9巻
幼年編、始まる。刃牙のキャラの違いに、愕然。

「オヤジあんたは………!
 あなたはもう……
 目の前だ!!!」(範馬刃牙)

だからさ…どうしてそんな風に思ってしまうのだか。
まだまだお父さんの背中が見えてきたかどうかってところでしょう。
敵を知り、己を知る。
これが闘いにおいて最も大切なことだと思うのですが。
父親の背中があまりに巨大過ぎて遠近感狂ってしまったんだね、きっと。

「おい……
 吸殻拾いな」(範馬刃牙)

幼年編バージョン刃牙初登場。
今までの刃牙とのあまりのキャラの違いに読者全員「刃牙じゃねえ」と本部化。
髪の毛茶色のくせっ毛。学ラン変形短ランじゃございませぬか。ズボンの形は……この漫画、こればっかやん!
こんな彼がいったいどうやってあんな風になっちまったのか、よっぽど強烈な過去があったのねと、みんなの興味をそそること間違い無しという緻密な計算がそこにあったかどうかは定かではない。

「刃牙の命【タマ】ァ取ったる…
 
ぞッ」(北沢)
こんなこと言っておいて、自分のタマを……。タマ違い? いえ、男の命【タマ】ですから。
運命は残酷なものですねえ(遠い目)。
でも、北沢くんは、刃牙界初のタマ潰し被害者としてその名を留めているわけですし。
おめでとうおめでとう(拍手喝さい)。

「オレにとっちゃァ4人だ……ッ」(範馬刃牙)
100人を目の前にして、いきなりナニをトチ狂ったこと言ってるんだか、このガキャア!
ワケの分からない事を言って、相手を撹乱させようとかそんなことではなく、単に同時に襲いかかって来れるのは4人が限度っていうだけだった訳ですが。親父の物言いをしっかりと真似してみせるところなんか、ホント、親父に憧れているっていうのが分かるような。きっと、一度はこんな台詞を言ってみたいと思っていたのでしょうね。
「ああ、「オレにとっちゃァ4人だ」って言ってみてえっ、でも5人や10人の連中に言ってみてもカッコわりいし…、やっぱせめて100人くらいはいないとなっ!!!!」ってな感じで。
でも、
「だが…100対1という現実……トリックで乗り切るにはあまりにもデカすぎる……ッ」(木戸)
なんて冷静に突っ込まれちゃあオシマイよな(まあ、普通はそう突っ込む)。

「キャオラッッッ」(範馬刃牙)
なんか、「キャオラッッッ」って加藤専門掛け声というイメージがあるのですが、実際は刃牙が初めて叫んでいるんですよ。「キャオラッッッ」。しかし、一体なにが「キャオラ」? 「コラッ」の変形バージョンなんでしょうか? 伽お羅ってウチのパソコンが変換するんですけど。
しっかし、刃牙に襲いかかってくる100人の不良どもの姿に思いきり時代を感じます。

「刃牙よ
 喧嘩で100人に勝つ方法を教えよう」(範馬勇次郎)

なぜか、幼年編の刃牙の回想シーンに登場する勇次郎って、みょ〜に子供の面倒見がいいのですよ。
結局のところは、勇次郎が自らの手で御馳走の下ごしらえをしているってことになるのですが、しかし、なにか意外な感じが。なにしろ、地下闘技場編の刃牙の回想シーンに登場する勇次郎は、子連れで道場破り、凄惨な皆殺しシーンを子供に見せてトラウマ植え付けているんすよ(あんなん見せたらそりゃあ人格障害でるがな)。それなのに、幼年編の回想シーンでは、それほど残虐な感じは出していないし、この段階での刃牙も、それほど勇次郎を嫌がっていないし。
とりあえず、あのTシャツの柄が素敵過ぎ、勇次郎。若々しいぞ、勇次郎。あんた一体、今いくつ?

「襲いかかってくるぞッッッ
 はなれていろッッッッ」(範馬勇次郎)

うわあ…コウモリがっ、コウモリがッ、怖いよう。はなれていろっつったって、変に勇次郎から離れたら逆に危ないのでは? そっか、へたげに戦闘モードに入った勇次郎に近づくと、こっちまで巻き添え喰うということなのね。
ところで、あやふやな知識でちょっとアレなんですが、ほとんどのコウモリが果実や虫を主食とするおとなしい性格で、血を吸うようなやつは日本には生息していなかったように思えるのですけど。う〜ん。もしや、海外で特訓?

「たとえ全世界の50億人とケンカしたって倒されやしねェんだ」(範馬勇次郎)
「同時に4人倒せる」という事実をここまでスケールアップするところが勇次郎の本領発揮って感じで素敵。
勇次郎は思い込みが激しいタイプなので、本当に自分は人類皆殺し出来ると信じて疑ってないでしょう。
こいつならやりかねん、と読者を騙せるくらい勇次郎というキャラを立てている板垣氏はホント、スゴイね。
(とりあえず私は騙されてます)

「フフ………
 ダメだ………
 とても とーさんのスケールにゃかなわねェや………」(範馬刃牙)

「アンタじゃ無理だ」と刃牙に突っ込んでみたくなるのは私だけ?(50億と闘っても勝つ男と100人に負ける少年、だもんな)
とりあえず、この段階では、刃牙はまだまだ弱かった。
そして、それでも、いや、だからこそ、勇次郎の強さに真剣に憧れ、そして強さを求め続ける。その思いが強く現れている台詞だと思います。結局ファザコン?

