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北欧の図書館の旅より

アイスランドは、北大西洋の中央、北極圏に接する位置にあり、面積は九州の約3倍、人口は28万人に満たない独立国である。
首都のレイキャビクは人口約11万人。
ここで、ゴルバチョフとレーガン両大統領が会談をし冷戦終結となった。

この国のことは、「白夜の国の図書館〈Part3〉LPDシリーズ〈8〉」に詳しく書いたので、それを是非読んでもらうことにしよう。
今日は、レイキャビク市の学校図書館の話。
1996年の9月末、慌しく9つの図書館を訪ねた中に、ヴェスツルベヤ小学校があった。

いま日本では「子どもの読書活動推進法」ができ、学校図書館を盛んにしようとの気運が盛り上がり、図書館を学校の中心に据えようと言い出されているが、レイキャビクで、真似しようにも真似の出来ないくらい、そのものずばりの学校図書館に出会ったのだ。
感激というか感動というか、それは言葉では言い表せない。

子ども達が学校に来ると、教室は2階だから階段を上がる。
するとそこは何と図書館なのだ。(↓図面)
図書館から教室に入る。
授業が終わってドアの外へ出ると、そこは図書館。
この発想は、建築家と学校の教師たちの度重なる議論から生まれた。
休み時間に外で遊び、直接スロープでも2階に上がれるし、展示のスペースもある。

学級は、ほぼ20人、先生のワークルームは2教室共用。
ヴェスツルベヤ小学校

教室にはトイレも付いている。
知的障害を持った子どもも、一緒のクラスで学び、生徒1人に先生1人が付いている。

授業中にフラッと子どもが外へ(ということは図書館へ・・ということだが)出ると、その先生も一緒に出て、少し離れた所から見まもっている。(写真→)

学校図書館の作りも、私たちのそれとは、まるで違う。

自由で、暖かく、子どもの生活と寸分の隙もない。
レイキャビクのことは、少しづつ紹介しよう。<菅原 峻>

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