顆粒球人間」となり、副交感神経優位のタイプはゆったりした「リンパ球人間」となることを述べた。しかし、この法則と関連して、血液型と人の性格の間にも関係があることが分かってきたのである。
長い間、血液型と性格のつながりが指摘されてきたが、この謎を科学的に明らかにした研究はこれまでなかったように思う。この「心とからだをつなぐ免疫学」の考え方によって、これらのつながりのメカニズムが明らかにできたのである。
人間ドックで測定した成人の末梢血のリンパ球のレベルを血液型ごとにまとめると次のようになる。O型39%、B型37%、A型36%、AB型34%である(対象者5000人)。この鋭い観察は畏友の福田稔医師が明らかにしたものであるが、この数字をながめながら私は、血液型によってリンパ球の比率がなぜ変化するのか、そのメカニズムを免疫学の見地から説明できることに思い当たったのである。
(略)
このようにして血液型によって新モンゴロイド(日本人を含む)のリンパ球レベルが決定されることになると性格の違いが生まれてくる。すなわちリンパ球人間(O型)はストレスに強く持続力がある性格となるし、顆粒球人間(AB型)は感受性が強く芸術肌の性格となる。その中間に位置するややリンパ球型(B型)は実行力が加わり、やや顆粒球型(A型)は情熱的となる。しかし、リンパ球比率の違いは数%レベルなので、すべての人の性格が完全に血液型に左右されるわけではない。あくまでも傾向として違いが出るだけである。
黒人や白人はほとんどがO型かA型なので、このような血液型と性格が話題となることはないのである。一部の黄色人種(古モンゴロイドのアメリカンインディアンなど)の血液型はすべてO型である。
(略)

第2章 なぜ病気になるのか
癌から逃れるには
(略)
では、癌になってしまったらどうしたらよいのであろうか。すぐに生活をふり返って、交感神経緊張を強いてきた原因を探り、それを取り除くことである。交感神経によって引き起こされた「血流障害」と「顆粒球増多」は癌になったあとでも可逆的で、原因を除くと元に戻ることがわかっている。そして、癌は自然退縮を始めるのである。
筆者らの研究を待つまでもなく、抗癌剤投与やX線照射などの癌治療を止め健康食品などを利用した癌患者で「奇跡的に癌が治った」と叫ぶ人が少なくないが、これは奇跡ではなく、本来、癌とはこういうものなのである。
(略)
弘前大学医学部生化学の佐藤公彦氏によって、「癌自体が生体防御反応の一つ」という考え方が最近提起されている。癌細胞が、激しい交感神経緊張状態によって産生された体内毒物(代謝産物)を排除するという考え方である。もしそうなら、交感神経緊張状態を止めると癌の存在意義がなくなり、癌が自然退縮してしまうこととつながってくる。
なぜ癌細胞が毒物を排除できるのであろうか。その理由は、癌細胞は増殖能も高いがアポトーシスで死ぬ力も強いからであろう。
(略)

第4章 生体反応の誤解が拡がるきっかけ
「白血球の自律神経支配」の発見について
故斉藤章先生は戦中戦後の感染症が猛威をふるった時代に、(1)感染微生物の粒子の大きさによって、二大白血球分画である顆粒球とリンパ球の必要とされる比率が決定される、(2)顆粒球とリンパ球の偏りと自律神経系とは密接に関連している、という大発見をした。
この「斉藤章の生物学的二進法」はそのまま世に広まることなく終わる可能性もあったが、近年の福田稔氏(写真)による発見、すなわち大気圧の変化──これは自律神経系の偏りを招く──が感染症(虫垂炎)の内容を左右する、つまり顆粒球による炎症かリンパ球による炎症に傾くかを決定しているという観察によって、再び私の心を揺り動かしたのである。
二人が前人未踏の世界に入れたのは、鋭い自然観察と既存の知識に影響されない強い感受性があったからではないかと思う。
(略)
この章の最後に、いつも私をはげましてくれている言葉をみなさんにも紹介したい。教授室の壁に貼ってある。
「独創を為すためには異端であらねばならない」(西澤潤一)

おわりに
(略)
しかし、本書で紹介したように、生体反応のほとんどは全身反応としての広がりを持つものであり、その局所的破綻も全身と関連している。21世紀を迎えたいま、このような対症療法から抜けだし、原因療法を行なう医療に脱皮する時期に来たのではないか。
この考えに賛同し、実際の治療にも応用している医師の福田稔、川田信昭、加藤信世の諸氏は次々に難病と診断された患者を軽快させている。慢性関節リウマチ、橋本氏病、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、尿毒症、腰痛、肩こり、妊娠中毒症、重症のつわり、癌と挙げると数限りない。
私自身は、この本の考え方とともに刺絡療法もとり入れている。刺絡療法の師は浅見鉄男先生である。
(略)

