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2007年12月27日
愛は手元の光を増幅させ 曇りゆく陽炎の視えるビル街の 彼方に走る 言葉に鎖がかかる お利口さんたちの わたしにかけた愛の条件 条件は憎悪 関係は力 鎖は呪い 呪いは自由を縛ること 愛の条件は自由を砕くことで お利口さんたちの連鎖は 自由の拘束 連鎖の伝達 彼らはわたしに呪いをかけた 言葉の拘束という呪い 呪いの力はジェラシーで ジェラシーの対象は才能なんかじゃない 自由への深い憎悪 わたしは 誰かのために言葉を書いたことなんかない あの瞬間までは そしてあの瞬間以降は わたしは誰かのために言葉を書いていた それが彼女の呪いという願いだったのだろう 愛の条件の連鎖 連鎖という拘束の伝達 ね 誤解してる わたしは 自由なんかじゃなかったよ いつのときも |
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2007年12月27日
小さいときからの祈りがあるの 世界平和だとか 家庭生活とか そんなんじゃないの もっと自分勝手な ただの祈りだけど 誰かが幸せでありますように、って その誰かが 誰なのかは今でもわからない その子はいつも 空想のなかの男の子とお話をしていて 別段、自分が不幸だとも なにか苦しいところがあるのだとも 言わなかった ごく普通に 生活に困らない恵まれた女の子のお話 だけどわけもわからず なぜか助けを求めている彼女の 終わりなき望みはそれは はじまりがなかったから そう 祈りははじまってもいなかった 空想のなかで生きた 彼女の話し相手の男の子は 空想のなかで いつも彼女を苛めた そして 空想のなかで いつも彼女と仲直りをした わたしはとても 幸せな環境に生まれ ごく普通なままで生きました それが 理由もなくわけも分からない理由です 不幸の数は 幸せの数だけ 色も形も違って生まれてくる 幸せが見つけやすいのと同じように すぐそばで生まれ続けている 不幸の形も見つけやすいの 失くすと分かる幸せの儚さと同じように 不幸せも心細くてふるふる震えてるの いつも あなたのそばで |
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2007年12月27日
わたしは幸せになり、あなたを見下すでしょう。 わたしは幸せのなんたるかを知り、ぜいたくを味わい。 わたしはわたしの幸せのために誤解をし、 わたしはわたしの幸せのための不幸の行き先を感じた。 ゆったりと開放できなくなったわたし。 制限が多く強くなったわたし。 行き止まりのわたし。 鎖の一つ一つはあなたやあなたの仕草や言葉や。 社会なんて簡単なものじゃない。 そんな大それた他人事に支配されるほど理屈的じゃない。 もっと利己的な感情そのままに繋がれた雁字搦め。 あの人たちの呪いは強かったね。 |
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2007年12月6日
寸でのところで生かされてるみたい 首を絞められながら生かされてるみたい 白状させられながら脂飲まされてるみたい 黙ったまま犯されてるみたい もう随分、長いこと つかまったままでいるから分かんない 嘘と不可能は違うの だけど不可能になった時点に嘘に罪は変わるの 不可能は罰だけど 嘘は罪なの だからもっと素敵に嘘をついてよ 全然そんなの綺麗じゃないし 分かりすぎてて先が読めちゃう 騙されたってなんてスマートなの 嘘の完成形が騙されたなの 裏切られてこそ嘘は成立するの 完璧にするために 一番美しいバレ方をする嘘がスウィートなの 人が本気で死にそうになってるときに 打ち明けた言葉の羅列を見て 友人とそれで談笑できるようなやつだぜ お前は闇が好きなのだのにね 殴らせてくれよ頼むから お前に読解力なんてないし 平気で傷つけるから 確信を持たれて平気で傷つけられるの 平気に傷つけてなんてなくたって 無頓着で傷つけられるのにね どちらにせよ選ばれちゃった そうなのあたし選ばれちゃった 「当たり」が相当数あるとして その当たりの中身まで替えられないし 内容まで決められてないの あたしの当たりは あの人の当たりと取り替えられないの グルービーグルービー |
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2007年12月6日
ねぇ 臆病者が臆病者とどうにかなったって 足りないところは同じ場所なんだよ 同じとこばっかりほしがって ふたりでどうなろうっていうの ね これって似たもの同士ってことなの? 自分と似てるとこ持ってるから あんたのこと分かるし こんなに好きになれたのかな ブ。それって気持ち悪いね 鏡が好きな魔女みたい お腹も空いてないのに共食いするんだね あ、そうか お腹、空いてたんだ だからか だからこんなに 私たちはお互いを喰い散らかすんだね ああ、そうか よく、分かった |
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2007年12月1日 叫びだす夜に
油の足りない滑車のように 軋みだす物足りなさは危険な具合に 同じ色の人を呼び寄せ 絡まりあいながら歩き合う新宿で 電飾も欲情も大した慰めでもなし 何時まで一緒にいられたら解放されるの かければかけるほどどうにもならなくなる 祈られるばかりの神になんてなりたくないし 想いばかりで通りきれない どんなに どんなに |
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2007年12月1日
歌舞伎町の交差点でサラリーマンに触られる 花園神社で見知らぬ男性に拾われる 養成所では、優等生が演技も人生観も 倫理にかなった優等生的な解答をする そんな風にのっとって生きられてたんなら 今さらこんなとこにいないんだけれど こんなとこにきてまでしても 優等生っているんだな 私だって生きてきてますけど 何故、あなたと私は違うんでしょうね |
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2007年11月24日
あいつはそう、 あなたがもし、死ぬほどつらい状態だったのなら 「死ぬよりはまし」と思うかもしれないけど そのうちに 「死んだほうがまし」と思うようになってるわよ |
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2007年11月24日
いつもあなたに繋がるとも限らない けれどあなたにチャンネルを合わせ続ける ふと、面影がよぎるとき それは夢の中とも白昼夢とも言えず 目を開けて見ている夢は 空間の歪みに足を囚われて 懐古はすべて鬼の住まう時空軸 今が過去になることを諦めていると 鬼にしか出逢えなくなるよ |