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Architect office "Koma・archiworks"

ひとりで探検隊・町並み編 2.

好奇心剥き出しで色んな所にお邪魔します。
そんな記録です。

めにゅー
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月日 コメント 写真






2005年
 6月 1日(水)
PM4:00〜
晴れ






熊本県玉名市高瀬商店街と高瀬裏川

出張帰りに遠回りをして菊池川沿いを山鹿に向けてドライブしていたら、きれいに整備された川(運河?)と古い町並みを見つけました。
ガイドマップを手に入れて内容を確認してみると、以前から行ってみようと思っていた高瀬地区でした。川に2本の眼鏡橋と、3本の石橋が架かっていてその周辺がきれいに整備されていました。両岸を散策できる歩道があり、川沿いにはアヤメが植えられていてちょうどアヤメ祭りが開催されているところでした。それぞれの石橋は県、市の文化財の指定をされていて状態良く残されています。
川沿いの民家の石垣などから造られる周辺の景観は見事なものでした。

川を離れて商店街に行くと、川と平行に道路が走っていて、数件の古い民家が確認できました。今でも使用されいる民家が続く町並みは、運河と共に散策するのにちょうど良いスケールです。
明治時代の商家(米問屋)を改修してレストラン、展示場に使われている高瀬蔵は一見の価値があります。
通りに面した古い商家をそのままの状態で利用している談義処で、高瀬地区の情報が手に入ります。

いくつかの商店は古い状態を保存しながら利用して使われていましたが、このままでは無くなってしまう可能性がありそうです。運河はきれいに整備されていますが、それに続く古い民家が無くなってしまっては、一連の景観が台無しになってしまいます。伝建地区の指定制度利用や保存為の住民意識の盛り上がりに期待したいところです。

眼鏡橋


石橋


運河沿いの民家を利用した食事処


高瀬の町並み(本町通商店街)


高瀬の町並み(本町通商店街)







2005年
 7月13日(水)
PM3:30〜
(晴れ)






石垣の村

宮崎県日之影町戸川

日之影町の中心部から東に30分ほどの県道沿いに突然その村は現れます。大小の石を組み合わせて築き上げた石垣と、その上に建つ石造の倉庫は独特の雰囲気をもちその集落の住宅がほとんど同じような配置で構成されているのに驚きました。
水車小屋が復元されていましたが、それも石造でした。
山奥の村に石の文化が根付いていました。
資料によると定かな歴史は分からないということです。口述による伝承と、石に刻まれた文字が唯一の手がかりだそうです。

もっとよく見学したかったのですが、生活の場に踏み込むことは止めにしました。文化財としての価値は十分にありそうですが、そうすることで今の生活が荒らされるのは辛いことです。しずかな今の生活をずっと維持して欲しいなあと思いました。

集落のすぐ下には日之影川が流れています。エメラルドブルーに透き通った水は冷たく、本当に白くはじける瀬の流れマイナスイオンたっぷりの目に優しい癒しの空間でした。


石垣の上に建つ石造の倉庫


同上


水車小屋


石造の倉庫








2005年
10月 6日(木)
PM1:30〜
(晴れ)







北九州まで行く用事があり、午前中で終わったので足を伸ばして下関市の長府に行って来ました。城下町が残されているこの一帯は、長州藩の支藩として起こされた長府藩の城下町です。武家屋敷跡が土壁の塀と共に残されており、散策するにはちょうどよい広さの町です。土壁の塀は町中に古いままのものや近年修復されたものなどが整備されており、城下町の雰囲気のある町並みを演出しています。
また街中を流れる川は綺麗に整備されていて、その流れ沿いを散策できるようになっています。
しかし、壇具川の下流は造られ過ぎていて、たとえ蛍がすむ川だとしても首を傾げたくなりました。どうしてお役所はやり過ぎるのだろうか・・・?それに比べて上流はあまり手が掛けられておらず、自然の林が残っていたり、木でつくられたさりげない制水工や石積みに生えた水生植物は良い雰囲気を作り出していました。

