2004.3.11(木)
 ヘアカット&白髪染め

 髪の毛が目に入って痛く、いくら「超ハード」の
「ヘアスプレー」で固めても「ムダ」なので
 このところイライラし通しだったのですが、
 考えてみたら、正月くらいに「髪を切り」に行って以来、
 2か月以上「髪を切って」いなかったのでした。
 通常「1か月に1回」のペースで「髪を切り」に行くボクとしては、
 目に入るのもムリなかったワケです。
 で、「白髪染め」も、自分で1か月前に「染めて」以来
「染めて」いませんので、「別々にする」と、
 時間的に「ダブルの手間」になってしまいますので、
 ここは「値段が張る」ことに目をつぶって、
 美容院で「ヘアカット&白髪染め」をしてもらうことにしました。
 前回初めて美容院で「白髪染め」をしてもらった時の
 とまどいと体験については、
「1月7日の日記」を参照していただけるとわかっていただけると思いますが、
 またあの「ビニールのようなもの」を頭にかぶって、
「蒸気が体から逃げていかない地獄」を味わうんだろうなぁ……と、
 ちと憂鬱な覚悟をしていたのですが、
 あの「パーマかける時にかぶるようなビニール」の出番は今回はなく、
 かわりに「通気性のあるターバン」のようなものをかぶせてくれましたので、
 今回は「2時間」の間、すごくラクでした(^^)
 ただ、財布にはキツいものの、
「時間の節約」が出来たというのは大きいですね。
 さぁ、これでしばらくは「まっさらの黒髪の青年」として過ごせます(^^)
 

 

 


 

 2004.3.12(金)
 仙人さん、ありがとう

 今週に入ってからというもの、夜に「胃がもたれる」ような症状で
 目が覚めることがたびたびありまして
(いわしの味の膨満感と、炭酸でキリリとする感じがミックスしたような症状)、
 以前ですと、「漢方胃腸薬」を飲むとすぐに治っていたのですが、
 今回は全く効かなく、 別の市販の「胃薬」をいくつか買って試してみても
 ダメでした。
「体の疲れ」と「ストレス」と「運動不足」によって起きている
 のであろうことはわかっているのですが、
「痛くなる」わけではありませんので、とりあえず
「テニスボール2コをストッキングの中に入れたもの」の上に背中でのっかり、
 あおむけになってマッサージすると、その症状はしばらくなくなるので、
 たびたびその「自己マッサージ」をしてしのいでいました。

 そして今日、上野方面に行く用事がありまして、
 通りかかったとある薬局に寄ってみました。
「胃薬」コーナーを眺めていますと、
「気のよさそうな仙人」風の人がボクに声をかけます。
 おそらくこの店の店主といった感じです。
 一通りボクの「症状」を聞きますと、
「あなたお酒は飲みませんよね」とおっしゃります。
「なんでわかるんですか?」とボクはこたえ、「いやいや」と仙人氏。
 そして仙人氏が奥から何やら出してきます。
 小さな赤と黒の箱に入った薬のようです。
「ちょっと苦いですけど、これは効きますよ。
 飲んだ後スーッとしますから」とのこと。
 何かすごく「仙人氏のそのたたずまい」が「自然」
 でしたので、もちろん疑うなどという心は湧き起こらず、
 値段も手頃でしたので、即買いました。
 そしてすぐに「ド○ール」で水をもらって
 飲んでみまして3分後、「あら、ホントだ!!」
 そう、まさに「仙人氏」のおっしゃった通りに
「胃の奥のいわし風味の膨満感と炭酸キリリ」は、
「さわやかな風(ブリーズ感)」とともに小さくなって消えていく感じです。
「仙人」さん、ありがとう!!また何か「薬」が必要になった時は、
 行って相談しますので、よろしくお願いします(^^)
 ちなみにその薬は、ツ○ラで出している「熊○丸」という薬でした。 

 

 


 

