
ありそうな質問とその回答をまとめてみました。
- Q. なぜクリスチャンなのに進化論を信じているのか?
- A. 「信じ」ているわけではなく、今知っている証拠から科学的に最も妥当な考えと判断し「支持し」ているということです。新たな証拠が手に入れば撤回することもあり得ます。
- Q. クリスチャンにとって真理は聖書のみではないか?
- A. 誰も進化論を真理だとは言っていません。科学的事実と宗教的真理は次元が違います。対立する概念ではありません。
- Q. 進化論が正しいのならクリスチャンを辞めなければならないのか?
- A. そんなことは決してありません。神が存在しないとは言ってないのですから(するとも言っていませんが)。科学に振り回される信仰なら要りません。
- Q. 人間は偶然で無目的に存在しているのではなく、神により目的を持って造られたと信じないのか。
- A. 偶然とは何でしょうか。どうやら進化論者の使う「偶然」と、創造論者の使う「偶然」にはズレがあるように見えます。
- 僕は人間からどんな偶然にしか見えないことでも神の支配下にあるとしています。「具体的にどのような支配下に?」と尋ねられても困りますが。
- Q. 進化論は創造主の不在を前提とする科学であり、創造論は創造主の存在を前提とする科学である。
- A. 進化論は創造主の存在を前提とはしませんが、不在も前提とはしません。強いて言うなら「創造主が存在するかしないかわからない」が前提です(もっとも、創造主の不在を前提としても結果は同じですが)。創造主の在・不在いずれかを前提とするなら科学ではなくドグマです。創造主の在・不在は科学ではわからないのですから(それ以前に創造主の存在を前提とする科学って、何?)。
- 仮に創造主の存在を前提とした科学を認めたとしましょう。それならば天照大神の存在を前提にした科学も認めなければ公平とは言えませんし、シヴァ神の存在を前提とした科学も認めなければなりません。更には最近話題の空飛ぶスパゲッティ・モンスターの(以下略
- Q. 進化論者は最初から進化したという立場で論じている。
- A. いいえ、進化したという立場ではありません。立場があるとすれば「科学」という立場です。
- Q. 創造論は科学ではないのだから批判される理由はない。
- A. 最初からそう言ってくれればわざわざこのようなサイトを立ち上げたりはしません。ここでは「進化論は科学的に間違っている」「創造論は科学的に正しい」という擬似科学を批判の対象としています。
- Q. 進化論は人間から生きる目的を奪い、犯罪や人種差別、環境破壊など諸悪の根源となっている。
- A. 進化論に生きる目的はありませんが、それは科学の役割ではないのです。生きる目的は宗教や思想が担うべきものです。
- 犯罪は進化論が提唱される前からありました。人種差別や環境破壊をなくす動きが出てきたのは進化論提唱後のことです。
- Q. 進化論は中絶や同性愛はもちろん、強姦や殺人までも肯定する。
- A. これは二重の意味で間違いです。まず一つ目ですが……
- 中絶や同性愛は子孫を残さない行為ですので、進化論にとっては有害です(皮肉ですので誤解なきよう)。
- 男性がより多くの子孫を残すために強姦は有効ですが、女性にとっては自分の子孫を残すための相応しい男性を1人選ばなければならないのですから到底容認できません。
- 殺人を容認すれば自分や自分の子孫も殺されることになります。
- そして二つ目ですが、進化論は善悪の基準ではありません(自然主義的誤謬)。時に野生生物は人間から見て信じられないくらい残虐な行為をします。善悪の基準は宗教や思想が担うべきものです。
- Q. 進化論は共産主義である。
- A. じゃあ日本人の大半は共産主義者なんですねw(自由な経済競争で貧富の差ができる資本主義の方がよっぽど進化論的です)
- Q. 進化論と聖書は矛盾する。
- A. まあそうでしょう、聖書は科学書ではありませんし、科学的な検証すら不可能な記述もあります。もちろん科学が聖書と一致していれば素晴らしいことですが、現実はそうではありません。
- Q. 我々が進化論を認めない理由は他の何物でもない、聖書と矛盾するからだ。
- A. そうならば進化論の科学的な真偽について議論することは無意味ではないでしょうか。「進化論が科学的な事実であろうと自分は創造を信じる」ならば(少なくとも僕は)批判をしません。
- Q. 進化論を認める人はクリスチャンではない。
- A. そう主張したければどうぞ。
- もちろん聖書と矛盾するという理由で進化論を否定するのも信仰の一つとしては「有り」ですが、証拠を無視するか反証不可能な解釈をしなくてはならないという問題点があります。
- 「科学は科学、信仰は信仰」と割り切るか、それとも科学を否定するかはクリスチャン各々に任されています。
- Q. 進化論と創造論について有用な文献はあるか?
- A. 以下の書籍を推薦いたします。
- マーティン・ガードナー『奇妙な論理I』早川書房
- ハヤカワ文庫NFより再販。SF作家・と学会会長山本弘氏推薦。
- マイクル・シャーマー『なぜ人はニセ科学を信じるのかII』早川書房
- これもハヤカワ文庫NFに収録。創造論者との論戦について。
- テレンス・ハインズ『ハインズ博士「超科学」をきる』化学同人
- 少々値は張ります。米国では大学の教科書として執筆されました。
- ナイルズ・エルドリッジ『進化論裁判』平河出版社
- 巻末にはスコープス裁判についての顛末があります。
- 古関智也『飛鳥昭雄の大真実!?』文化創作出版
- 飛鳥氏はモルモン教徒ですが創造論はキリスト教ファンダメンタリストと同じです。山本弘氏推薦。
- と学会関連での推薦図書はこちら。
- と学会『トンデモ超常現象99の真相』宝島社
- 洋泉社からも出ていますが、宝島社の文庫版は訂正や追記があるのでお勧め。
- 皆神竜太郎・志水一夫・加門正一『新・トンデモ超常現象56の真相』太田出版
- と学会『トンデモ本1999』光文社
- Q. ではクハ72はこのウェブサイトで何を言いたいのか?
