[PR]看護師の好条件な求人情報満載:≪高待遇な求人続出≫専任がサポート!

薬物中毒 KOKORO.Center

 

薬物依存
 薬物依存について
  有機溶剤類への依存
 アンフェタミンへの依存
  バルビツレート(鎮静剤)への依存
  抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)への依存
  大麻への依存
  幻覚剤への依存

薬物依存について

依存症とは
 薬物を初めて使用して、これまで感じたこともない快感や満足感を得たり、これまで悩みに思っていた不安や苦痛からすっと解放してくれるというような経験を持つと、ヒトはその薬物をまた経験したいと思い、薬物を求めることになる。
 こうして薬物を反復使用していると、快感を得るためではなく、いつまでもなおらない疲労感やイライラ、不安からのがれるため、つまり不安感をなくすために薬物に頼らざるを得なくなり依存性となります。

 依存の第一段階は精神依存ですが、連用するにつれて、さらに身体依存の悪循環に入ることがあります。この場合、連用中の薬物を中断すると連用していた薬物に特有な禁断症状とよばれる身体的・精神的な異常症状が出現する。この禁断症状は連用していた薬物あるいはそれと同属の薬物を使用するとピタリとおさまるので、薬物依存者は禁断症状がもたらす苦痛を回避しようとして、更に薬物の使用を続けるそうして、薬物なしではいられなくなるのです。
 さらに、覚せい剤などいくつかの乱用薬物には、使用をくりかえしているうち、それまでと同じ量では効かなくなる耐性という性質があります。禁断症状と同様の症状は薬物を完全に禁断しなくても、薬物の血中濃度が急速に減少した時にもみられるので、最近では退薬症状と呼ばれています。
 1回だけと思って始めた人も、薬物の依存性耐性によって使用する量や回数がどんどん増えていき、自分の意志ではやめることができなくなり、どうしようもない悪循環となるのです。  
 薬物依存とは、このように薬物の使用とその効果追求に対して過剰に動機づけられた状態です。物依存の状態においては、自らの健康はもとより、家庭生活、職業生活などは放置され、薬物を使用することだけが生活の中心事となります。