 2004.3.13(土)
「自由が確保できる方」を選択

「音楽関係の映画」を3本観ました。
『スティル・クレイジー』(1999英)
『ファイブ・ハートビーツ』(1991米)
『8マイル』(2002米)

『8マイル』
 1995年のデトロイトを舞台にした、
 黒人および白人の低所得者層が暮らす町に住み、
「プレス工場」で働く白人の若者の青春模様。
「ライブハウス(90%以上客は黒人)」で催されている
「ラップ合戦」をメインに繰りひろげられるストーリー。
 正直言って、最後の「ラップ合戦」に至るまでは
「退屈」で、早送りがてら観ていた感じだったのですが、
「ラストシーン」でボクは「拍手喝采」そして
 それまでの「退屈だったシーンの数々」も、
 がぜんボクにとって輝いたものになっていたのでした。
「ネタばれ」チックになってしまいますが、
 主人公の白人青年は、まわりが「メジャーデビュー」
 を期待する「ラップ界のホープ」とされる存在でして、
 最後に「ラップ合戦」で優勝し、
 さあこれから「メジャーデビュー」で「全国制覇」
 という期待が高まるところで、
 あっさり「明日仕事があるから」と、
 それらのオファーを全て「袖にする」ところで終わるのです。
 これは「映画的カタルシス」を期待する観客からすれば、
 ?マークが頭にいっぱいでしょうし、
「金返せ」的心情におちいった人も多いでしょうと思いますし、
 そう思うことがあたりまえだと思います。
 
 しかし、「メジャーデビュー」をして「売れて」きたとたんに、
 自分のもとから「自由」がどんどん失われていく、
 その将来の「自分自身の姿」が頭にクッキリ浮かんだ時、
 この白人青年は、踏みとどまる決意をしたのだと思います。
 この時点でさえも、「期待」とともにまわりの「とりまき」たちは、
 この白人青年を自分の思い通りにしようとしています。
 ましてや「売れる」となったら、
「音楽的」にも「自分がやりたいこと」はどんどん
 出来なくなっていくことは間違いないでしょうし、
 また「金銭面」においても、
 彼を利用しようとする有象無象のハイエナたちに取り囲まれ、
 いつのまにか「した覚えのない借金」をしょいこむことになり、
 また「いいとこみせよう」という衝動、
 そして「今をキープしたい」という重圧と強迫観念によって、
 心は「自由」とはほど遠いものとなり、
 たちまち彼は、まわりの人たちにいいように利用されていくことでしょう。
「ラップ」という、「つねに言葉によって頭をフルに使う行為」を
 していたからこそ、
 その「未来」に対する「恐怖感」のようなものが、
 彼の頭の中にリアルに浮かんできたのかもしれません。
 それこそが、彼の「わけのわからぬいらだち」の
 正体だったのではと思います。
 新しく彼の「彼女」になったヒロインにしても、
「彼の将来有望さ」目当てに近づいてきたわけですし、
 現にその2人の「愛の行為」は、工場の影で服も脱がず、
 ただ「結合」するだけのものでして、
 観ていてボクは「ムナしさ」しかおぼえませんでした。
 まあこれはちと脱線話であり、本筋とは関係ない話ではありますが、
「全裸でただ抱きあって、じゃれあって、髪をなでたりキスしたり」の
 延長線上にしかエクスタシーを感じることの出来ぬボクにとっては、
 あの「結合シーン」一つによって、「このヒロインへの魅力」は無に帰し、
 かつ「彼女が望むラップスター像」そのものまでが
「魅力なき」ものとなっていき、
「主人公」がときおり、というか常にみせる、
「わけのわからぬいらだち」にもいつのまにか共感していたのでした。
「彼女にいいとこをみせたい」というその「彼女」の「欠乏」もまた、
 彼を「自由」にかりたてたものなのかもしれません。
 とりあえず、「メジャーデビュー」するよりは、
「プレス工場」で地道に「収入」を得つつ、好きな「ラップ」をやっていた方が、
 誰にも縛られず、依存することなしに生きていけますし、
 そういう意味で彼は、二者択一のうちの
「自由」な方をとりあえず選んだということでしょう。
「無一文」または「借金まみれ」になったら、
「生きていく」ために、「やばい仕事」をしなくてはならなくなります、
 自分の意思とは関係なく。
 しかし、あまりに地道であったとしても、
「決まった収入」があれば、少なくとも
「やりたくないこと(犯罪行為を含む)は
 やらなくてすむ自由」は確保されます、
「ぜいたくをしたい」「いいとこみせたい」などの
 欲望にふりまわされない限りは。
 身近に彼のまわりにいる「自分の意思とは裏腹に悪に染まっていく友人たち」を
 目の当たりにしているからこそ、
 彼が心から痛感したことなのかもしれませんね。

