7巻

地上最強の生物対武神。この巻のオーガって、オーガじゃないような。こんなんじゃ、死刑囚に敗北教えられないよ。

「愚地独歩…………当年とって55歳………筋力・スピード・持久力・技術
ピークを維持できるのは今年が最後だろう・・・・よくぞ間に合ってくれた!!」(愚地独歩)

間に合ってくれた!!のとこの独歩がすごくいい顔してるんだよなあ。自分の持てる限りの力を発揮できる機会を与えられたわけだ、独歩は。うらやましいというか、なんというか。自分に、そこまでの情熱をかけて身につけたものがあるだろうかと思ってみたり。ふう。

「鏡なんかに見とれちゃってェ。若い娘でもこしらえちゃったんじゃない?」
「アララ赤くなっちゃって…」
「まさか……「人喰いオロチ」に敗北はないわッッ」
「ドッポちゃん…アタシの……スーパーマン………」(愚地夏惠)

ああ、もう夏惠さん素敵!!ってことで趣味の夏惠さん小特集。うれしいのは私ダケ。しかし、「夏惠」とゆー名が判明するのは実は25巻なんだよね。ちょっと意外(私だけか?)。
いかにも武闘家の妻って感じですよ、夏惠さん。旦那のよき理解者であり、最高の伴侶。自分と旦那との間で築いてきた物に自信がある人だよ。
刃牙ワールドの中で一番人間が出来ているのは夏惠さんだね(確定)。
ところで、独歩ちゃんの寝室に、ちゃんとお布団が二つ並べてあるのが見えるのですが、後に回想シーンとして登場する「真の正拳」を発見した時の独歩ちゃんの寝室には、彼自身のお布団しか敷いてない模様。
この二人の間にいったいなにが? 夫婦の危機???(余計なお世話っつーかどこ観てるねん)

「勝って帰ったなら…………尻でもなでてやるか………………」(愚地独歩)
もうらぶらぶですがな、この二人!!!
刃牙ワールドではほぼ唯一のまっとうなカップルっ。
ところで、息子は一体どこに?

「カタいこというなッすっこんどれいッッッッ」(徳川光成)
おもしろけりゃなんだっていいご老公。
実は地下闘技場においても、「始め」の合図なんて、いらないのではないかい?

「オイオイ青少年の育成とか言っておきながらなんちゅうラフプレーだよッ」(末堂厚?)
吹き出しの位置からすると、加藤よりかは末堂の台詞だろう。
これがいわゆるタテマエと本音ってやつですな。これだから日本人ってやつは(見当違いもはなはだしいところ)
神心会空手と愚地空手の違いっつーか。

「イザ闘いとなると正義クソもねェ……花田よ あれがスポーツじゃねェ武道ってもんだ……」(本部以蔵)
わお、花田。全治六ヶ月だったはずなのに、全快でございまするか。まったく格闘士ってやつは頑丈に出来てますね。
ってそうじゃなくて、本部、オーガと闘って、頭に包帯ちょっこっと巻く程度ですんでよかったネ、でもなくて。
単純に勝てばいい、となると本当にルールもくそもなく、素手で闘う必然性すら無くなってしまう。不意打ちなんて当たり前だし。銃でずどんとやられても文句は言えない。
その辺をどんどん煮詰めて煮詰めて煮詰まらしすぎて、「五人の死刑囚編」が始まったのだろう。
正義もクソもないというより、常に勝ちぬいた者が正しいとされるのではないかとも。ああん、すると、オーガは絶対的に正しいお方ということにっ。

「オレの空手は後退のネジをはずしてあるんだよ……」(愚地独歩)
独歩の空手哲学ってやつですか?かっこいい〜!!
しかし、頭のネジも外れてはいまいかと少々心配(余計なお世話)。
この漫画の登場人物の大半は、ネジが緩み、抜け落ち、あるいは最初からネジの無さそうなヤツもちらほらと。

「F1の車がローギアで走り続けるとエンストを起してしまうようにな」(鎬紅葉)

比喩の使い方が絶妙なのがこの漫画の特徴とでも申しましょうか。
ただ、いつでもどこでも誰とでも闘えるようでなくては、敗北あるのみ!
っつーのが、この漫画の思想なので、結局紅葉の筋肉ってあまり役立ちそうにないような。
いつでもトップギアで走れるようになっているのが、真の格闘士!
ということでいろいろな登場人物大暴走。

「数百メートルの絶壁に己の身体を転げ落とすことで身につけた耐久力だ!」(範馬勇次郎)

ややや。オーガも特訓などなさっておりましたのかっ。
これで本当に耐久力がつくのかというよりも、そもそもかなりの耐久力が無ければこんな芸当出来ないと思うのですけど。

「この闘いは獅子と縞馬の闘いよ……」(範馬勇次郎)
わお。六巻で、勇次郎は本部に「兎に警戒する獅子はいない」と言っていたけれども、ここでは独歩を縞馬扱い。
本部=兎(かわいらしすぎっ)。独歩=縞馬。縞馬の方が兎より強い…ってことは、本部って、やはり弱い…?