薬物依存を容易にする社会的状況
1. 生活水準の向上に伴い、価値観が多様化し、社会的規範の低下やサブカルチャーを容認する傾向が助長されていること。
2. 都市化現象に伴う自然環境からの隔離、社会的連帯感の希薄化、疎外感の助長、都市のもつ匿名性、享楽的風潮などが助長されていること。
3. 進学率の著しい上昇、高学歴化の進行、受験準備の大衆化にともなって、落ちこぼれる児童・生徒が続出していること。また、教師と生徒との人格的触れ合いが不足する傾向にあること。
4. 核家族、少子家族が一般的となり、大家族がもっていた家族の教育・養育機能が低下する傾向にあること。
5. 情報化の進展の中で、的確な判断や情報の選別力に青少年が情報の洪水(例えばアルコール飲料のコマーシャル)に押し流され、主体性を失うおそれが強くなるとともに、青少年の考え方や行動が感覚的になってしまう傾向にあること。
6. 国際化の進展の中で、海外渡航した青少年が大麻などの薬物乱用に汚染されて、その流行を持ち帰る危険性が増大していること。
症状
○精神依存
○身体依存
○退薬症状
○薬物探索行動:薬物を切らすまいとして、何とか手に入れようとして示す行動
○身体障害:薬物の直接的作用によりひきおこされる体の各臓器にみられる二次的障害
○精神障害:薬物の直接的作用によってひきおこされる脳の二次的障害であり、中毒性精神病や、痴呆などが現れる。
性格・人格の変化:精神的に未熟で、社会性の発達が停滞し、人格の形成が阻害されるため、社会に適応することが困難となる。
情動面での変化(いらいらして落ち着きがない、人の立場を理解せず、わがまま、責任を負わずひとのせいにする、気短で辛抱ができない)
意欲面での変化(無気力でだらしがない、目標意識がなかなか持てない、何かやろうとする意欲がわかない、人づきあいを避ける、自殺を考える)
社会的不適応(道徳心が低下する、平気で嘘をつく、言葉遣いが乱暴になる、金遣いがあらく借金がたまる、物に当たったり人に暴力を振るう)
○社会的影響:家族や周囲の人たちに対する暴力、経済的破綻、さまざまな犯罪
薬物乱用をやめさせるための家族の対応の原則
(1)薬物乱用の早期発見
普段の心がけとして、親子、教師と生徒、家庭と学校の日常的なコミュニケーションを保つようにします。子どもを決して放任せず、言動や交友関係などをよく観察し、子供のつく小さな嘘にごまかされないことが薬物乱用の早期発見につながります。親や教師が、タバコ、アルコール、シンナーなど薬物に対して、道徳的のみならず、健康問題としての見識をもつことも必要です。
(2)みんなの問題として対処する
家庭では本人と母親の問題とせず、家族全体の問題としてとらえ、孤立化することを避け、全員が集まり話し合う必要があります。学校でも、学級や学年、学校全体の問題としてとらえ、関係者がそれぞれの立場で責任を果たすよう心がけることが必要です。グループでの吸引・摂取の場合は、本人の動向に注意しながら、親同士、学校との連絡を密にして対応します。
(3)薬物を入手するための行動に対して
家族が歩調を合わせ、薬物を入手するために見せる甘え、嘘、暴力にのせられないようにします。薬物を購入する資金に困って万引きするなど、新たな非行に発展することを恐れて小遣いを与えたり、友人への借金の肩代わりをすることは、薬物の摂取を継続させることになるのでやめます。薬物を摂取して引き起こした不始末に対しては、年齢相応の責任を取らせるように心がけます。
(4)信頼関係を保つ
相互の信頼関係を崩さないように心がけ、話し合いの中で言ったことは実行し、できないことは言わないようにします。「今度薬をやったら親子の縁を切る」とか「家を出てもらう」などは禁句。本人は、それをもとに周囲の者に責任を転嫁しながら、行動に移し、かえって薬物への依存傾向を深めさせる結果となることが多いのです。
(5)上下の関係を離れ、横の関係になる
児童・思春期の子どもに対しては、「子どものためを思っている」という上下の関係を離れることが重要です。たとえば、不適切な行為に対して、「あなたはこうすべきだ」と上から命令するのではなく「私はこうしてほしいのだけど」と横から提案します。適切な行為に対しても、「えらいね」と上からほめるのではなく、「私はとても助かるわ」と横から感謝することが大切です。
(6)性急に解決を図ろうとしない
多様な価値観を許容し、愛情をもって若者のもつ旺盛な回復力、成長力に期待します。人間的に成長させ、社会に適応させることを目標に、親や教師、相談機関や治療機関などの職員が本人とともに地道に努力する必要があります。異端分子として学校や地域から安易に排除したり、強制的に入院させたりするなど、本人の自尊心を無視するような対応はすべきではありません。
(7)家族が取るべき行動の柱
以上のように、家族が本人だけを責めたり諦めたりせずに、回復を信じて行動し続けることが薬物乱用者の回復を最も助けることになります。そのためにも、安心して話し合え、支え合える家族関係が必要です。何よりもまず、問題に気づいたらすぐに専門の相談機関を訪れる勇気をもち、できる限り早く対応を検討しましょう。
(8)カウンセリングを通して
麻薬取締部や都道府県警察本部等の相談窓口に電話等で相談し、カウンセリングの受けられる専門機関等の紹介を受けるとよいでしょう。カウンセリングを通して、それまでの自分たちの行動が本人の行動に振り回され、よかれと思ったことの中に多くの誤りがあり逆に本人の問題行動を続けさせるものであったことを認め、できる限り早く自分たちの態度、行動を変化させることが大切です。
薬物乱用からの回復のステップ
(1)「底つき」からの出発
薬物乱用者の回復とは、薬物を使わずに生きること。「やめようと思えばいつでもやめられる」「時間がたてば気づいてやめるだろう」と本人や家族は思いがちですが、薬物乱用を続けていると、気づかないうちに薬物依存、コントロール喪失の状態になりますから、回復は本人の意志だけではなしえません。手順を踏んだプログラムに基づくトレーニングが必要です。
(2)同じ仲間と助け合う
乱用者は自分一人の力では回復しないことを自覚し、薬物をやめ続けている仲間の中に素直な気持ちで身をおき、自分も同じようにやめ続けることができると信じるようになることが必要です。この仲間を自助グループといい、ここで自分のこれまでの生き方、考え方をありのままに話し、仲間の言葉を聞くことによって、より鮮明に自分を知ることができるようになります。
(3)生活と行動を変える
乱用を続けていたときと同じ生活の中では、感覚がもとに戻りがちになります。毎日、自助グループに出席し続けるというように、新しい行動を取り入れ、実践していくことが必要です。自助グループが近くにない場合は、学校の先生や主治医、相談機関等にお願いして、回復者を紹介してもらい、その人の話を聞き、交流することで、回復を信じる気持ちと希望をもつことができます。
(4)精神科への受診
病院への入院は、乱用の習慣をたち切ること、心身両面にわたる病気のチェックを受けること、「底つき」を体験しやすい場であるという点で意義があります。病院では、本人に薬物を使用しない決心をさせることを当面の目標とし、同時に身体の診察、頭部CTスキャン、脳波検査などを行い、身体的傷害が起こっていないかをチェックします。
(5)リハビリ施設への入所
薬物乱用者が、薬物を手離していくためには、乱用を続けていた環境から、物理的にも人間関係の上からも、はっきりと離れることが有効です。リハビリ施設に入所することは、それが容易になることと、常に仲間と交流することができる利点があります。したがって、回復を助ける環境と条件が整えば、とくにリハビリ施設への入所にこだわる必要はありません。