「ワリに会わねェんだよ
 こんな100万っぽちじゃよォ」(北沢)

以前、ネットサーフィンしていて、どっかのページで「僕の友人が喧嘩して相手の睾丸潰して賠償金1000万払った」と書かれていたのを見た憶えがあります。本当かどうかは定かでは無いし、両方潰したのかどうかもよく分からないのですが、まあ、北沢くんとっては100万ではワリに合わないというのは確かなことでしょう。それにしても、北沢くんの連れ…中学生に見えないんすけど……。

「刃物は………
 よくない…………」(栗谷川等)

勝手に店の蛍光灯壊して、この台詞。しかも、かっこつけるでもなく、ごくごく自然な調子で「よくない…」って、いいなあ、なんか。一見しょぼくれた窓際寸前っぽいおじさんが実は…っていうのが味がありますな。ものすごく不気味で底が見えないっつーか。初期の栗谷川さんは本当にいいキャラでした。



10巻
喧嘩師・花山薫登場。あらゆる意味で15歳に見えない、真の漢。

「そいつァ2年前花山がここへ遊びにきたとき戯れにひん曲げたものだ」(どこかのヤクザの親分?)
思いきり変形した五百円玉。まさに人間技では無い! 大切に保管したくなるのも分かります。しかも、2年前ということは花山薫13歳のメモリアルってわけで。ちょうど幼年編の刃牙の年齢。13歳でこれだったら…と思わせるっすね。
しかし、遊びにきたっていうのが気になります。いったいどんな遊びをしたのでしょう、花山。 っつーか、13歳の花山ってどんな風(るっくす…)だったのかかなり気になります。
あ、ところで、硬貨を変形させるのは法律で禁止されているので皆さん、真似しないでね(しねーよ、もったいない)。

「こッ………
 これが15歳……!?」(栗谷川等)

詐欺だっ、俺は騙されたっ、年齢詐称だっ!!!!

心の中で大いに叫ぶ栗谷川等。
どうしてこのルックスで、この年齢にしたのか、どうにも腑に落ちないものがあります。
その読者の気持ちをまさに栗谷川さんは代弁してくれている訳ですね。
で、このとき差し出している名刺で、栗谷川さんのフルネームが分かるのです。はい。

「花山です」(花山薫)
どどーんと花山薫初登場。まだまだ少年の面影残す15歳!
だから15歳じゃねえって。
ここまで老けている15歳って……。「リンかけ」の支那虎に匹敵する老けっぷりですな(車田漫画の登場人物はたいがい年齢偽ってそうなやつばっかだけど)。
確かに、モデルである花形敬の雰囲気を出しているんですけど。しかし…。

「ウチの場合は2代目が代表ですがね」(木崎)
まあこのときの木崎さんの顔が本当にうれしそうで、花山の強さに心酔しているさまが如実に現れてます。
組のごたごたを己の拳でケリをつける組長というのが、かっこいいです。

「いい年した大人同士……くだらねェと言えばそれまでですが…」(木崎)
でも、花山氏は子供なんですよね…一応。
子供…。

破壊力=スピード×体重×握力!!!
花山の強さを表現するのにこれほど相応しい表現はない!
言葉による強さの表現技法と、そこにある絵とがマッチしてます。
確かに、握力強い方が痛そうだあっ、って納得させてくれるんですよ。よく、「リアル」とか「リアリティ」とか言うけれど、私にとっての『刃牙』は「リアリティ」の漫画です。
ケタ外れの握力故の異形の拳……!!!
って説明つくのもね、なんか素敵。実際に自分で拳作って、花山氏の拳と比べたりしたし。「おお、こりゃあスゲエ」って思いましたもん。
いや、もう、木崎さん並に花山氏に惚れているかも。

「まるで石!!!」(栗谷川等)
ホント、花山氏にはぶん殴られたくないね。石みたいに固い拳。だから痛いんだ、って納得。
もうこの辺り、花山大特集になってしまってる…。

「我子をヤクザと闘わせる母親…………
 そのくらいの愛情があっていいのよ……
 母親なんて……………」(朱沢江珠)

この台詞によって、謎の女性の正体が明らかに!
なんと刃牙の母親。しかもすっぽんぽん!!!!
乳☆に、ヘ●ーまで!!!!
私、10巻を電車の中で読んでいたのですが、この場面出て来たときどうしようかと思いました。いや、一応、私は純情な女の子なもんで(そんなこと、どうでもよろしい)。
当初の江珠さんは、確かに変ってはいるけれど、けっこうカッコつけているって感じがします。それがだんだん…。
まあ、とにかく、全裸の女性が、スパッツ一枚のマッチョな兄さんはべらしていいのか? 大変だなあ、この電話持ちマッチョ兄さん…(同情)。

「それ以前にわたしは………
 ヂギール族だッッ」
「精鋭無比なるヂギールの歴史に
 挑まれた闘いから背を向けた記録はないッッ
 たとえ相手が大国でも………
 たとえ相手が女・子供でもだ!!!」(ユリー・チャコフスキー)

字面だけ追っていくと勇次郎イズムに似ているかもしれないのですが、でも全然違うんすね。
勇次郎は、自分以外の人間、餌か下僕(この2つが重なってる場合あり)なんすけど。
ユリーの言っているヂギールイズムっつーのは、闘う相手の、その意思を尊重するという、そういう思想のように思えます。
だから、戦いを挑んでくる相手には全力を持って叩き潰すのが礼儀だと。
誇り高き戦士ですよね、ユリーって。

「ツッパリ…………
 やめるかァ……」(北沢)

刃牙に大切なところ潰されちゃった北沢くん。
花山に「殺すか…」と脅され、オシッコもらしちゃった北沢くん。
ツッパリとしての面子まる潰れな北沢くん。
範馬一族は他人を不幸にせずにはいられないのだよ、北沢くん。

11巻・12巻へ

熱き魂の叫びに戻る


[PR]DoCoMoご利用の方必見!:無料の運命鑑定≪スピリチュアルの館≫