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にきび 「にきび」について
Q.1にきびとはなんですか? 正式な病名は尋常性座瘡「じんじょうせいざそう」です。思春期以後の 大部分の人に生じます。女性(最近では、男性も)では美容面での苦痛が 大きく、早期の治療が望まれます。 Q.2にきびの症状はなんですか? 面皰(毛穴に皮脂がたまっているもの)、紅色丘疹・膿疱(面皰が赤く なったり膿をもったもの)色素沈着・瘢痕(にきび跡)が、種種の程度に 混在して見られます。 |
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Q.3年齢による違いがありますか?
思春期(10代)と大人(20〜30代)に分けられます。思春期のにきび は、春〜夏に多く、脂性の肌の人の顔全体に見られのが一般的です。 過剰な皮脂の分泌・思春期のホルモンの乱れ・糖分や脂肪分の多い 食物の過剰摂取などが原因です。大人のにきびは、いろいろな肌質 の人に一年を通じて見られ、頬・口周り・あごなどに好発します。 体調不良・精神や身体のストレス・食生活の乱れ・不適切な化粧など が原因で、女性では生理前に悪くなることがよくあります。 Q.4日常生活で注意すべきことはなんですか? バランスのよい食事・規則正しい生活・正しいスキンケアー(洗顔、 化粧)・ストレスの少ない生活が重要です。 Q.5洗顔時に注意すべきことはありますか? 洗顔は多すぎる皮脂と汚れを取り除くことが目的です。皮脂の量は、 人により、部位により(いわゆるTゾーンは多く、頬は少ない)季節 により(夏多く、冬少ない)異なります。だから、石鹸を使った洗顔も、 それらを考慮したきめ細かな注意が必要です。顔全体を同じように 洗っていると、かさつくところと脂でべたべたするところが同時に生じる 事もありますので、部位に応じた適切な洗い方をして下さい。 石鹸は低刺激性(香料・色素・殺菌剤等がすくないもの)のものをよく 泡立てて使用して下さい。 Q.6医療機関での治療にはどんな方法がありますか? これまでの一般的な治療法として、つけ薬として、イオウ(皮脂を取り 除く)・抗生物質(ニキビ菌を抑える)を含んだ溶液・クリーム、飲み 薬として、ビタミンA,B,E・抗生物質・漢方薬などがあります。 Q.7どこに治療の目標をおけばよいですか? にきびは、発病すると数年続きますので、まったくにきびが出ない状態 にすることはなかなか困難です。治療の目標はその期間中、にきび跡 が残るような状態にしないこととにきびのために精神的な苦痛を感じる ことなく、普通の日常生活を送ることができる程度に皮疹をコントロー ルすることです。 Q.8新しい治療法について教えてください。 ビタミンC・ビタミンA酸の外用、ケミカルピーリング・光線療法(レーザー 照射など)等があります。これらは、保険診療ではない特殊な治療法 なので、にきび治療を専門にしている医療機関のみで行われています。 Q.9ビタミンCの治療について教えてください。 ビタミンCは、活性酸素や過酸化資質を抑える抗酸化作用・コラーゲン の増殖を促進する作用がある事がわかり、ニキビの治療薬として注目 されるようになりました。しかし、ビタミンCには多くの種類があり、従来 のビタミンCの多くは、皮膚につけただけでは、吸収されにくく、非常に 不安定であるため、十分な効果を発揮できませんでした。最近、皮膚に 吸収されやすく、比較的安定性のある、ビタミンCの誘導体(燐酸ビタ ミンC)が用いられるようになりました。さらに、皮膚の表面に弱い電流 を流してその吸収を高める(イオン導入)と一層効果が高まります。 その治療は週2,3回やるのが理想的です。 早い人では数回ぐらいで効果が見られます。 また、副作用もほとんどなく、安全な方法です。 Q.10ケミカルピーリングとは? 化学物質を皮膚にぬって、皮膚の古い角質を取り除き、皮膚を再生さ せる治療法で、効果もかなりありますが、副作用もみられ、治療には 専門的な知識と技術を必要とします。 最後に一言 にきびは「青春のシンボル」と呼ばれ、軽く見られがちな皮膚病ですが、 感受性の強い年代の患者さんにとっては、その悩みは、皮疹が顔にある ため、にきびがない人には想像できないほど深刻です。にきびは、通常 数年間ででなくなりますので、その間患者さんには、にきび跡が残ら ないように早期の治療をお勧めします。また、周囲の人も患者さんの 精神的な悩みを理解してあげて、治療に協力してあげてください。 |
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