有機溶剤類への依存
有機溶剤の使用は青少年固有の問題である。有機溶剤(例、脂肪族と芳香族炭化水素、塩素系炭化水素、ケトン類、酢酸塩、エーテル、クロロホルム、アルコール)は中枢神経系を一時的に興奮させてから抑制を起こす。軽い耐性と心理的依存が頻繁な使用で生じるが、離脱症候群はみられない。
症状
有機溶剤を吸ってすぐ現れる急性効果
・有機溶剤の中枢神経に対する抑制作用によって、酩酊から麻酔に至る種々の段階の意識レベルの低下がもたらされる。いわゆるラリった状態となって、目まい、眠気、ろれつがまわらない状態、そして不安定な歩行が見られる。精神的には発揚的、多幸的ないし、衝動性・興奮そしていら立ちなど刺激的な酔いをもたらす。
・有機溶剤には知覚異常や幻覚の発作作用もあるので、ラリっている最中に、周囲の物体が実際より大きく見えたり、小さく見えたり、あるいは変形して見える、自分の身体が移動するように感じるなどの知覚異常が経験されることがある。 使用者は多幸的で夢幻様の「ハイ」を体験し、色のついた曲線模様の変化や自分の空想する情景が夢のように目の前に展開する幻覚(夢想症)などが経験されることがある。最高潮になると短時間の静けさ(sleep)に達する。錯乱を伴うせん妄、精神運動性失調、感情の不安定、そして思考障害が起こる。この中毒状態は数分から1時間以上続くことがある。

・薬の効果がうしなわれるとともに、極度の疲労や情緒不安、孤独感、いらいらなどに見舞われるようになり、シンナーの摂取を繰り返すようになってゆきます。
・有機溶剤を脅迫的に吸引する乱用者では、喉の渇きや空腹の感覚さえも麻酔されて、急激に脱水症状や栄養失調を呈して緊急入院を要することもある。
・自動車の中など狭くて換気の悪い場所で吸っていて、呼吸麻痺を起こして死亡することもある。不整脈、または気道閉塞による窒息が死因となることもある。
長期に吸っていると現れる慢性の身体的障害
・脳の異常(大脳皮質の萎縮と脳室の拡大、脳波の徐波化、記銘力や計算力の低下、痴呆、意識障害、動作時けいれん、小脳失調)
・気管支・肺の異常(粘膜が侵されるため、慢性気管支炎を生じ、咳や痰がでる)
・胃・肝臓の異常(食欲不振、腹水、黄疸、肝機能障害を生じる。また、胃粘膜が侵され出血し、胃痛、はきけ、嘔吐が起こる)
・腎臓の異常(蛋白尿や浮腫)
・目の異常(視神経が侵され、眼底出血が起こり、視力低下や失明)
・歯の異常(有機溶剤乱用者の歯は溶かされてぼろぼろになる)
・心臓の異常(心不全、不整脈、胸痛など)
・末消神経の異常(手足のふるえ、しびれ、麻痺)
・骨髄の異常(赤血球がつくられなくなるため再生不良性の貧血が起こる)
・生殖器官の異常(生理不順、生殖能力の低下、先天異常など)
精神障害