町並みの中にある、長府毛利邸は、明治時代後期に建築された毛利家の私邸で以前は迎賓館として使われており、皇族の宿泊などもあったようです。建物と庭園の一部が公開されています。
私立博物館の隣にある(お寺の敷地に博物館があったような感じ)功山寺はうっそうとした林の中の階段を上がっていくと、堂々とした山門が出迎えてくれます。その門をくぐってさらに登っていくと、国宝の仏殿が綺麗なバランスで建っています。
ここは一見の価値有りのお寺さんでした。


長府 毛利邸 (中庭から)


長府 毛利邸 (広縁)


長府城下町 (土壁の塀が続く通り)


長府城下町 (功山寺の山門)


長府城下町 (功山寺の仏殿)








2005年
11月 9日(水)
PM4:00〜

晴れ







熊本県芦北町佐敷

駆け足で佐敷の町並みを見てきました。
佐敷城址の城下町で、薩摩街道 佐敷宿として栄えてきた町です。古い建物が数件残っていて、新しい建物と共に町並みを作っています。
町並みに合わせて改修された建物もあり、昔の面影は残っています。しかし、街道沿いには放置されて倒壊寸前の建物も数棟確認でき、早急な改修又は建て替えが検討されるべきなのかなあと思います。
川の流れを挟んで対岸にも数棟の古建築が確認できます。
佐敷宿として保存又は修景計画を早急な検討が望まれます。

今回は急ぎでしたので、町の人に話しを聞くことが出来ませんでした。もう一度訪問してぜひ街づくりに対する話を聞いてみたいと思います。


通り沿いの商家


通り沿いの商家
(町並みに合わせて改修されている)








2006年
 1月20日(金)
AM10:00〜
曇り
すごく寒い日でした。







日田市豆田町 長福寺本堂

大分県の有形文化財に指定されている豆田町の長福寺本堂の修復工事が終わりに近づいてきたので、高校の授業の一環として日田市文化財保護課及び長福寺ご住職ののご好意により見学会を開催しました。
高校生20名、引率職員4名で、担当した設計事務所の所長さんの説明をお聞きし、現地を見学しました。

この本堂は寛文9年(1669年)に建築されたもので、豆田町では最も古い建物になります。真宗寺院の本堂としては九州最古ともいわれています。その後6回ほど増改築を繰り返し、今に伝えられているということです。今回の修復工事では、元禄年間に改修された当時の形に戻す工事が行われました。
欄間や壁画など建築当初のものが多く残されており、学術的にも価値の高い建物です。さらに敷地には山門、鐘楼堂、経蔵などが残っていて、真宗寺院の伽藍の確立を知る重要な寺院でもあります。
2002年から工事にかかり、今年2006年3月に完成する予定です。

本堂外観


本堂での説明会














2006年
 2月19日(日)
PM12:00〜

曇り













萩城下町  山口県萩市

平成13年 重要伝統的建造物群保存地区指定

山口県美東町での打ち合わせが早く終わったので萩市まで足を伸ばしました。7年ぶりでしょうか・・・、3回目の訪問になります。
春もまだ早く、少し肌寒い日でしたが、たくさんの観光客で賑わっていました。しかし、落着いた佇まいは以前のとおりです。
江戸屋横丁の青木周弼、木戸孝允(桂小五郎)旧宅、呉服町すじの菊屋家住宅、旧久保田家を見学し、菊屋横丁を通り、高杉晋作誕生の地の前を通り抜け一周してきました。ゆっくりと散策しましたので、2時間半のコースになりました。
菊屋家は重要文化財に指定されていて、1600年代初期に建築されています。武家の本陣としても使われたため、内部は良い状態で残されており、台所などからは重厚な梁組みを見ることができます。

明倫館は長州藩の藩校として設立され、現在はその跡地に昭和10年に木造校舎の明倫小学校が建てられている。


萩を後にして下関方面に車を走らせていると、仙崎方面の文字と共に金子みすず記念館の文字が・・・。ちょっと遠回りをして寄ってみる事に・・・。
仙崎漁港に車を止めて歩いて、記念館の案内板のとおりに細い道を進み、左に折れると金子文英堂の看板が見えてきます。ここがみすず記念館です。
みすずが20歳までいた本屋さんを再現したもので、2階にはみすずの部屋もありました。本館にはみすずの短い生涯を残された資料と詩で紹介していました。
帰りの時間が気になりましたが、思わず見入ってしまいました。

時間が足りず、仙崎カマボコは買えませんでした(残念・・・)


