新聞に載ってから数週間後の話だ。
勤務中に何の前触れもなく、校長と見ず知らずの男二人が私の仕事部屋に入ってきた。一人は少しはげかかった頭にねずみ色のジャケットを着ている。年齢は50過ぎと言った所か。もう一人は恰幅が良く薄い緑色のダブルのスーツを着た30半ばから40過ぎ位の男だ。
校長に二人を紹介され私に話をしに来たと言われる。校長は立ち去り同僚と共に話を聞いた。
どうやら彼らはクエンカにある情報処理の大学の人間で私に公演の依頼に来たそうだ。「一ヵ月後に大学に来て日本のITについて2時間程度話して欲しい。」彼らはそう言っていた。(らしい(笑))
非常に面白い申し出だが一ヵ月後ってどういうこと!?
仕事が本格的に走り出すかもしれないし・・・
ましてや俺、スペイン語できないし・・・
という訳で断った。「いつでもいいから頼むよ」と再びお願いされたので「仕事の状況を見て」と答える。面白そうだからいずれはやってみたいもんだ。
それと最後に私の載った新聞を見せてくれた。初めて見る自分の記事。それには以下の様に書かれていた。
『国立の職業訓練校に新しい日本人ボランティアが来た。彼は情報処理の技術者でシステム管理者でありLinuxやWebページなどの講座を持つ事になる。彼は7月から講座を持つ。』
あらあらやっぱりこんな程度にしか紹介されてないのね(笑)
新聞って誰が見ているかわからんねぇ。ほんとびっくり。