・性格の変化
どの乱用者にも多かれ少なかれ認められる。
(1)いらいらして落ち着きがない抑制欠如型
(2)無気力でだらしがない無気力弛緩型
という二方向の変化として現れる。一人の有機溶剤の乱用者においては、これらの二方向の性格変化が種々の程度に混在して見られるのが普通である。

・有機溶剤精神病(幻視・幻聴、妄想、それらに基づく異常行動)
慢性的な摂取は、幻覚や幻視(物が変形して見える、実物より大きく見える、実物より小さく見える)を常にもたらすようになり、被害妄想へと発展していきます。それらの妄想と現実の区別がつかなくなって、突然周囲の人に乱暴をはたらくこともあります。また、抑制心がうしなわれ、生活は自堕落になり、自分勝手な考え方しかできなくなったりもします。より状況が深刻になると、脳神経に炎症が起こり、精神錯乱ののちに昏睡にいたることもあります。乱用期間が5年を越えると幻聴、妄想等を症状とする有機溶剤精神病の比率が有意に増します。
社会的問題
1. 吸引仲間の非行問題
  怠学、怠業、無断外泊、家出、不純異性行為、喫煙、飲酒、暴走族参加等の不良行為
2. シンナーを入手するための問題
  (1)自宅からの金品持ちだし、虚言、威嚇、暴力による金の要求
  (2)グループで恐喝事件、万引き・窃盗物件の販売など
  (3)店頭・工事現場からのシンナー・塗料・ゴム糊などの窃盗
  (4)暴力団組員との接触、シンナー密売の手先になる
3. シンナー酩酊下の問題
  (1)屋外徘徊、弱者に対するからかい、暴力行動、傷害、強姦、万引き
  (2)無免許運転等の道路交通法違反、交通事故
  (3)急性中毒による死亡、脱水、栄養失調
  (4)転倒、転落による外傷や死亡事故
  (5)タバコの火の引火による火事、火傷
4. 有機溶剤精神病に関する問題
  (1)家庭内引きこもり、非社会化、自殺傾向
  (2)幻覚・妄想に基づく独語、空笑などの病的言動
  (3)凶悪な犯罪の誘因
5. 家庭内の問題
  (1)不規則な食事、昼夜逆転など生活の乱れ
  (2)家庭内暴力の誘因
  (3)吸引仲間の溜まり場となる
  (4)兄弟へのシンナー乱用の伝染
6. 学校での問題
  (1)遅刻・早退・欠席、学業不振、落ちこぼれ集団の形成、停学・退学
  (2)校内暴力の誘因
  (3)他の児童・生徒へのシンナー乱用の伝染
7. その他
  (1)覚せい剤など一層強力な薬物乱用への踏み台となる
  (2)就労しても、欠勤が多く長続きしない

治療
・有機溶剤依存の治療は因難であり、しばしば再発する。しかしほとんどの使用者が青年期末までには有機溶剤の吸引を止める。
・20才過ぎても溶剤依存があり、精神病院に入院治療した者の、退院後2〜4年経過した時点における治療成績を見ると、家庭あるいは単身で生活し、ほとんど休まず通勤(通学)できている者は3割に過ぎない。

・患者の社会的技能や家庭、学校そして社会における状況を広く改善しようとする集中的な試みが役に立つことがある。
・青少年が人格形成の大切な時期に、一度、有機溶剤乱用・依存の悪循環に取り込まれると、現実社会の人間関係の複雑さを回避し、安直に自分の求める効果を与える薬物を唯一の友達のようにして、薬物を摂取することを生き甲斐としていく。その結果、このように特有な性格傾向が助長されてしまい、なかなか社会での適応能力が鍛えられないのである。