 本当は、3作品全部の感想を書いたのですが、字数が多くなりすぎましたので、
 とりあえず
『スティル・クレイジー』と
『ファイブ・ハートビーツ』の分は、
 明日Upする予定ですので、しばしお待ちくださいませ。
   

 

 


 

 2004.3.14(日)
 観たビデオの感想

 昨日の続きとして、観た映画の感想などを書いてみます。

『スティル・クレイジー』
 20年前に解散した「70年代ロックバンド」を
「元キーボーディスト」と「取り巻きだった女性」が、
 20年ぶりに「かつてのメンバー」を「全員」集め、
「再結成」し、ツアーを成功させるまでのストーリー。
 ボクが観てきた最近の英国映画の特徴が良く出ている作品でして、
 良くいえば「テンポが良く、短くまとまって」いて、
 悪くいえば「エピソードをダイジェストに羅列した
 感じのプロモーション・フィルム」的な肌触りです。
『フル・モンティ』『コミットメンツ』『スナッパー』
(アイルランド映画も混ざってますが)のイメージを
 想像していただくとわかりやすいかもしれませんが、
 それらよりははるかにボクには面白く、楽しめました。
 ただ、「ツアーバスとホテルによるロード生活」は、
 ボクには想像しただけで「ぜんそくの発作」が出てしまいそうに思え、
 臨場感があるだけによけい観ていてキツかったかも。
 中では、カレンとブライアンの再会シーンおよび
 それを見届けるトニーのシーン、
 ラストでブライアンがステージにあがるところが
 感動的で良かったっす(^^)
 当時のロックが好きな人にとっては(ボクも含めて)、
 たまらなくいとおしい作品ですね(^^)

『ファイブ・ハートビーツ』
 モータウンの男性コーラス&ダンスグループ
(「テンプテーションズ」が一番イメージに近いかも)、
 のイメージの5人組グループの、
 1965年から70年代後半くらいまでを描いた物語。
 途中までは「現実をシニカルに描いたブラックムービー」
 的であり、観ていてちと気が重かったのですが、
 あっと驚く「ハッピーエンド」であり、
 観終わって「勇気づけられる」1本でした。
 元リード・ヴォーカルの「更正」した姿には、
 涙を禁じえませんでしたね……。
 やっぱ「映画」はこうでなくっちゃ(^^)
 中では、「レコード会社社長」の、
「ホモのや○ざ」の如く「ドスのきいた存在感」が妙に怖かったです……。


「歌のレッスン」に行ってきました。
「喉の調子」を考慮して、今日は休もうかとも思っていたのですが、
「行けばなんとかなる」かなと思い、行ってみました。
 やはり「なんとかなる」もので、
「調子良くてやる気まんまん」の時よりも、
 かえって「慎重にリラックス」して歌うためか、
 結果は良いくらいだと言われました(^^)
 新たな「気づき」を得ることが出来るという
 収穫もありでして、やはり行って良かったです。
 

 

 


 

