漫歩計の 

「東京漫歩」 第3回 お台場
2003年2月13日

 東京漫歩の第3回目は、真新しい人気の街、お台場です。東京の凄さを感じさせるエリアです。


 最新のファッションとグルメ、そしてレジャーゾーンでもあるお台場は、新橋から新交通「ゆりかもめ」に乗って行きます(お台場まで所要15分前後)。無人運転の静かなモノレール「ゆりかもめ」は、大規模再開発中の汐留駅を過ぎ、竹芝桟橋から南へ下り、ぐるっと360度の円弧を描いてレインボーブリッジを渡ります。
 お台場と行っても広く、駅も5つあります。だからまずどこに行くかをあらかじめ見定めておく必要があります。このエリアにはオフィスビルも沢山ありますが、マンションもあり、博物館などの文化施設も数多くあります。海岸には広大な海浜公園が作られています。散歩するにもどういうふうに歩くか迷ってしまいます。

羊蹄丸(青函連絡船)「宗谷」と船の科学館
羊蹄丸(青函連絡船)
「宗谷」と船の科学館

 今日のスタートは日本科学未来館(最寄りは船の科学館駅)。ロボット、ナノテク、IT関連、生命科学、地球環境関連まで最新技術の展示があるそうで、小学生の団体が沢山見学に来ています。隣の海辺にはいくつもの船が係留されていますが、これが実は博物館で、「船の科学館」です。青函連絡船「羊蹄丸」や南極観測船「宗谷」の内部を見ることも出来、羊蹄丸には昭和30年代頃の青森の街が再現されていて、郷愁をそそります。船の科学館を全部回るには数時間かかりそうです。船の好きな人にはこたえられない面白い場所でしょう。

潮風公園
潮風公園

 船の科学館の裏に回ると、潮風公園です。海を眺めながら歩くのは最高です。公園にはベルサイユ宮殿を思わせるような直線的な並木もあります。バーベキューの出来る場所もあります。ランニングをする人も多く見かけます。

 長い長い潮風公園が終わると、さらにこれもまた広いお台場海浜公園が続きます。海辺には無数のカモメが飛び回ります。汽笛を鳴らしながら船が次々と行き交い、都心のすぐそばとは思えないノスタルジックな空間です。いい天気で、あちこちで弁当を広げる姿が見られます。のんびりしたゆるやかな空気が流れています。

 しかし、実はその真横にはアクアシティなど、巨大なショッピングセンターやゲームセンター、レストラン街などがあり、公園を出て一歩ビルに入れば若者が溢れる賑やかな街なのです。何だか奇妙な取り合わせにも思えます。これでもか、これでもかといった感じに無数の店が並びます。最新ファッションやブランドショップ、スポーツ用品から日用雑貨まで、銀座にいるかのような賑わいです。ただし圧倒的に若い世代が多いのが特徴です。

カモメの舞う海岸アクアシティからの眺め
カモメの舞う海岸
アクアシティからの眺め

 これだけ巨大な施設が次々と出来る東京は、やはり桁違いのパワーです。投下資本の大きさにも呆れるほどです。関西にしか住んだことのない私から見れば、まるで世界が違うという印象さえ受けます。

 船の科学館駅からスタートしてぐるっとお台場を右周りし、お台場海浜公園駅から新橋へ戻ります。お台場には「ゆりかもめ」の他、東京臨海高速鉄道「りんかい線」も通じており、新宿から大崎を経由してわずか25分で着きます。本当に東京の物凄い生命力みたいなものを感じます。なお海上バスで行くことも出来ます。
 お台場には今日は行かなかったけれど他にもいろんな施設があります。時間とお金があれば楽しむ材料には事欠かないでしょうし、丸1日かかっても到底見終わることは出来ないでしょう。

 海の香りのする一大レジャーゾーン、お台場でした。ショッピングもグルメも出来てしかも遊べて、加えて静かな海と公園に囲まれた、東京の新しい顔のような存在だと思います。


第4回「神田川に沿って」へ   東京漫歩インデックスへ

漫歩計のホームページへ