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漫歩計の 

「東京漫歩」 第2回 日比谷公園
2003年2月7日

 東京漫歩の第2回目は、都心も都心、日比谷のオフィス街の真ん中にある日比谷公園です。


 日比谷公園は、国会や官庁の集まる霞ヶ関、大企業の本社が集中する日比谷・内幸町・丸の内のビジネス街の中心地にあります。北は皇居外苑に接しています。最寄り駅は地下鉄なら内幸町・霞ヶ関・日比谷の各駅、JRでは新橋か有楽町になります。
 平日の昼休みともなれば、公園は周囲のビル街に勤務するビジネスマン・ビジネスウーマンで溢れます。天気のいい日ならば、ベンチでお弁当を食べる姿があちこちで見られるでしょう。座る場所を見つけるのは、簡単ではないかも知れません。

噴水と野外音楽堂雲形池のほとりでのんびり
噴水と野外音楽堂
雲形池のほとりでのんびり

 公園は広く、一周するには優に30分以上はかかりそうです。皇居にも近く、江戸時代には松平家の武家屋敷が建ち並ぶ地域だったそうで、そのあと陸軍の練兵場となり、明治36年になって日本初の近代的な都市公園として設計施工された公園なのです。

 園内には日比谷公会堂(これ自体が立派な文化財です)、図書館、野外音楽堂といった施設もあるほか、テニスコート、いくつもの広大な広場があり、さらに森や池や噴水・花壇などが巧みに配置され、森の中には自然の山の中でも滅多にお目にかかれないような巨木も少なくありません。春ともなればバラを初め花壇には色とりどりの花が咲き乱れ、その美しさには誰しも立ち止まって見とれてしまうのです。
 園内には遊歩道を巡るコースが設定され、格好の散歩道になっています。また、随所に数多くのベンチや休憩所が設けられ、単なる都会の小公園とは違って、ここ単独で観光スポットしても十分価値あるものとなっています。実際のところ、観光客と思われる人たちも良く見かけます。なお園内には有名レストランや喫茶店もあります。

咲き始めた白梅まるで別天地(心字池)
咲き始めた白梅
まるで別天地(心字池)

 厳しい競争時代を生き抜くビジネスマン達にとって、ここはまさしくオアシスです。日々幾多のストレスに耐え、NHKの「プロジェクトX」ではありませんが、数々の艱難辛苦を乗り越えて、彼ら・彼女らは頑張り続けるのです。
 公園は一見実にのんびりした雰囲気です。緊張を強いられる環境にあっても、あたかも時計が止まったかのようなこの空間に来て、一人ベンチで体と心を休めれば、ひととき平和に浸ることが出来ます。家族を思い、故郷を想い、再びファイトを燃やして前へ進むことが出来る・・・大げさに言えば、日比谷公園はそういう意味で人々の格好の癒しの場所となっているのだと感じます。

 もちろん周囲には高層ビルが林立し、公園を一歩出れば現実の世界に引き戻されますが、この場所にこの規模の憩いのスペースがあるというのは貴重です。大阪には公園が少なく、皇居やいくつもの離宮、明治神宮やこの日比谷公園、上野公園、芝公園など数々の広い公園、その他緑のエリアに事欠かない東京は、羨ましいと思います。
 園内では寒さの中でも早くも梅が5分咲きとなり、春が間近に迫っていることを教えてくれます。

 さあ、私のお昼の散歩ももう終わり。仕事に戻ることにしましょう。


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