このページのトップに戻る

アンフェタミン(覚醒剤)への依存
アンフェタミン(覚せい剤)の摂取による過覚醒、過敏、集中力、そして活動力の増大、そして快適感により起こる依存。覚せい剤を使うと眠気や疲労がとれたように感じられるが、これは一時的に疲労感が消失するだけで、肉体的に疲労が回復するわけではありません。そのため覚せい剤が切れると前にも増して激しい疲労におそわれ、これから逃れるため、また使用するようになります。このくり返しにより使用量も増え、いらだったり、不安、被害妄想などの中毒症状があらわれます。そして、妄想や幻覚によって殺人、放火等の重大犯罪を起こすこともあります。また、覚せい剤の影響により精神病のような状態が長く残ることがあります。
症状
乱用のいろいろ
・煙を吸うことのできるメタアンフェタミン(アイス)は広く人気を得てきたが、その作用は強度で「ハイ」状態は長く持続する。
・密造覚せい剤には夾雑物が入っているものがあり、一段と急激なショックを伴う効き目をもたらすとして特に好む人々もいるが、有毒な混和物により拒否反応が機能しなくなって死に至らしめることもある。
・乱用のパターンのひとつには、バルビツレートの乱用があります。アンフェタミンと交互に、或いはこれと組み合わせで使う場合もあります。乱用者が覚せい剤を使用してすっかり目が冴え眠れなくなったときなどに、自ら鎮静化させる目的でバルビツレートを使用する、といった使い方などが、その一例です。  
・耐性を引き起こすので用量は次第に増え、結果的に最初の治療量の数百倍もの量を経口摂取ないし注射するようになることがある。
有機溶剤を吸ってすぐ現れる急性効果(精神面)
・注射により即座に強烈な感覚のクライマックスと全身快感が引き起こされます。大いなる自信と意気軒高を感じさせることにはじまる薬効が、やがてジェットコースターに乗って宙を舞うような感じを引き起こします 覚せい剤乱用者は、無限の力を得て、何事も意のままに操ることができると感じるのです。

・瞳孔は散大し、呼吸数は急激に上がり、心臓はまさに早鐘を打ち鳴らすような状態になり、粘膜は乾ききってしまいます。
こうした状況の中で、ものを言おうとしても何を言っているのか訳も判らないような有り様になります。乱用者は何か一つ夢中になるようなことがあってもそれ以外のことはすべて度外視してしまいます。
・薬の効果が薄れると一気に訪れる不安と狼狽と混乱に支配されてしまう。そして極度の疲労感に襲われます。頭痛、動悸、目眩、激昂、不安、そして錯乱した状態がおこる。
・重度の中毒者になりますと、クスリが効いてギラギラした状態が長いときには数日から数週間に及ぶこともあります。幻覚や誤解などのほか、不眠に伴って身体機能の不調も生じ、しかもこれらの症状はクスリを中断しても持続します。
・急性効果として頭がはっきりし過ぎ、何にでも関心をもち、周囲のことに気が散り、じっとしていられなくなり、不安気分が形成される。この不安を起こすものが外界に実存すると思うようになり、幻覚、妄想(病的な状態から生じた誤った判断)の世界にはまり込みます。
有機溶剤を吸ってすぐ現れる急性効果(身体面)
・心拍数、呼吸、血圧を上昇させ、瞳孔を散大させ、口渇、食欲を減退させます。

・発汗、頭痛、かすみ目、めまい、不眠、不安などを経験します。
・非常に多い分量を使用しますと心拍数が急激に高まったり、拍動が不規則になったり、ふるえの発作や手足の筋肉の働きのアンバランスを生じたり、さらには身体的虚脱状態に陥ることもあります。
・覚せい剤の注射をしますと、脳溢血、非常な高熱などのほか、ときとして心臓発作さえ誘発することがあります。
・アンフェタミンそのもので死亡することはまれである。