 2004.3.15(月)
 さよなら、クロ

 ビデオで『さよなら、クロ』を観ました。
 昨年暮れに公開し、「ビデオ(DVD)レンタル」になったばかりの邦画です。
 井筒監督を始め、この映画には「絶賛の声」が多く、
 ボクはあえて「あらすじ」を探らずに、
 全く「前情報なし」で観てみることにしてみました。
 
 いやぁ、「いい映画」でした……(^^) 
 何というか、すべて「直球勝負」で「誠実」なのです。

 60年代後半とその10年後の2つの時代が舞台になっています。
 おそらく原作者の実話なのだと思いますが、
 60年代後半に、とある高校に住みついた犬を軸に描かれる、青春模様です。
 最後に流れる「チューリップ」の「青春の影」がぴったりはまる、
「じれったいまでに純」で、「まっすぐ」な、
 まさにボク好みのタッチの映画でした。
 ディテールの部分まで、綿密に「さりげなく」描かれているところが、
 ボクの心をくすぐるのです。
 決して、観る前にボクが危惧していた
「文部省推薦映画」的なタッチではありませんので、ご心配なく(^^)

「新作ビデオ(DVD)」でレンタルに出ていますので、
 あまり「ネタばれ」させないほうがいいかなと思いまして、
 くわしいあらすじ、感動のポイントなどはあえて書かないでおこうかと
 思いました(というより、書き出すとキリがなく、
 どれかにしぼるとなると、しぼりきれないための
 やむをえぬ措置でもあるのですが……(^^))。
 みなさんも、もし興味をもちましたら、ぜひ観てみてください。
「青春の影/チューリップ」の歌が好きな人であれば、
 必ずや心にフィットすること間違いなしと思っております。
「刺激」を求める方には「不向き」かもしれませんので、
 あくまでも「興味を持ったら」ということで、ヨロシクです(^^)
    

 

 


 

 2004.3.16(火)
 バンド・リハーサル

 夜に「Nさんのバンドのリハーサル」に、吉祥寺に行ってきました。
 本当は忙しいので、キャンセルしたいところだったのですが、
 ベースとドラムとの「初顔合わせ」ということもありますので、
 行ってきました。
 いきなり「次のライヴでやる予定の曲」を演ってみますと、
 どうも全体がバラバラです。
 ムリもありません、「ベースとドラム」がお互い「初顔合わせ」であり、
 つまり全員「初顔合わせ」に近いので、お互いに「手の内」というか、
「クセ」みたいなものがわからないので……。
 なので、ゆっくりのテンポで、「全員よく知っている曲」、
 つまり「共通言語」の「イパネマの娘」と「枯葉」を演ってみますと、
 それぞれの「手の内」のようなものが浮き彫りになりまして、
 それ以降「さっき演った曲」を演ってみますと、
「見違える」ように「いい出来」になりました。
 やはり、「初顔合わせ」の時は、
「自己紹介」が大事だということですね(^^)
 というわけで、今日のリハーサルは、「自己紹介」で終わりましたが、
 すごく有意義だったように思います。

 本当は「リハーサル」が終わったら、すぐに帰りたかったところなのですが、
「人となり」を知ることも、「演奏」と同様に大事ですので、
 ボクは酒でなく「コーラ」でしたが、
 全員で居酒屋でくだらない話をダベリングし
(これが大事なのです(^^))、やはり、ほぼ終電で帰宅でした。

 なお、「このバンドのライヴ」もまた、5月に演る予定ですので、
 くわしいことが決まり、時期が近くなりましたら
 あらためてお知らせしますので、ヨロシクです(^^)
 

 

 


 

 2004.3.17(水)
 ホテル・ハイビスカス

 ビデオで『ホテル・ハイビスカス』を観ました。
 昨年公開された「沖縄を舞台にした邦画」です。
 映画館で観ようと思っていたのですが、逃してしまいまして、
 このたびレンタルビデオ店で「新作」として出ていましたので、
 借りて観ました。
 同じく沖縄を舞台にした名作邦画『ナビィの恋』
 と同じ監督による作品です。

