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Musical History | |||||||
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ローマ楽派
16世紀、ルネサンス盛期のローマ・カトリックは権力に溺れ、腐敗の一途をたどりつつあった。これに対しドイツのマルティン・ルターは信仰本来の姿に立ち返ろうと宗教改革運動を行いプロテスタントとして急速に力を伸ばしていった。この勢力に対抗するため、ローマ・カトリックはトレント公会議を開き、自主的に体制を立て直そうとしたが、この会議において今までの音楽にも改革の波が押し寄せた。そこでは今までのフランドル風のポリフォニー音楽は音楽優先で複雑な多声の歌詞は聞き取り難く、信仰の主旨に反するとして、単旋律のグレゴリオ聖歌に立ち返ろうという極論が出された。これを受けて、当時ローマ楽壇の頂点にあったG.P.パレストリーナらは、ポリフォニーを使っても十分信仰目的にかなう音楽が作れることを実証したとされる。この当時のローマの教皇礼拝堂で活躍した作曲家を指してローマ楽派と呼ぶ。
ローマ楽派の最大の特徴は、ア・カペラ書法(「礼拝堂風」の意)が用いられ、楽器伴奏のない高度な声楽ポリフォニー音楽を使ったところにある。これをパレストリーナ様式という。このローマ楽派の作曲家はパレストリーナ以前にC.フェスタ、J.クレメンス、C.モラレス、パレストリーナ世代にV.ルッフォ、J.デ・ケルレ、以後にF.ゲレロ、T.L.ビクトリアなどがいる。
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