長期に吸っていると現れる慢性の身体的障害
・脳の異常(さまざまな意識障害や、幻覚・妄想、記憶力の低下、痙攣、脳溢血)
・肺の異常(水に溶けない不純物を含んだ覚せい剤の静脈注射による細い血管のつまりから肺機能障害)
・胃や肝臓の異常(食欲不振、拒食症、体重減少、栄養不良から来る免疫低下)
・腎臓の異常
・眼の異常(瞳孔散大、かすみ目)
・心臓の異常(心不全、不整脈、胸痛)
・生殖器官の異常(精子や月経の異常、先天異常)
・その他の異常(覚せい剤の効果が切れたときに生じる極度の疲労感から、頭痛、動悸、目眩が起こります。また、クスリにより覚せいされますので不眠になり、自らを鎮静化させるためにバルビツレートと組み合わせて交互に使用する乱用者もいます。注射針からの感染では、ウィルス性肝炎による肝機能障害や静脈炎、エイズがあります。その他にも、非常な高熱や口の渇き、ふるえの発作、筋肉のアンバランスなどがあります。)
精神障害

・覚せい剤を摂取すると高揚した気分になり、薬の効果が薄れると気分がしぼみ、不安と狼狽、混乱が一気におとずれる。 こうした強烈な高揚感と混乱を繰り返すことになるため、猛烈な疲労感といらいらにおそわれ、また覚せい剤に手を出すことになります。
・慢性的な精神症状として、幻覚や幻聴、幻視、幻臭など五感に異常が現れます。続いて妄想、不安、不眠、鬱へと移行してゆきます。また、覚せい剤を摂取していないにも関わらず、その時と同様の感覚がよみがえったり、禁断症状のように突然不安感や幻覚に襲われるようにもなります。これをフラッシュバックといい、薬物をやめてすら、精神に異常を来す原因となっています。

・妄想性精神病は、長期間、静注で多量に使用した場合に大抵起こるが、多量の経口摂取から起こることがある。まれに、この精神病は1回の多量使用か中等量の反復使用によって起こることがある。人によっては、覚せい剤の使用を止めても後遺症として精神障害が持続することがあります。精神病の典型的な病像は、「自分を殺そうとだれかが狙っている」、「誰かが電波を飛ばし自分にいたずらしている」、「追いかけられている」、「見張られている」、「悪口を言われている」というような迫害妄想、関係念慮、そして全能感である。
・アンフェタミン精神病は長びいても回復するのが通常である。完全に精神的に解体して妄想的になった者も、ゆっくりとではあるが完全に回復する。軽度の錯乱と健忘、妄想様観念は通常、何カ月も続くがより目立つ症状は数日から数週間以内に消退す。
覚醒剤使用のチョックポイント
覚せい剤の常習者は、一般に次のような特徴があります。
1. 腕や腿などに注射の痕がある。
2. 注射器や小さなビニール袋等に入った白い結晶状の粉末などをもっている。
3. 金使いが荒くなったり、不良仲間と交際する。
4. 怒りっぽくなり、突発的に暴力をふるう。また、「誰かが見張っている」等の一貫性のない行動が見られる。
5. シャブ、ヤク、ネタ、アンポン、ポン等の隠語を使う。
6. 顔色が悪くなり、やせてくる。
7. 夜ふかしをするようになる。

治療
・覚せい剤は精神依存が極めて強いため、ひとたび乱用を始めると自分ではなかなかやめらない。
・パラノイド性妄想と幻視や聴を伴う急性の興奮精神病状態
Rp.フェノチアジンが極めて良好である。25〜50mgのクロルプロマジンの筋注はこの状態を急速に回復させるが、重篤な姿勢性低血圧を来すことがある。
Rp.2.5mgから5mgMのハロペリドールの筋注は有効である。低血圧を起こすことは滅多にないが、恐怖を与えるような急性の錐体外路運動系反応を引き起こすことがある。通常、患者を安心させることと静かで安楽な環境が回復を促がす。
・500mgの塩化アンモニウムを4時間毎に経口投与するとアンフェタミンの排泄が促進される。