金子みすずについてはこちらへ

金子みすず記念館






江戸屋横丁


木戸孝允旧宅


菊屋家住宅(重文)


明倫館


金子みすず記念館


みすずの部屋







2006年
 7月12日(水)
PM12:30〜

晴れ






伊万里焼の里大川内山  佐賀県伊万里市

凄く蒸し暑い日でしたが、時間が空いたので伊万里焼の中心地、佐賀県大川内山に行ってきました。
谷間の細い道沿いに沢山の窯元や陶磁器の販売店が建ち並んだ町並みは、背景の山並みと共に独特の雰囲気を持っています。
しかし、残念ながらそのほとんどの建物は近年の新しい建物で、昔の雰囲気を伝えるものは確認できませんでした。登り窯も確認できず(きっと何処かにあるんでしょうね)、ほとんどの窯元にガスボンベが設置されていました。そんな中、使用済みのトンバイを使ったトンバイ塀が2箇所ほど確認できたのは収穫でした。

平日だというのに、さすがに伊万里焼の中心地ですから、沢山の人出で賑わっていました。
青磁と白磁のきれいな作品が沢山展示されていて、買わなくても見学させていただけるのはありがたいことです。素晴しい絵付けの作品はどれも目移りするくらいに素晴しいものです。もう少し安ければ欲しい作品がいくつかありましたが・・・、今回は「見てるだけ」に徹しました(笑)

こんなところにも片岡鶴太郎の作品を展示しているギャラリーがありました。評価は別にして・・・?って感じでした。

大川内山のまち並み


トンバイ塀











2006年
11月25日(土)
AM10:30〜

晴れ










赤間の宿 宗像市赤間

以前、宗像の現場に通っていたときに行きそびれていた、『唐津街道 赤間宿』に打合せ前の時間を使って行って来ました。
JR鹿児島本線の教育大学前駅あたりから、緩やかな坂道の両側に古い町並みが残っています。半分くらいの建物は新しい建築に生まれ変わっていますが、造り酒屋さんをはじめとして良い状態で残っている建物が結構あります。
特に目を引くのは屋根の形式で、入母屋妻入りの変形したものが数件確認できました。腰壁に板が使われているのも特徴の一つでしょうか?
通りの途中には共同の井戸もあり往時の町並みを偲ばせます。

車の通りが多く、人がのんびり歩けるような状態ではないことや、町並みの紹介(案内)の方法などが良く分かりづらい部分が気になります。
もっともちょっと時間を作って行っただけでは見えないものだらけでしょうけれど、他所から来た人への対応もまちづくりの要件の一つのような気がします。

魅力的なまちには魅力的な人や生活があることを期待して又足を運びたいと思います。



造り酒屋


赤間宿の特徴的なファサード


鏝絵のある住宅


町並み


















2007年
 3月1日・2日


(晴れ)

















日田共同高等職業訓練校の研修旅行に参加してきました。
行き先は山口県。
1日は岩国錦帯橋、岩国城下町、宮島厳島神社。
2日は山口市瑠璃光寺五重塔、八坂神社、山口故郷伝承センター、龍福寺、菜香亭、常栄寺雪舟庭園、湯野山田家などを見学してきました。
大工さんの卵と大工棟梁が一緒に旅をするわけですから、建築の内容が濃い研修旅行になりました。
私は初めて行った所が多く、非常に興味深い経験をさせていただきました。
錦帯橋や厳島神社、五重の塔など、日本の伝統的建築技術の水準の高さには感心させられました。
ちょっと欲張りなスケジュールでゆっくりと見る時間がなかったのが残念ですが、次は一人でゆっくりと見に行きたいと思っています。


錦帯橋


香川家長屋門


カフェ いわくに屋


徴古館(※佐藤武雄設計)


宮島 厳島神社


瑠璃光寺


山口故郷伝承センター

湯野温泉 山田家















2007年
 5月10日(木)
AM11:00〜

(晴れ)














知覧武家屋敷(鹿児島県知覧町)

昭和56年 重要伝統的建造物群保存地区指定

亀甲城下に残された武家屋敷群を訪ねてきました。通り(本場場通り)に沿って連なる石垣は整然としてきれいに整備されていて、どこか沖縄のまち(TVでしか見たことないけれど・・・)を連想させる佇まいです。
石を積み上げて構成されたアプローチが印象的で、通りから玄関が見通せなくなっています。興味深く見学してきました。
また、地域に残る二ツ家という様式の茅葺きの民家が移築保存されていて見学することができます。