日本語の参考書または論文
1 斉藤章「自律神経のレベルからみた免疫とアレルギー3.自律神経の異常に基づくアレルギー現象の変貌について」『東北医誌』85巻228-246頁、1972.
2 安保徹・川村俊彦「環境、体調によって変化する免疫系そして疾患群」『臨床病理』45巻3-12頁、1997.
3 安保徹『未来免疫学―あなたは「顆粒球人間」か「リンパ球人間」か』(インターメディカル)、1997.
4 浅見鉄男『21世紀の医学―井穴刺絡学・頭部刺絡学論文集』(近代文芸社)、1998.
5 西原克成『赤ちゃんはいつ人間になるのか』(クレスト社)、1998.
6 西原克成『健康は呼吸で決まる』(実業之日本社)、1998.
7 福田稔『難病を治す驚異の刺絡療法』(マキノ出版)、1999.
8 アトピー・ステロイド情報センター/住吉純子『ステロイドを止めた理由─離脱体験者35人による証言』(つげ書房新社)、1996.
9 深谷元継『ステロイド依存―ステロイドを止めたいアトピー性皮膚炎患者のために』(つげ書房新社)、1999.
10 亀田治男・松橋直・山中学・加地正郎『気象学と季節病』(富士レビオ)、1991.

福田稔 著、安保徹 協力「ビタミン文庫 がんはここまで治せる!」(マキノ出版、2001年10月25日 第1刷)より

1947年、青森県生まれ。1972年、東北大学医学部卒業。内科初期検診でリウマチや肺ガンの患者を受け持ち治療に限界を感じ、基礎研究に転向。1974年、東北大学で免疫学の研究を開始。この間、アメリカ・アラバマ大学に5年間留学。1991年1月より、新潟大学医学部教授。胸腺外分化T細胞(1990年に仲間と共に発見)と自己応答性クローン出現のメカニズムについて、そして白血球の自律神経支配についての2つの研究テーマに取り組んでいる。主な著書に『未来免疫学』(インターメディカル)『絵でわかる免疫』(講談社)などがある。

安保徹 著「未来免疫学―あなたは「顆粒球人間」か「リンパ球人間」か」(インターメディカル、1997年6月10日 第2刷)より

1947年10月9日生まれ。1972年、東北大学医学部卒。米国アラバマ大学に留学中の1980年に、「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製、七番目の白血球の抗体の意で「Leu−7」と名づける。
1989年、胸腺外分化T細胞の発見により注目される。
1991年1月より新潟大学医学部・医動物免疫学教授。
現在は、若い研究員とともに、胸腺外分化T細胞が持つ自己応答性の生物学的意義を研究。

はしがき
(略)免疫と環境の相関を知ったことは、大きな驚きであったが、それから十年ほど、胸腺外分化T細胞(草の根エリート細胞)の研究などに没頭し、そのころの研究を忘れていた。
ところが、1994年(平成6年)12月に、外科医の福田稔さんと出会って、いっぺんに当時のデータが頭によみがえってきた。福田さんは、「天気のいい日にゴルフに行こうとすると、きまってアッペ(虫垂炎)の患者がやってきて、ゴルフに行けなくなる」という独特の語り口で、「高気圧と組織傷害の関連」という非常にユニークなテーマを持ち込んで、私の遠い記憶を呼びさましてくれたのであった。
(略)
福田さんとともに研究を始めてみると、次々と新しい知見が加わり、これまで誰もが漠然と経験的に理解していた生体反応の意味が、自律神経と白血球の同調から科学的に明らかになってきた。
これに気をよくして私たちは、「福田―安保の法則」というあやしげな理論を打ち立て、何事もこの法則を引っ張り出して考えるようになった。「交感神経と顆粒球」、「副交感神経とリンパ球」という二種類の神経と免疫の関係を、あらゆる生体反応の中に見つけるたびに、私たちは先を争って報告し合ってきた。
本書は、私が観察したいろいろな現象を、「福田―安保の法則」に照らして楽しみながら解明した記録である。まだまだ裏づけの足りないものも多いが、自分の頭の整理のためにも、本の形にまとめた。
(略)

第4章 「福田―安保の法則」実践編
アルカリイオン水はなぜからだにいいか
(略)
これに対し、陰イオンはまったく逆の働きをしている。陰イオンには活性酸素のもとになるものや水酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオンなどがある。「電子を相手に与える」物質は酸化剤として働くので、これらの陰イオンがからだの中で電子を放出することによって生体分子は酸化される。交感神経優位の状態をつくるわけだから、からだは活性化されて元気になる。アルコールにも水酸基が含まれており、水分(血液)に溶けると水酸イオンとなるので、同じく交感神経優位をもたらし、気分を高揚させる働きがある。
この水酸イオンを豊富に含んでいるのがアルカリイオン水である。だから、アルカリイオン水を飲むと、陰イオンがからだを活性化させて元気になるのは当然である。アルカリイオン水が下痢ぎみの人や胃酸過多の人に効用があるというのは、日ごろ副交感神経緊張に偏った人のからだを、水酸イオンによって交感神経側に戻すためだといえる。
また、アルカリイオン水の成分であるカルシウムとマグネシウムは、陽イオンであるために酸素や活性酸素を吸収し、過剰な交感神経緊張状態を防いでくれる。このバランスゆえにアルカリイオン水が「生命の水」と呼ばれたりするのであろう。
(略)