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「東京漫歩」 第11回 小石川植物園・白山神社
2003年6月14日
梅雨に入って最初の週末。いかにも梅雨らしいどんよりした曇り空。蒸し暑くて肌がべとべとします。今日は山歩きは避けて、買い物がてら緑の公園散歩に行こうと思い、文京区の白山神社と小石川植物園に行きました。
地下鉄の本駒込駅で降ります。改札を通ろうとすると、横の棚に「白山神社あじさい祭」のチラシが置いてあります・・・ということは、白山神社はあじさいの名所なんだ・・・。ヤッタ! 期せずして満開のあじさいを見れる!!
あじさい祭の表示が掲げられた商店街を抜け、白山神社へ。あじさい目当ての人が多く大混雑です。テント張りの店もたくさん出ています。こじんまりした神社ですが、境内のあじさいは満開で、カメラを構える方があちこちに。赤・青・紫、色とりどりのあじさいは、雨に良く似合う花と言われますが、かんかん照りの空の下よりは、確かに雨や曇りの日が似合いそうです。
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| 白山神社 | 神社隣接の公園 |
賑やかな神社に別れを告げ、さらに南西方面へ歩きます。信号を越え、住宅地を抜けると前方に深い森が見えてきます。これが一般に「小石川植物園」と呼ばれている東京大学理学部付属植物園です。
左側から正面入口に回ります。入場料は330円。なぜか植物園では入場券を販売しておらず、正門斜め前にあるタバコ屋が独占販売しています。切符くらいいちいち委託費を払ってタバコ屋に売ってもらわなくても、自分で売ればよさそうなものですが・・・。
正門を入り、左からぐるっと時計回りに歩き始めます。
この植物園は、もとは徳川幕府の御薬園で、今の場所に出来たのは1684年というから300年以上前のことです。その後徳川吉宗がほぼ現在の規模(約15万u)にまで拡張し、明治時代まで続いたそうです。明治10年(1877年)に東京大学の所管するところとなり、近代的植物園として再出発。今園内に無数にある巨木は、明治時代に植えられたもので、それから全く伐採されることもなく、巨木の林立する深い森になったということのようです。
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| ハンノキの森 | 満開の花しょうぶ |
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| 丘の上から | 鮮やかなあじさいの花 |
大学所管の植物園でもあり、遊具などの遊びの要素はなく、園内はとても静かです。山あり、池あり、変化のある敷地で、大都市の雑踏をしばし忘れて自然の香りに身を浸すことが出来ます。桜やツツジが多いので、3-5月ならばきっと園内は花で埋まることでしょう。あちこちにベンチが置かれ、天気の良い日なら寝そべってみたいような芝生もたくさんあって、ピクニックにはうってつけ。ただしアルコールは禁止です。
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| ニッコウキスゲ |
今の時期は花は少なく、満開なのは花しょうぶとあじさいくらいです(ただしどちらもとても綺麗でした)。園の中央北側には見本園があり、山野草も含めて、いろんな花が植えられています。薬草園もあります。
しかし、この植物園の魅力は、何と言っても深い深い森でしょう。山の中でもなかなかお目にかかれないような巨木が立ち並び、鬱蒼と茂る森の中にいると、どこまでもこの森が続くかのような錯覚を覚えます。落ち葉を踏みしめる感覚が心地よく、植物園と言うよりは「小石川の森」と呼ぶほうがふさわしいと思えます。
池の周りを歩き、丘に登り、森を抜けてゆっくり一周するのに1時間。静かに緑を楽しむには最適の場所だと感じました。
園を出て、閑静な住宅街を抜けて巣鴨へ向かいます。少し足を伸ばして駒込方面へ行けば「六義園」もあり、時間があれば行くつもりでしたが、また天気のいい日に出直すことにしましょう。
再び都会の喧騒の中に戻り、山手線で家路につきました。
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