ここの町並みに残る民家の庭園(7軒)を見学するためには500円の入園料が必要で、それが町並みの維持管理の費用になっているようです。



この地域の建物には人が住んでいるのではないかなあと感じましたが、あまりにもその生活観を消しすぎているのではないかと・・・
たとえ伝建地区であっても、そこにお住まいの皆さんの生活が見えてこないことには保存する意味が無い様に思います。

そもそも、町並みを作り上げたのは、そこに住まっている人達の生活観であり、庶民の生活臭がプンプンとしていることが必要だと思います。
そこに住んでいる人々が普通に道を行き交い、井戸端会議をしている姿が町並みに溶け込んでいたら最高なんですけれど・・・

私の見た知覧の町並みはロケのセットのようでした・・・・。

町並み


武家屋敷のエントランス 1.


武家屋敷エントランス 2.


武家屋敷エントランス 3.


武家屋敷の庭園














2007年
 5月22日(金)
AM11:00〜

(晴れ)













飫肥城下町(宮崎県日南市飫肥)

昭和52年 重要伝統的建造物群保存地区指定

知覧武家屋敷に続き、日南市にある飫肥の城下町を訪ねてきました。
国道222号線を都城方向に向って行くと、電線のないきれいな町並みが現れます。
その中ほどに飫肥城址の案内板を辿ると、伝建地区に指定された飫肥城下町に到着です。
無料駐車場に車を止めて、城址に向うとその周辺に古い町並みが残されています。
大手門に向い、右手に道を辿ると、武家屋敷の通りに出ます。美しい石垣が続く町並みを見ることができます。
いくつかの見学コースが用意されていて、いくつかの武家屋敷と資料館などを見学することができます。
残念ながら残されている建物はそう多くはなく、町並みの雰囲気を味わえるだけでした。
でも、見学できる武家屋敷は手入れが行き届いていて、飫肥独特の建築様式を窺うことができます。




見学者(観光客)が多いことは非常に良いことだと思います。
しかし、マナーの悪さも目に付きます。
入ってはいけない場所に立ち入る。
平気でゴミを捨てる。

それと、メインの部分だけの紹介に終始してそれ以外の良さ(地域の特色)を伝え切れていないように感じました。
松尾の丸という建物が城址にありましたが、これは一体何なのか・・・・?
飫肥城に存在したわけでもなく、資料館でもなく・・・

他には・・・、何処でも同じなのかと思いますが、営利目的の商店の看板や幟が気になります。
目立たんかな主義の客寄せ手法はそろそろお終いにして欲しいものです。
公的な規制を受ける前に民間が自主規制を設ける方法は無い物かなあと思いました。



町並み 1.


町並み 2.


飫肥城大手門


伝建地区内のクリーニング店


町並み 3.


食事を頂いた築200年の民家を利用した服部亭













2007年
 6月12日(火)
AM10:00〜

 (晴れ)












山鹿市鹿下町界隈

山鹿市の中心街から菊池川に抜ける道は以前豊前街道で、昔からの町並みが良く残っています。
八千代座界隈には良く出かけて散策をするのですが、今回は鹿下町に足を伸ばしてみました。
千代の園という造り酒屋さんと、木屋という麹屋さんが中心にあり、他に幾つかの店舗が連なっていました。
それぞれの建物は古い形態を良く残していて、今でも昔のままに使われています。
千代の園には酒蔵資料館があり、酒造りの興味深い資料を多数展示しています。
木屋さんも内部が見学可能で、店主が直々に案内してくれます。

この街道は元々、3間(6m)程度の幅員だったようで、街道見面する建物は軒を切るなどして後退し、今の道路巾になったようです。

どの建物も良く手入れされていて、人が生活をしていることが良く分かります。
町並みに人の匂いがある、生活の匂いを感じられる素敵な場所だなあと思いました。
学術的な町並み調査も行われたみたいで、このままの姿で後世に伝え続けて欲しいなあと思いました。

町並み


町並み(千代の園)


麹屋 木屋


町並み


旧家


町並み


惣門



めにゅー
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