 どうしても『ナビィの恋』と比較して観てしまいがちですが、
 ある種全くの別物と考えて観た方がいいかもしれません。
 最も、「流れているもの」「伝えたいこと」は共通しているように思えますが。

 1人の小学生の少女の目を通して描いた、
 まさに「少女の目線」からみた「夏休みの思い出」
 というスタンスでつくられた映画なので、
「細かい説明」とかは一切なしで、
 すべてのエピソードはサラッと描かれています。
 なので、注意して観ないと、ただ
「はちきれんばかりに元気でうるさい女の子の夏の日の出来事」を
 ただ流しただけの、退屈な映画という印象しか残らないかもしれません。
 それほどまでにこの主人公の少女は、「想像を絶するほどパワフル」なのです。
 しかし、観ていくうちに、
 その「サラッと描かれている」部分が心に残ってきます。

 主人公の少女の家は、『ホテル・ハイビスカス』という、
「すすけた感じのホテル」を経営しています。
 貸している部屋は1つしかなく、
 残りの部屋には全て家族が住んでいます。
 家族はおばあちゃん、おとうさん、おかあさん、黒人米兵とのハーフの兄、
 白人米兵とのハーフの姉、そして父母の娘である主人公の少女美恵子で、
「行き倒れ」の青年が、「ホームステイ」の如く部屋を借りています。
 別棟は「ビリヤード場」になっていまして、
 おとうさんが経営しているのですが、
 客が来ることはなく、いつもおとうさんは居眠りしています。
 なので、お母さんが夜スナックで働く稼ぎで
 一家の家計は成り立っています。

「普段は昼あんどんのようなおとうさん」が、中ではボクの印象に残っています。
「たぬき」のような風貌で、いつものんびりしているのですが、
 決めるところはビシッと決めるその姿は実にかっこよく、
 ボクも「親父」になるとしたら、
 こんな「親父」になりたいなぁと思うくらいです。

 美恵子の「精霊探し」の冒険、「パイナップル畑」への冒険、
「父にしかられてさまよう姿」での不安感は、
「はじけるようにパワフルな美恵子」の心の奥底での「不安感」を
 現しているかのようでもあります。

「深刻」に、「社会派」タッチで描こうと思えば
 いくらでも描けるような題材がけっこう見受けられるのですが、
 それらをあくまでものんびりと、サラッとした中にのみ描いていまして、
 沖縄の人たちの懐の深さのようなものがゆったりとした中に、
 ひしひしと伝わってきます。

 沖縄では、「精霊たち」「ご先祖さま」と「人間」との交流が
「身近」で「自然」であり、境目なく、あたりまえのこととして
 一緒に共存しているかのようです。
 そんな部分にボクは、どこかで憧れているのかもしれません。

 この映画を、沖縄在住または沖縄出身の人たちに
 ぜひ観ていただきたいなと思っています。
 そして、「この映画で描かれている沖縄」は、
「実際の沖縄」とつながった感じなのかどうか、
 感想を聞いてみたいなと思っています。

 観終わってから、時間がたつごとに
 ジワジワとその「良さ」がしみてくる、
 まるで「良質な落語」のような名作ですね。

 あくまでも「子供の目」を通した世界でのみ描かれていますので、
 すべての出来事は「サラッと」しか描かれていないのですが、
 それぞれ「奥深い部分」を含んでおり、
 また「グッとくる」シーンを含んでいます。
 表面的には、「ギャグの連続」あるいは
「沖縄版つげ義春ワールド」のようにしか見えませんが。

 ぜひとも多くの人に観ていただきたい映画です。
『ナビィの恋』のような「わかりやすさ」と
「エンタテイメント」性を含んでいないので、
「観終わってすぐ」には「?マーク」が頭を駆けめぐるかもしれませんが、
 必ずや、数時間後、あるいは何日かしてから
「何か」が「こみあげてくる」のではと思います。
 地味な映画ですので、これから先も話題になることはないと思いますが、
 未来永劫に語り継いでいきたい、そんな映画です。
  

