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2008年2月20日 日常を迷うことの意義
紅い種子を砕く夢心地な気分 いつまでも夕暮れなのね、あなたの景色は 下り行く人生の落ち目の節々で呻く 声にならないことも 言葉にならないことも同じ 同じ間隔で襲う破滅への回帰も 願いが交錯する不幸への甘美も 行き先の決まらない果てしなさに蹲る 一端がつかまることのない不幸だとしても 一端が幸せへつながっているとも思えず どうしてかなと感じるのは 願いの行き先が流れているからで 梶はとれなくなったところからが 本気の人生なんだよ、と 船の重さを測るには大きさと密度の総対比 わたしはあなたを探します永遠に、と そりゃ探し続けることになるでしょう 答も正解も決めていないのだもの 溜息も憤りも同じ息遣い 人が生きると書いて人生 人生でなくなった頃から、人は明日に向かうの 明日とは明るい日 明るくない日は明日ではないのねえ じゃあわたしの明日はいつくるのかしら 願っただけではなく覚悟で迎えた日から 明日は順番どおりにやってくる ******************* 「日常を迷うことの意義」 混濁した日常を迷う。 怒りともまた違う。願いなのだろうか。 目的の安定しない日常ほど不幸せなことはない、と 近頃の私は常々に思う。 目的や目標を失ってつらいわけではなく、 もともと永続的な目標がなかったことが私の最大の 欠陥だったわけで。。。 「今が楽しければいいじゃん」と言えるだけの 今が分からぬのだ。 ******************* |
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2008年2月12日
ありがとうと同じくらい、哀しい 煮詰まった感情 結果の分かった道だけで 満足してよとせがまれて 心ほだされて行き着く先には 生きている間だけでも 永遠があります、か どうにも どうしても 会いたい欲しいの裏には よほど単純な仕掛けが動いていて 時計台の滑車に轢かれては 粉引き屋の息子は殺害された ああ、おどろおどろしい あからさまなドラマ 辺鄙な空想 豪華な現実 その彩りの隙間を縫うようにか 漂い泳ぎ切る無理やりな悲恋 私は悲しい哀しい 私は虜になりまして苦しい哀しい あなたは学校に生け捕り 冬の空で裸になって 寂しい哀しい恥ずかしい その姿のままで その姿のまま 潔くお帰り 畑のみみずの首切って ああ、哀しい寂しい恥ずかしい 早くお帰り とっととお帰り カレーの焦げるにおいがするから |
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2008年2月12日
わたしの欠点はね あなたほど理路整然としていないところだよ 同時に長所が あなたほど理路整然としていないところだけどね 生物の、とりわけ人間の魅力は 姿・思・動の三つで成り立っているという話は 前にしたよね 見た目の美しさの姿と 思想・心の美しさの思と 行動の美しさの動 このうち最も威力のあるのが動の美しさ 姿だけ美しくたって思が醜かったら不細工でしょ だけど思が美しくたって動ができないやつは 美しいのか不細工なのかさえ見分けもつかないよね 動を伴わない思の美しさなんて無と同じだって 思しか考えてない怠け者は気がつかないの 姿や思の美しさなんて持ってなくてもいいの 動が美しく生きていられる人は最高にきれいなの 動ってね、言っておくけど動作なんて小賢しいことじゃないからね 動作なんて形だよ それはポーズ ただの見せ掛け 動は行動 あなたの体を使って動くこと 生ぬるーい、話 |
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2008年2月12日
ひとりでに白熱する夜にまたがる こんなときは 陽は昇らないものだと思い込んでいた あらゆる許しを請う前に あらゆる罪を犯したがる あの人もわたしも どうしても何故と思わない 夜は夜だよ 暗がりでも闇でもない みんなはそれらを全て 同じだとしてしまうけれど 明るみに出られない言葉を隠すには 夜でも闇でも暗がりでもない ただ安穏とした混沌へ投げ込めばいい 誰のためにでもないよ わたしは大きなレコードから言葉を手繰り寄せているから あなたの心でも わたしの言葉でもなく 漂っているだけの思念を掬い取っているだけ 理由を知りたがる前に 理屈を作らなきゃ わたしじゃ 生まれる前の原因には辿りつけない 恐ろしいほどに 速やかなる言葉 わたしの体をすべって どこまでへでも だってわたしは言葉で人を殺すの だってわたしは言葉で人を愛すの だってわたしは言葉だけで息を吸うの 言葉以上の言葉をくださいよ、ねえ ちょうだい |
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2008年2月6日
絶叫しながら愛してると 髪を振り乱しながら 愛のためではない愛の受理と放出 かけらに当たれば あなたは倒れてくれるかしら こんなにも大人になった わたしの色気というやつ 誰のことも一様に拒絶するという許容 孤独だけが繰り返されて耳に鳴り止まず 縦揺れも横揺れも同時に起こりうる分かりやすい絶望 分かりやすい絶望 新しいという期待と希望 わたしは恐れていますか 相変わらずの世界を スタンダードを望み現し続けますか 琴線を奏でながら わたしは どうか、どうか あなたに届きますように、という わたし自身へのメッセージ 遠くの近くで木霊してるのは 恐れ多くも大したことじゃない 大きなわがままは小さな自分への復讐なの 本当は誰でも同じだったし 本当は本当は本当は本当なんてない この世界の意味 愛しています 絶叫するまでもなく 不幸のかたちという幸福でも あなたの拘束をわたしでは刺し違えられない よく言って よく過ぎて わたしはあなたを試みる |