中国産の健康酒にバイアグラ成分−−東京都衛生局、回収を指示

2000年10月28日
毎日新聞 朝刊

東京都衛生局は27日、中国産の健康酒「宮廷古元(こげん)酒」の中に、ぼっ起不全治療薬バイアグラの有効成分の「シルデナフィル」が含まれ、薬事法に違反しているとして、輸入元の食品会社「海東ブラザース」(東京都新宿区)に輸入・販売の中止と回収を指示した。都によると宮廷古元酒は、同社が今年2〜10月に1本50ミリの瓶を2万5600本輸入した。これまでに全国で約2万本が5000〜5500円で販売、配布された。

都立衛生研究所で成分を検査したところ、医薬品成分のシルデナフィルが検出されたため、健康酒でなく医薬品と判断。薬事法の無許可輸入、無許可販売などに当たるとした。同社は「中国衛生部(厚生省)の認可を受けた天然の飲料素材で、現在、中国の第三者機関に分析を依頼中だ」と反論している。