 

 


 

 2004.3.18(木)
 気分はタイムスリップ

 自由が丘のジャズバー『ラリュ』に「ライヴ」を観に行ってきました。
 実は今夜の「ライヴ」は、2週間以上前から楽しみにしていた
「ライヴ」でして、よほどのことがないかぎり、
 絶対に行きたいと思っていた「ライヴ」なのです。
 ボクがサックスを始めて3か月くらいの「超初心者の時」に、
 習いに行っていた「サックス教室の合宿」に参加したのですが、
 そこでの「先輩方の演奏ならびにジャズ的な雰囲気とたたずまい」に
 カルチャーショックを受け、衝撃を受けるとともに、憧れがつのり、
 たちまちボクは「ジャズ」および「サックス」にはまっていったのですが、
 その時の「先輩方」のうちの2人が共演する「ライヴ」なのです。
 ボクにとっておそらく「15年ぶり」に観る「共演」でして、
「初心忘れるべからず」ではありませんが、その演奏を想像しただけでも
 ワクワクしてくるボクなのです
(実はお2人にとっても、ほぼ15年ぶりの共演であるとききまして、
 ビックリでした)。
 その1人は、アルトサックスの津上研太さんです。
 考えてみれば、ボクは研太さんとほとんど口をきいたこともなく、
 その15年前の演奏以来、演奏もほとんど聴いていなかったのでした
(考えてみると、その時の「先輩方」の誰の演奏も
 ほとんど聴かずに過ごしていました)。
 不思議といえば不思議なのですが、
 どこかで「憧れ」とともに「畏れ多い」という
 気持ちがあってなのではと思っています。
 もう1人は、この「日記」をかなり前から見て
 くださっている人たちにはおなじみのDasaさんこと佐山正之さんなのです。
 メンバーは、

 黒木留美(Vo)津上研太(as)佐山正之(p)
         渋谷盛良(b) 本多滋世(ds)
                 (敬称略)です。

 どのプレイヤーにとっても「歌の伴奏」は難しいというのが
「共通認識」だと思うのですが、
 ボクも、そう思っているうちの1人です。
 その上、「自分で歌う」ようになってからというもの、
 なおのこと「ボーカルが歌いづらい音を吹いてはまずい」
 という意識が強く働きすぎるようになりまして、
「がんじがらめ」になってしまうことが多いのです。
 なので、「歌伴のお手本演奏」を研究するという意味でも、
 絶好のライヴであり、今夜をワクワクしながら迎えたわけなのです。

 1ステージ目も2ステージ目も、どちらもいい感じでしたが、
 2ステージ目の方がよりリラックスした感じでして、
「お互いの手の内がわかった」という雰囲気の中、
 バンドも歌も「スイング&グルーヴ」しまくりまして、
 お客さんもみなノリノリでした。
「ジャズ・ボーカル」の「ライヴ」におきましては、
「サックス」はいてもいなくても成り立つという
 ポジションに立っているわけなのですが、
 今夜の「ライヴ」は、まさに「サックス」が全体のカラーを導き、
 一つの「方向」「ムード」にひっぱり、バンド全体を面白く華やかにし、
 そして「ボーカル」をより華やかな存在として引き立てていました。
 やはり「いいサックス」が加われば、
「ジャズ・ボーカル」の「ライヴ」においても、
 いなくても成り立つなどということはなく、
「いなくては困る」くらいのものなのだということをあらためて認識しました。
 今夜の演奏をMDに録音しましたので、研究してみようっと(^^)
 15年ぶりに聴いた共演は、「あの頃の自分」を思い出させてくれるほどの
「変わらない輝き」であるとともに、
 それ以上の何かをボクに示してくれました(^^)
  

 

 


 