このページのトップに戻る

バルビツレート(鎮静剤)への依存
バルビツレートは、依存性、離脱症状および慢性中毒の点でアルコールと似ている。
症状と徴候
 急性バルビツレート中毒の徴候は、表皮反射の減退、細かい側方注視眼振、粗大なまたは急速眼振を伴う軽度の注意力の低下、運動失調、言語不明瞭、そして体位不安定性である。中毒が進むにつれ、前方注視眼振、傾眠、転倒を伴う著しい運動失調、錯乱、深睡眠、瞳孔縮小、呼吸抑制が生じ、最後には死亡する。
 高用量のバルビツレートを服用する患者はしばしば思考困難になり、構音障害とともに発語と理解力が緩慢になり、記銘力が低下し、判断を誤り、注意の範囲が狭くなり、そして情動が不安定になる。一般的に、思考の緩慢、言語不明瞭、そして転倒して四肢にできた傷が組み合さっている場合は、バルビツレートへの依存を示唆している。
離脱症候群 
身体依存
 感受性の高い患者においては、薬物への精神依存が急速に発生することがあり、わずか数週間後でも服用を中止しようとすると、不眠症が悪化し、その結果として不安になり、いやな夢をみ、頻繁に覚醒し、そして早朝の緊張感が生じる。
 身体依存の程度は用量と使用期間に関連している:例えば、ペントバルビタール1日200mgを何カ月も続けて服用しても重篤な耐性を惹起しない可能性があるが、1日300mgを3カ月以上服用したり1日500〜600mgを1カ月服用すると、薬を中止したときに離脱症候群を誘発することがある。
急性離脱症候群
 バルビツレートからの離脱は、振戦せん妄に類似する重篤な急性離脱症候群を引き起こす。

 短時間作用型のバルビツレートを中止して最初の12〜20時間以内に、治療を受けていない患者はだんだん不安になり、振戦が起き、衰弱してくる。2日目までに、振戦はより顕著となり、深部腱反射が亢進する場合があり、患者はもっと衰弱してくる。2〜3日目の間に、1日800mg以上摂取していた患者の75%にけいれんが起こる。このけいれんから重積発作さらに死亡まで至ることがある。2〜5日間、放置しておくと、せん妄、不眠、錯乱、幻視、幻聴を生ずる。高熱と脱水症状がしばしば起こる。
治療
 離脱には入院治療が必要である。依存を治療する手順は、まず患者を再度中毒にさせ、その後離脱の徴候を監視しながら厳密なスケジュールで断薬させることである。
 ペントバルビタールの代わりにフェノバルビタールを使用してもよい。フェノバルビタールは経口で1日4回与え、患者が断薬するまで、初期量から1日30mgの割りで減らす。最初の1日量は患者の病歴から見積もらなければならないので、誤差が存在する可能性があり、最初の72時間は患者を注意深く観察しなければならない。もし、患者が興奮したり不安な状態のままであれば、用量を増やすべきである。傾眠、構音障害や眼振が起こったら、用量を減らす。患者が抗うつ薬、特に三環系抗うつ薬も服用しているときは、その抗うつ薬を急にやめず、用量は3〜4日以上かけて減らしていく。

このページのトップに戻る

抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)への依存
離脱症候群
 ベンゾジアゼピンからの離脱は、重篤であることはまれだが、離脱症候群を生じさせる。この症候群は、薬物が体内に長期間蓄積するので、ゆっくりと発生する可能性がある。

 離脱症状は、急速な吸収と血清中濃度の急速な低下を示す薬物(例、アルプラゾラム、ロラゼパム、トリアゾラム)を使用した人において最も重篤になることがある。
 ベンゾジアゼピン受容体拮抗薬であるフルマゼニルは、ベンゾジアゼピン過剰摂取に続発する重篤鎮静の治療のために認可されている。だがベンゾジアゼピンを過量摂取したほとんどの人は介入を行わずに回復するので、その臨床的有用性は明確になっていない。ときには、鎮静を回復させるために使用されたフルマゼニルが発作を促進する。

