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シルヴィア,クレア (Sylvia, Claire)

シルヴィア,クレア、ノヴァック,ウィリアム 著、飛田野裕子 訳「記憶する心臓―ある心臓移植患者の手記」(角川書店、1998年6月30日 初版)より

ダンサー、振り付け師。また臓器移植患者のためのサポート・グループをいくつもつくり、世界中で講演を行ったり、夢をダンスで表現するワークショップを指導したりしている。アメリカ、ボストン近郊に在住。

序文
医学博士 バーニー・シーゲル
わたしはクレア・シルヴィアの驚くべき体験が真実であるということを知っています。クレアとは彼女が移植手術を受けて間もなく病院で知り合い、それ以来わたしたちの親交は続いています。
(略)
瞑想もまた内なる自分とコミュニケーションをはかるための方法です。かつて、祈りは語ることであり、瞑想は聞くことであると言った人がいます。実際には、瞑想は一時的に日常生活の煩わしさや騒がしさにいったん耳を閉ざし、自分の心の奥深くにある考えや感情に意識を集中させるためのものです。瞑想の健康促進効果については、クレアその他の多くの人々に瞑想法を教授したハーバート・ベンソン博士を始めとしてたくさんの研究者による著作があります。
(略)

第18章 答えを求めて
(略)
細胞記憶の理論を広く応用している学者のひとりに、ディーパック・チョプラがいる。たくさんの読者をもつ著作の一冊の中で、彼はこう述べている。腎臓、肝臓、心臓などの臓器移植を受けた患者のなかには、手術後、ドナーの記憶を共有するようになる者がいると。「ひとりの人間の体の一部が別の人間の体に移植されると、それとともに記憶まで植えつけられる」わたしのケースを紹介したあと、チョプラは次のように説明づけている。

そうした事象にたいして超自然的解釈を試みるよりは、われわれの体には経験が物理的表現をもって刻まれていくことの証しと考えるほうが妥当だろう。経験というものは、われわれが自分の内に取りこむものであることから、細胞には記憶がしみこんでいる。したがって、他人の細胞を体内に取りこめば、同時に記憶までをも取りこむことになるのだ。
(略)