 2004.3.19(金)
 10日間で男を上手にフル方法

 ビデオで『10日間で男を上手にフル方法』を観ました。
 このところ、「新作レンタル」では「DVD」が幅を利かすようになりまして、
 この作品も、「DVD」が4本置いてあったのに対し、
「ビデオ」は1本しか置いていませんでしたので、
 競争率は激しく、なかなか借りることは出来なかったのですが、
 いろいろまわったうちの、
「古くからのレンタルビデオ店」に2本置いてありましたので、
 借りることが出来ました。そろそろDVDデッキも買わなくてはダメかな。

 まずのっけから、「テーマ曲」が軽快で良いです。
 これから「テンポのいいラブコメディーが始まるぞ」
 というワクワク感を感じさせてくれます。
 そして、「日本の良質な軽口のTVドラマ」を思わせるような、
 BGMが心地よく、
 テンポも従来の「ラブコメ」以上の「上質感」をどこか感じさせてくれます。
 しかし、内容そのものは、従来の「ラブコメ」を
 つなぎあわせたようなものでして、
「超B級」の「ラブコメ」映画といった感じです。
 もっとうまいやり方をすれば、いくらでも面白くなるのにという
「フラストレーション」いっぱいの仕上がりなのです。
 しかし、そうでありながら、なぜかどこかに
「上質」な空気を感じさせ、観終わったあとに
「いい映画を観た満足感」のようなものすら感じさせてくれます。

 それはまず、ヒロインのケイト・ハドソンでしょう。
 彼女ははっきりいって、かわいくもきれいでもなく、
「ファニーフェイスの魅力」のようなものすら感じさせない、
「普通の女性」なのですが(見た目です)、すごく魅力的なのです。
「表情がいきいき」としていまして、
 彼女の「表情のうつりかわり」が「カットごと」に楽しみになり、
 いつのまにかボクはとりこにさせられていたほどです。
「天性のコメディエンヌ」といっていいかもしれません、
 ひょっとしたら、うまくいけば「大スター」になるかもしれませんね。

 ヒロインは、わざと「その男」にフラれるために、彼の「実家」を2人で訪れ、
 決定的な「フラれるためのヘマ」をしようとしていたのですが、
 彼の「家族」の、その「飾らない暖かさ」に触れ、
 心から「感動」し、その「策略」を捨て、
 彼のことを本当に好きになってしまうのですが、
 そのことにまったくウソが感じられないほど、
 彼の「家族」は魅力的なのです。
 この「家族」のことを思い出すだけで、
 ボクは「幸せな気分」になってしまうほどです(^^)

 以上の2点があまりに抜きん出ているため、
 その他のあまりある欠点は覆い隠され、
 観終わったあとにはほのかな「満足感」すら感じさせられました。

「アメリカ人」がみたらわかるような、
「日本人」にはわからない、面白いシーンが
 実はふんだんにあるのかもしれませんが、
 そのことを差し引いても、
「何も借りたいビデオがない時に借りる」には
 うってつけの「ラブコメ作品」かもしれませんね。
「期待しないで観た」なら、
 あまりあるほどの「おつり」がくることは確実といっていいでしょう。
   

 

 


 

 2004.3.20(土)
 デブラ・ウィンガーを探して

 ビデオで『デブラ・ウィンガーを探して』を観ました。
 タイトルに出ている「デブラ・ウィンガー」とは、元女優さんの名前でして、
『アーバン・カウボーイ』『愛と青春の旅立ち』などに
 出演していた美人女優です。
 当時、「ソフィー・マルソー」「フィービー・ケイツ」
 などに「ノックアウト」されていたボクに
(当時、兄が「明星」「平凡」に付いていた、
 松田聖子、中森明菜、河合奈保子、伊藤つかさなどの
 ポスターやピンナップを部屋に貼りまくっていまして、
 その姿を見て、子供っぽくて格好悪いと思ったボクは、
「日本のアイドル」への興味を「石野真子」
「木之内みどり」などを最後に失ってしまい、
 ボクの興味は、同年代の「外国人のアイドル」に向けられていたのでした)、
「大人の女性のかわいらしさ」を教えてくれた女優さんなのです。
 なので、「今はどうしているのかなぁ?」と思っていたところに、
 この「映画のタイトル」がパッと目についたわけなのです。
「デブラ・ウィンガー」は、8年くらい前に女優を「引退」していまして、
「子育てと女優業の両立の難しさ」と、
「40代を過ぎた女優にとって、やりたい役をやれない
 ハリウッドへの不満と幻滅」が「引退」を決意した主な理由のようでして、
「40代を過ぎて、同じような悩みと不満を持っている女優」である、
「ロザンナ・アークエット」が、
「自らの本音」を交えながら、「仲間」「友達」である
「大物女優」たちに「インタビュー」をしていく
 というのがこの映画の主な内容です。