「なんでも知っとるわァ〜〜〜〜この人ォ…」(観客)
本部以蔵
……………
解説者への第一歩
…………………

「オヤ…ジ…」(まぞむすこ)
「刃牙!!」(さどおやじ)

なんのかんの言いつつ、やっぱりファザコンな刃牙は、絶対の強さを確信していた父親の苦戦する姿に驚き、そして、オヤジはオヤジで、息子の前では張りきってしまうという(勇次郎の父親らしさ発見!?…チガウ)。
つくづく救えぬ父子。

「愚地独歩…………よくぞそこまで鍛え……………よくぞそこまで造りあげた……キサマのその克己心に愛すら感じる…!多くの屍を築きし鬼の正体……………今こそ見せてやろう」(範馬勇次郎)
何気に偉そう。しかも、何気に愛の告白までしているし(チガウ)。勇次郎の口から「愛」なんて言葉が出るなんて…、でも結局は自己愛の範疇から出るものではないと思うけど。

「愚地独歩ッッッッ」
「我が子刃牙ッッ」
「これがッッ」
「これがッッッッ」
「オーガの正体だッッッッッ」(範馬勇次郎)

わざわざ、敵に背中を向けて、鬼の面を見せびらかす勇次郎の子供っぽさが好きさ。勇次郎、やたらうれしそうだし。でも、鬼の面って、本人は確認出来ないんだよね。だからこそ、他人に見せびらかしたくなるものなのかも。

「バーベルトレーニングなどで造った不自然な筋肉ではない………闘いの中で淘汰され積み上げられた格闘の結晶だ」(ストライダム)
ようするに、純粋に闘いに必要な筋肉のみ発達したってことですね。私は、あまり筋肉について知らないけれど、合気道やってる子が、「私の筋肉は柔らかいですよ。バーベルトレーニングとかでつけた筋肉じゃないから」みたいなこと言っていたな。

「空手が敗けてたまるかァアアアアアッ」(末堂厚)

なんとなく、出してしまった。
これが末堂一番の見せ場だね。勇次郎にぶん殴られたってことは、格闘士の勲章だよ。そう、たとえ瞬殺だろうと。
ところで、勇次郎にぶん殴られた後、いったい彼はどこに行ってしまったのでしょう? 闘技場から運び出そうにも、試合が続いている間は怖くて小坊主も救助に向かえないヨ。試合終了後は、独歩の応急処置でおおわらわだしさ。
それに加藤、知らない間に花田と仲良くなっているし。

「武神の名に恥じぬ漢……」(範馬勇次郎)
勇次郎が人を誉めているぅ。
なんだか驚き。

「死んだぜ…………」(範馬勇次郎)

こんなぶっそうな発言をあっさりしてしまう勇次郎の異常さ。さすが、コマンドONLY「ころす」男!
それにしても、勇次郎に「試合中に武闘場から出たら試合放棄とみなします」と言った小坊主って、勇気あるね。尊敬だよ。でも、小坊主って、ご老公に安い給料でこき使われてそう。いくら就職難でも、小坊主にだけはなりたくない…と思ってはいましたが、最近は小坊主でもいいと思うように…実に恐るべきは不況という現実ですな。でも女だから小坊主になれねえ。

「もう…刃牙じゃねェ」(本部以蔵)

勇次郎が人を殺した現場を見てしまったことで、刃牙は、母親を勇次郎に殺されたことを思い出してしまったのかも。
とにかく、あれほど闘いを楽しみ、渇望していた刃牙が「闘うこと」に対して恐怖をおぼえるというのはやはり非常事態。それが、この本部の発言に集約されているのだろう。(だからこそ、刃牙にとっての「闘う理由」が必要となり、「幼年編」に繋がったのではないだろうか)
ついでにいうならやたらと使い勝手のイイ台詞なので、私の日常生活で結構使用頻度が高い。

「人間が一基………………壊されてるそうですね……………」(鎬紅葉)

わあ。なんだか大間違いな台詞。紅葉の、人を人とも思ってはいない人非人性を表現したかったのだろうけれどもさ。
こいつ、「私には弟が一基いるんですけどね」とか言ってるんじゃねーだろうな。昴昇、可哀想に。


8巻

範馬刃牙対鎬紅葉。一応、メーンの試合とのことだが、先に行われた試合の方が盛り上がってしまったという不幸な例。

「わたしがこの患者を修理しましょう」
「人体なるものを…講義してさしあげましょう」
「万物には理があり人体もその例外ではなく……その理さえ知るなら…………鍛えぬいたハズの身体を一瞬に破壊することも…………また破壊された身体を再生させることも……さほどむずかしいことではない」
「君は今から人類史上最高の完成度を持つ肉体と闘わねばならぬのだよ(はあと)」(鎬紅葉)

