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手毬 ・ その 4

須坂手まり

作者は古田のりさん(須坂市旭ヶ丘町1-35)で、ぜんまい綿をこげ茶の木綿糸で巻き、茶系統の木綿糸で模様をかがったものです。素朴な文字通り手作りの手まりといえます。直径5〜6センチ

宮様てまり

作者は羽毛田えい子さんという方で、取り扱いは小県郡長門町長久保 よねや旅館桜井義友氏です。現在流行している手まりのように針はあまり使用せず、ぐるぐるまくだけのものだそうですが、芯は使わずプラスチックなのは残念でした。

姫てまり

加賀前田家百万石の城下町であった金沢の手まりです。民芸店「中島めんや」で取り扱っています。写真58は大きさ7センチの菊、59は大きさ7センチのおもだかです。いずれも金糸を縁どりに使っていますし、ふると鈴が鳴ります。写真60は直径12センチの木目込の毬です。

小松糸まり

作者は堀内正子さん(浜北市小松786)です。特徴は全国各地の糸まりが、針を使って糸をかがってゆくのに対して「口かがり」といって、糸の一端を口にくわえて、巻いていく方法がとられていることです。大きさは大、中、小の三種類です。芯としては、小は糸屑をまるめたものを使い、大、中はもみがらで、その量によって大きさを決めています。さらに芯の上に白糸を巻いて形をととのえ、大、中には紫、桃色、青、うす青、赤、黄、茶、にぶ赤、緑の九色のだるま糸で模様を仕上げています。写真61は直径9.1センチの大きさです。
「ふる里の手毬」 新井智一著 源流社 B5判型 100頁 4120円
北は青森・八戸くけまりから 南は沖縄・竹富手まりまで 46地方の伝統手毬348点を美しいカラー写真で収録。またその作者を詳しく紹介しています。

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