 登場する女優たちはみな「きらびやかな大物」ばかりでして、
 そんな彼女たちが、ほとんど「ノーメイク」で、
「くだけた雰囲気」で「ざっくばらん」に「本音」を炸裂させるわけなのですが、
 これはおそらく「ロザンナ・アークエット」の
 人望のなせるわざなのではと思います。
「40代を過ぎた女優」たちの語る悩み、本音は、
 前述した「デブラ・ウィンガー」および
「ロザンナ・アークエット」のものとほぼ同じ内容のことでして、
 その世代の女性が見れば、大きくうなずくような内容ではないかと思います。
 またそれだけでなく、案外「今若い女性」にこそ
 向けられた「メッセージ」なのではと、ボクは思いながら観ていました。

 ボクが印象に残った部分は2つありまして、
 1つは、「ロザンナ・アークエットの妹」の
「パトリシア・アークエット」の方が、
「ロザンナ・アークエット」よりはるかに
 人気女優であるということを初めて知らされたことです。
 ボクは「自分が興味ある映画」しか観ないので、
 ボクが観た映画の中では、「ロザンナ・アークエット」
 が出演している頻度は割合に多く
(『アフター・アワーズ』『隣のヒットマン』など)、
 美人女優のわりには「変わった役」ばかりやっている
 人だなぁという印象でした。
「パトリシア・アークエット」はといいますと、
『リトル・ニッキー』でくらいしか観たことなかったので 、
 圧倒的に姉の「ロザンナ」の方が
 人気も立場も上なのかと認識していたのですが、
 どうやら「妹は大女優」で、「姉はコメディーに
 たまに出る、『あの人は今』状態」だとのことで、
 映画通の方たちにしてみれば、
「そんなの当たり前じゃないの」ということでしょうが、
 世の中にはボクの知らないことはいくらでもあるのだなぁと、
 ちとビックリでした。

 もう一つは、映画界のお偉方の発言の、
「今のアメリカの10代が、セクシーな女を必要として
 いないのが全ての元凶なのだ。特撮CGもの、
 たわいのないコメディーに、タフな女。
 ボクらが胸踊らせた『セクシーな女』の出番はどこにもない。
 これが成熟した女性、女優の出番を減らしている大きな要因なのだ」
 という一言。
 ボクはそんなに映画を観ているほうではありませんが、
 何か「的をえている」ような気がします。
 この話で連想する、ボクが常々「腹立っている」ことがありまして、
 それは日本の「缶コーヒー」のCMにおける「ジョージア三人娘」ってやつ。
 せっかく「スタイルのいい美女3人」を出演させているのに、
 何で「男物のスーツ」など着せるのでしょうか?
 一体誰が喜ぶというのでしょうか?
 普通に「OL」の衣裳かコスプレをしてくれたなら、
 どれほどうれしいことか!!
 話がそれてしまいましたが、ボクも、
「10代20代」を過ぎたら「旬を過ぎた」として
「使い捨てる」のでなく、その年齢ごとのナチュラルな
「色気」「セクシーさ」を前面に出した、
「成熟した女の輝き」を魅せてくれる映画を、
 これからはどんどんつくってほしいなぁと切に思っています。

 

 

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