紅葉兄さんの行きすぎな発言のオンパレード! いやあ、ホントにイイ味だしてるよ、紅葉兄さん。この巻での紅葉兄さんは、勇次郎に勝るとも劣らぬ名言メーカー。自信過剰で、えらそうで、人を人とも思ってやしねえ。とりあえず、この漫画ってそんなやつばっか。それが敗北を知ると(以下略)。そう言えば、シャーロック・ホームズが「医者は最高の犯罪者になることが出来る」みたいなことを言っていた憶えが! 死刑囚の中に医者がいたら面白かったのにぃ〜。じゃなくて、紅葉兄さんの出番求む! もちろん格闘士としての!
人類史上最高の完成度って、いったいなにを根拠に言いきってるのだか。こいつ、結局、勇次郎対独歩の試合観てなかったから、勇次郎の鬼の面見ちゃいないのだね。いや、あれは人間じゃないのか。

「なんて肺活力だッッッッ」(本部以蔵)
水枕を破裂させるデモンストレーションなんて、考えつかないよ、普通。まったく、目立ちたがり屋さんなんだから紅葉兄さん。
しかし、彼を一緒に海に行きたくないね。きっと、浮き輪やゴムボートをパンパンパァンと破裂させてしまうよ(「爆薬!?」…ちがーう!!)。

「オイオイ野郎燃えてんじゃん」(加藤清澄)

いつの間にやら花田と仲良くなっている加藤。見捨てられた末堂君が泣いてるぞ(嘘)。

「平凡でつまらなかったハズの君たちの人生が私と出逢うことで輝かしいものとなったのだ! なのに君たちは私に感謝しようとしない!! 私を裁こうというならヨロシイッ。堂々と受けて立とうじゃないか!!!」(鎬紅葉)

とにかく偉そう。そして、恩着せがましい。君が医者としての地位を築けたのは患者さんあってのことだぞ。「捨てて来いっ。俺の求める究極の肉体にはまだ遠い」とかア○バ風に言ってそうだ。手術中に「ん〜間違えたかな〜」とか言わないでね(「北斗の拳」のコミックス持って無いのでうろ覚え)。昔、歯医者で似たようなこと言われた事あるけど(関係ねえ)。
親の顔を見てみたいもんだね。自分の息子に、「紅葉」だの「昴昇(昴が昇る…きれーな名前じゃのう)」だのつける親だし。

「そそられたぞストライダムーーーーー!!! その男見てみたいッッッ!!!」(範馬勇次郎)

飛ばしまくる紅葉に負けじと、勇次郎の放ったこの名言!
「そそられた」ってなににさっ。ムキムキ男に対して言う台詞じゃないっっ。
日本語の意味、ちゃんと考えて言ってる? 誤解を恐れぬ勇気ある男、範馬勇次郎っ。さすがオーガ!
実は日常においてもっともよく使用する刃牙名言。

「当てられる瞬間………投げつけられる瞬間…………チョットずつ急所を外してある」
「オレにとっちゃあんな攻撃マッサージのようなもんさ」(範馬刃牙)

いくら急所を外してあっても、イタイことには変わり無いと思うのですが。それが「マッサージ」? 気持ちイイの?? 「ああん、そこ、そこ」「もっと強くっ」って感じ?(書いていて自分が嫌になってきた)
刃牙マゾ説ってやたら説得力があるっす。

「俺と違って学校と病院で得た知識ではあるがな…」(範馬勇次郎)

どこで解剖学の知識を身につけたのやら勇次郎。もしや、戦場で……あわわ。

「北派に似ていやがるッッ」(加藤清澄)
やっぱりこれは外せぬと思ったので。しかし、花田も加藤に訊くより師匠に訊いた方がよいのではなかろうか?
まあ、ちゃんと加藤君は答えてくれたわけですが。

「砕け散れ刃牙ィッッッ」(鎬紅葉)
刃牙の挑発にマンマと乗せられて、わざわざ自分から当りに行っている紅葉ってホント、馬鹿?
あっけなく、自分自身が砕け散ってしまいましたね。ガハァッ。
こんなことしなけりゃ、あんたの勝ちだったのに。その思い上がりこそが命取りってことか。

「もうあなたが目の前にいる…」(範馬刃牙)
いねえよっ!
それは錯覚だ、気の迷いだ。オヤジの鬼の面見たくせに、いったいどーゆー根拠でこんな発言を?

「わたし……ABです…………」(康子)
紅葉と患者(犠牲者)の和解の場面。感動的な場面ですねえ、うんうん。
紅葉ってAB型だったのか…。登場人物の中で、血液型が分かったのは紅葉と康子だけですね。だからなんだと言う訳ではないのですけれど。

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