仕事の終わった翌日、二〇〇五年三月一日に約一年十ヶ月住んだ家を出た。前日、仕事が終わり家に帰ってから片付け開始。服やら資料やらいらないものは纏めて、必要なものだけスーツケースとパソコンバッグに入れた。わずか一時間強で終了。長期間住んだとは思えない速さ。退散時に困らないように大きいものを買わないようにしていたのが功を奏したな。
最後の夜はいつもと何の代わりも無い静かなものだった。スーツケース、パソコンバッグと同じ任地の隊員から嫌がらせで(?)もらった大きな壷を家に置かせてもらいリュックだけ持ってガラパゴスへ。
ガラパゴスから帰ってきて荷物を取りに行ったら親父さんがいて車でホテルまで荷物を持ってきてくれた。最後に鍵を返し礼を言って別れる。
デスペディーダで書いたとおり家族とはあまりうまくいっていなかった。泥棒が入った時においらが犯人だと無理な言いがかりを付けてきたのが原因。家族の一員を疑うとは・・・それまでは仲良くしようと思っていたけどこの事件から距離を置くようになった。
エクアドルの協力隊員は原則ホームステイである。だがくだらない理由をつけて一人暮らしを始める奴らがいる。別にJICAがOKするならそれで良いとは思うが、おいらはそんなのと同類になるのは嫌だった。だから我慢して住んでいたが、相手を信じられなくなったら家を変えたほうがお互いの為になると今は思う。(一人暮らしがしたいとか家族がたまにうるさいってレベルだったら家を変えない方が良いと思う)
もう話すことも会うこともないだろう。ただ家を出る時、もうすぐ任期が終わると思うと少し複雑な気分になった。