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教育大乱


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韓国での受験戦争の過熱ぶりは少しでも韓国のことを勉強した日本人なら誰でも知っているだろう。
我々日本人もまた、受験戦争を経験している人が多いが、韓国のそれは度を超している。
今回はそのような韓国における教育環境の現状を見ていこう。




受験合格祈願のグッズを買う学生達


<小学生がハゲになる?>

近年、韓国の育毛剤業界の売れ行きが好調であることをご存じだろうか?
95年には3億円程度だった市場規模が、翌年には倍の6億円、さらにその翌年には10億円と規模を拡大していったのである。
受験戦争と育毛剤業界、何の脈絡もない両者だが、実はこの韓国の育毛剤業界の躍進は、韓国の子供達によるものだとしたらどうであろうか?
韓国の育毛剤業界の説明によれば、市場の急激な拡大は「幼児脱毛症患者の増加」が原因であるという。
あまりにも猛烈な受験戦争のストレスため子供達の毛根が栄養不足になったということである。
韓国の一般的な子供は、日本同様に学校以外の勉強の場として、学習塾に通う。
そして、それ以外にも2つから3つの掛け持ちをするのが当たり前と言うから驚きである。
ピアノ・バレエ・水泳・美術等の他、テコンドーなどがポピュラーなところだ。
また、日本では殆どお目に掛かれない「雄弁」(ウンビョン)というスピーチ教室も人気だそうだ。
子供がストレスでハゲるほど勉強させるとは、まさに韓国の受験戦争・学歴偏重社会の行きすぎた姿を表していると言えよう。


<高額課外>

日本ではまずあり得ないというより、殆どお笑いの世界なのだが、韓国には「高額課外」という言葉がある。
高額の課外授業、要するにお金持ちでなければ利用できない家庭教師や塾のことである。
一向に衰える気配のない受験戦争に対して、韓国政府はこれまで色々な対策を講じてきた。
80年代中頃より始まった高額課外の取り締まりもその一つだ。
政府は学校以外で料金を取って学生に勉強を教えることを一切禁止したのである。
もちろん、こういった間の抜けた政府の取り締まりが効果を上げるはずもなく、「課外」教師たちは地下に潜り、「ヤミ」で勉強を教えるというまさにコントの世界を演じてくれるのである。
今度は韓国警察も面目を掛けてこの「ヤミ勉強」を取り締まり、非合法の「課外授業」を次々摘発していたというのだから何をかいわんやである。
さすがに、この後課外授業は解禁となったが、2000年5月に韓国政府は高額課外への一定基準を設ける政策を発表している。
社会人が教える場合には、1科目につき月100万ウォン、大学生と大学院生の場合には同じく月30万ウォン以上の料金を取ることを禁止したのである。
確かに、教育の平等を目指したものであろうが、学歴偏重社会のなれの果てとも言える嘆かわしい状況であり、日本人には信じられないような有様である。


<寸志は当たり前>

教育大乱とは韓国での言葉である。狂気の受験戦争の有様は、子供の勉強のためならどんな努力も惜しまない親たち、つまり違法だろうが何だろうが惜しみなく子供のために金をばらまく、浅ましい限りの親たちを作り出してきた。
そのような状況を教育大乱というのだが、上の状況を見ただけでも韓国での教育環境がどのようなものか推察できるであろう。
本来は不正行為なのだが、もはや「寸志」は韓国教育現場の習慣となってしまった。
意味は「僅かばかりの気持ちを表した贈り物」のはずなのだが、この言葉が韓国で用いられるときは意味が少し変わり、「つけ届け」そのものを指す。
要するに、自分の子供をよろしくお願いしますと言って、金品を親が教師に送ることである。
もしこれが日本であれば大変な騒ぎなることは間違い無しだが、韓国では完全に日常化してしまった不正行為である。
親が教師に金品を送るのは、担任との面談がある日、そして驚くのは毎年5月15日は「恩師の日」と定められており、この日を含めて寸志がばらまかれるのである。
相場は大体3万ウォン程度となっているらしいが、ここぞとばかりに奮発する親も多い。
送る親もそうだが、貰う教師のモラルがどうなっているのか聞いてみたいものである。
もっとも、韓国の教師の給料は比較的安く、給料+寸志が一般的な教師の収入として定着しているというのだから呆れ果ててものが言えない。


さて、このように韓国における異常な教育環境の現状を見てきたわけだが、我々はこれを教訓として身を律することが肝要である。
行きすぎた受験戦争、学歴偏重社会がどのような結末を迎えるかよく考えるべきである。
私は常々、韓国人が日本の前に思考停止する有様を指摘しているが、このように受験地獄の真っ直中にある学生達に立ち止まってよく考えろというのは、無理な話であるかもしれない。
彼らには教えられることを「覚える」ので精一杯で、それを「考える」という事が出来るゆとりなど無いのかも知れない。
結果、思考することのない、「日帝36年」の常套句を並べるだけの反日スピーカー韓国人を大量生産する社会となったのである。
このような現状を韓国人自身が省みて、どこかで断ち切る努力をしなければならない。
そして、教育の変革を韓国人自身が勝ち取ったとき、初めて韓国は「思考する社会」を形成できるのである。