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建国神話とクリスチャン

政教分離と信教の自由・その2

 

 毎年2月11日は「建国記念日」と呼ばれる事も多いですが、正しくは祝日法により「建国記念の日」であす。祝日法によればその日は他の国民の祝日とは違い「政令で定める日」とされています。

第二条 「国民の祝日」を次のように定める。
元日 一月一日 年のはじめを祝う。
成人の日 一月の第二月曜日 おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
建国記念の日 政令で定める日 建国をしのび、国を愛する心を養う。(※太字は引用者による)
春分の日 春分日 自然をたたえ、生物をいつくしむ。(以下略)

 そしてその日は政令により2月11日と定められていますが、戦前の紀元節を踏襲したのは間違いないでしょう。
 紀元節といえば日本神話をグレゴリオ暦に換算して出された神武天皇の即位した日です。しかしそれは明らかに史実ではありませんし、神武天皇の実在自体もはっきりしません。何らかの事実に基づいてはいるでしょうが、やはり特定の宗教説話なのです。
 したがってクリスチャンに対し異教たる神道の神話から算出された日を祝日として押しつけるのは、日本国憲法第20条に違反していると言わざるを得ません。キリスト教団体の中にはこの日を「信教の自由を守る日」としているところもあるのです。

 誤解を招かないように言えば僕は建国記念の日には反対ではありません。むしろ賛成です。どのようなイデオロギーを持とうと、自分の所属する国について考える事は大事だからであり、国民一人一人がそれぞれの考えに基づいた国を愛する心も必要だからというのが僕の持論だからです(詳しくは愛国心って何だ?を参照)。様々な価値観やイデオロギーを持った人々が、お互いの違いを尊重し合う国こそ僕にとって愛すべき国なのです。

 

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