- A. 以下に挙げます。
- 間違った知識を基に信仰を築いてはいけない
- 信仰と科学はお互いに独立しなければなりません。
- 科学の中に科学と称して科学ではない物を持ち込んではいけない
- 科学の中で自分の主張に都合のいい部分だけを取り上げてはいけない
- 科学の定義を自分の都合で勝手に変えてはいけない
- 擬似科学は否定されなくてはなりません。
ここからは進化論と創造論以外についてのFAQです。
- Q. 人工妊娠中絶についてクハ72はどう考えるか?
- A. するよりしない方がいいには決まっています(聖書では中絶の禁止は明文化されておらず、胎児を人間として扱っていると解釈される聖書箇所から多くの教派で禁止されている)。しかし貧困、未婚で妊娠したことの世間体、強姦の被害に遭ったなどの理由で中絶という選択肢を迫られる人もいますので、一方的に非難する風潮には一切共感できません。もっとも今の日本は昔と比べて経済的に豊かになって福祉制度は充実していますし、シングルマザーや出来ちゃった結婚は容認されつつあり、強姦も少ないことから中絶せざるを得ない状況は減っているとみていいでしょう。
- Q. 同性愛についてクハ72はどう考えるか?
- A. 同性愛者は世間で持たれているイメージほど不真面目ではありません。多くの人は異性愛同様普通に恋愛していることでしょう。日本基督教団にはゲイやレズビアンの牧師もいます。
同性愛に限った話ではありませんが、「○○は禁止」という前に、聖書が何を禁止していて何を禁止していないか、もう一度吟味する必要があるのではないでしょうか。
念の為に言っておきますが、同性愛と性同一性障害を混同する人がいますが(誇張じゃなくて本当にいるんだそれが)、言うまでもなく両者は別物です。
- Q. 公立学校で宗教教育をすべきという主張についてクハ72はどう考えるか?
- A. 日本人の宗教に対する無知と誤解をなくすため、社会科や道徳の時間に(無神論も含めた)様々な宗教について教えるべきです。何らかの信仰を持たせるのではなく、知識(免疫)を身に付けさせることが必要と考えます。
- Q. 古代の日本にユダヤ人がやって来たという説(日ユ同祖論)についてクハ72どう考えるか?
- A. 本当であるとしても伝わった文化は神道という土着の信仰に組み込まれてしまっていますので、キリスト教にとっては自然崇拝・多神教化した「異端」と見なすこともできます(日ユ同祖論者は景教が伝わったとも言いますが、景教自体が異端ともされています)。大事なのはユダヤ人来たか来なかったかでもなければ、皇室がキリスト教であるかないかでもなく、自分自身がクリスチャンであるかないかです。従って日本人クリスチャンにとっては何の影響もないと考えます。ましてやそれを根拠に「日本は特別な国だ」とか「日本人は特別な民族(?)だ」などと言い出そうものなら……(外国人コンプレックスの裏返しかも)
- 実際にユダヤ人がやって来たについて僕は懐疑的です。神道とユダヤ教・キリスト教、似ているところは極端に似ているのですが(主観ですけど作為的なものを感じます)、似ていないところは全く似ていませんし、神道とユダヤ・キリスト教の共通点が他の宗教と比べた場合よりも多いというデータも寡聞にして知りません。
- 参考:日ユ同祖論(Wikipedia)
ちょっと脱線 日ユ同祖論の文献で名の上がることの多い人物がいる。明治天皇の孫を自称する2人である。 もう1人は小林隆利牧師だ。
これは明治天皇の孫
小林隆利牧師のあかしからの引用だが、会議室過去ログでも同じ発言がある。だが明治天皇には「仁」という名の内親王がいるという記録はない。 参考リンク
小林牧師が嘘をついているとは考えにくい。自己満足以外は何の得にもならないからだ。しかし嘘ではないと、本当であるはイコールではない。本当でなくとも本人が正しいと思い込んでさえいれば嘘にはならないのだから。 |
- Q. マグダラのマリアがイエスの妻だったという説についてクハ72どう考えるか?
- A. 本当であったとしても聖書に書かれていない事ですから(信仰としては)関知しません。それは『ユダの福音書』についても同じです。
- Q. パレスチナ問題についてクハ72はどのような意見を持っているか?
- A. ユダヤ人の共同体としてのイスラエルと、1948年に建国された国家としてのイスラエルは必ずしも同一視はできません(念の為言っておきますがハザール人がどうのこうのという事ではありません)。僕はできるだけ中立を保つようにしています。
- Q. なぜクハ72はクリスチャンになったのか?
- A. 以前は罪の赦しとか言っていましたが、今考えると「何となく惹かれた」が正解でしょう(そのせいでしょうか曖昧というか漠然というかリベラルの傾向が強いです)。葬式仏教や神道に疑問を感じていたのも小さくはありません。
以下おまけ
- Q. 管理者のハンドル・クハ72とは何か?
- A. 読み方は「くはしちじゅうに」、由来は架空の電車の形式と掛け算の九九との洒落ですので略すことはできません。
- Q. クハ72のここでの肩書きは何か?
- A. 「管理人」でも間違ってはいませんが、できれば「管理者」と呼んでほしいです。
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