このページのトップに戻る

大麻
 大麻とはクワ科の一年草で中央アジア原産の植物です。古代から繊維用として栽培されてきました。この植物にはTHCという成分が含まれており、葉などをあぶってその煙りを吸うと酩酊感、陶酔感、幻覚作用などがもたらされます。
 大麻を乱用するとさまざまな症状を起こすほか、犯罪の原因となる場合もあります。また、乱用を止めてもフラッシュバックという後遺症が長期にわたって残る。
症状
急性期症状

・心拍数増加
・目の充血
・口や喉の渇き
・食欲を増進させる
身体的障害

・脳障害
・気管支や喉を痛める
・免疫性低下、白血球の減少
・遺伝子の異常や突然変異

・テストステロン(性ホルモン)低下
・女性の生殖細胞異常
・胎児の大麻中毒や流産、死産の原因
精神的障害
・無動機症候群(毎日ゴロゴロしていて何もやる気のない状態)
・知的機能障害
・大麻精神病(感覚異常、幻覚、妄想、興奮状態)
大麻使用のチョックポイント
・独特の甘いような臭いが、相当長時間衣類などに付着して臭います。

・カラ咳を頻繁にします。
・目が充血
・金遣いが荒い
・忍耐力に乏しく欲求不満に陥りやすい
・感情の起伏が激しく、喜怒哀楽の振幅が非常に大きい
・頭は常に朦朧状態・・・例えば、昨日何をしたのかも思い出せない状態
・鬱状態、自己陶酔、まやかしの行動、病的虚言
・学業・就業成績の低劣化、体育活動その他本来求められているもろもろの活動への不参加
・交通違反、破壊行為、万引きなど様々な違法行為 

このページのトップに戻る

麻薬 
麻薬の種類
1. けしからつくられるもの・・・あへん、モルヒネ、ヘロインなど
2. コカ葉からつくられるもの・・コカイン、クラックなど
コカイン
 コカインは白色の粉末で、粉末を鼻から吸引したり、煙にして吸引したり、注射したりして乱用されます。
 コカインの作用は覚せい剤と非常に似ており、使用すると疲労がとれたように感じますが、効果が切れると落ち込んだ状態になるため、くり返し使用するようになります。この状態が続きますと、妄想や幻覚などがあらわれます。
 また、一度にコカインを多く使用しすぎると、心臓発作、脳内出血、けいれん発作、呼吸困難などを起こし、死にいたることもあります。妊娠中にコカインを使用した女性では、胎盤の早期剥離を引き起こし、出血により母子の生命が脅かされることがあります。また、これらの女性から生まれた新生児では、高率に心臓や腎臓などの奇形が見られることも報告されています。

幻覚剤
PCP
 フェンサイクリディン(フェンシクリジン、PCP、phencycliden)の作用は色々ありますが、乱用者の多くは、隔絶された感じや疎外感を覚えるといいます。時間や身のこなしが、緩慢になります。筋肉のバランスも崩れ感覚は鈍麻します。思うように話をすることも出来ず、話始めても支離滅裂になります。
 PCPの常用者では、記憶力の低下と言語障害を訴えます。長時間使用しておりますとこうした作用のいくつかは数カ月から一年位続きます。不安定な感情(抑鬱、不安、暴力的行為など)も見られます。常習的乱用者では最終的に偏執病様の症状、暴力的行動などを示すとともに本人は幻覚におそわれます。多量を乱用した場合には痙攣、昏睡、心臓発作、窒息、脳溢血などをきたします。

LSD
 リゼルギン酸(LSD、Lysergic acid)、メスカリン(Mescaline)、サイロシビン(Psilocybin)はいずれも幻覚や妄想を生じます。身体的には瞳孔の散大、体温の上昇、心拍数の増加、血圧の上昇、食欲の減退、不眠、体の震えなどが見られます。感情や知覚は極端に変化します。また、LSDやメスカリン、それにサイロシビンは精神的な苦痛を伴う反応を示すのは珍しくありません。乱用者は恐慌状態(パニック)に陥ったり、猜疑心に支配されたり、不安や焦燥に付きまとわれて自制を失います。例え使用を中止した後でも、後発性症状、つまり再燃現象(フラッシュバック)が発生することがあります。

このページのトップに戻る


[PR]100万円が当る!妊娠・出産:赤ちゃんの子育て費に♪無料でプレゼント