専門外診療:歯科医が「歯悪いとアトピー、がんに」−−福岡の医院

2004年6月13日
毎日新聞

 福岡市博多区の歯科医院の院長が「アトピー性皮膚炎やがんなど万病の原因は歯」などとして無資格で、歯以外の診療行為をしている疑いが強まった。歯科医の診療は口腔(こうくう)内に限られ、それ以外の診察、治療は禁じられている。患者は全国に数千人いるとみられ厚生労働省は医師法違反(無資格診療)の疑いもあると調査する方針を固めた。

 医院は93年開設。院長は著書やホームページなどで現代医学を「歯と全身の関係を無視している」「人類を滅ぼす」と批判している。

 関係者によると、院長は他の歯科医が治療で使った歯科用金属を「口の中で溶けて体内に蓄積され有害」として除去し、独自開発をうたう金合金と交換。かみ合わせを調整する「歯臓治療」と称した診療をしている。著書では「治った」とする患者の声を多数掲載。治療を受けた患者は「見つめるだけで水を浄化できる」ともPRしている。

 毎日新聞の取材に院長は「歯は臓器だ。現代科学で証明できないこともある」と話した。

毎日新聞 2004年6月13日 東京朝刊

http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/06/13/20040613ddm041040131000c.html