くらた皮ふ科クリニック −じんましん−

蕁麻疹(じんましん)

「蕁麻疹(じんましん)」について

Q.1蕁麻疹は、どんな病気ですか?
   突然、皮膚の一部が赤く、みみずばれになる皮膚病で、
   強いかゆみを伴います。体のどこにでも生じ、その数は
   数個から数十個です。個々の皮疹は、数時間であとかた
   もなく消えます。そのため、医院や病院を受診したとき
   は、約半数の患者さんは、皮疹が見られません。
   皮膚症状以外、腹痛や呼吸困難を伴うこともまれにあり
   ます。約3分の1の人が一生に一度はかかる程ありふれ
   た病気で、通常は数日で治癒します(急性蕁麻疹)が、
   時に1ヶ月以上続くこともあります(慢性蕁麻疹)。

Q.2どのような機序によって起こりますか?
   多くはアレルギー反応(アレルギーを起こす物質「抗原」
   と、それに対して体の中にできる反応物質「抗体」が関与)
   で起こるのですが、抗原を特定するのはなかなか困難です。
   また、抗原・抗体が関与しない非アレルギー性の場合も
   あります。

Q.3発病のきっかけはありますか?
   熱がでる・頭痛・体がだるい・のどが痛い・咳がでる・腹痛・
   下痢・疲労などがきっかけになることが多いようです。

Q.4原因は何ですか?
   アレルギーの抗原として食べ物(エビ、サバ、イワシ、
   マグロの魚介類など)・食物添加物・薬・塵・花粉、細菌
   やウイルス感染、物理的刺激(圧迫・摩擦・日光・運動・
   気温の変化等)、内臓疾患、精神的ストレスなど多くの
   ものが原因と考えられています。血液検査で原因となる
   抗原がわかることもありますが、慢性蕁麻疹では検査し
   ても原因がわからないこともよくあります。

Q.5蕁麻疹になったとき、食べてはいけないものがありますか?
   はっきりと、原因と断定された場合は、その食べ物は避け
   なければなりません。しかし、それ以外は、ただ蕁麻疹で
   あるということで避けなければならない食べ物はありませ
   ん。ただ、かゆみを増しやすいアルコール・刺激物(カ
   レー・わさび・こしょう・とうがらし等)は避けたほうが
   よいでしょう。

Q.6蕁麻疹はどのような内臓疾患にともなってみられますか?
   慢性の感染症(扁桃腺炎・虫歯・蓄膿症・胆のう炎・ピロ
   リ菌性胃炎)、薬物障害、膠原病、内臓悪性腫瘍(ガン・
   リンパ腫)などがあります。ただし、そのような例は少な
   く、特に急性蕁麻疹ではあまり心配はいりません。また、
   一般に信じられているほど肝臓病に合併する割合は高くあ
   りません。

Q.7治療はどうしますか?
   原因(Q.4)がわからないことが多いのですが、原因がわか
   る場合はそれを避けます。原因がはっきりしない場合は、
   対症療法として、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤を服用
   します(これらの薬剤には多くの種類がありますが、効果
   と眠気などの副作用には個人差がかなりあります)。
   急性蕁麻疹では、数日で直ります。もし、よくならない
   ようならば、別の薬に変えたり、あらたに薬を追加したり
   します。慢性蕁麻疹の場合は、蕁麻疹が出現しなくても
   しばらくの間服用することが重要です。また、急にやめる
   としばらくして再発することがありますので、徐々に薬の
   量を減らしていくことが大切です。

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