
「東京漫歩」 第15回 神代植物公園と深大寺
2003年8月26日
今回の東京漫歩は、武蔵野の深大寺です。豊富な湧水を利用した深大寺そばが有名で、お寺と共に観光の目玉となっています。また、寺のすぐ北には都立の神代植物公園があり、武蔵野の森の雰囲気に浸ることが出来るのです。
神代植物公園へは、京王本線の調布駅、JR中央線の三鷹駅・吉祥寺駅からバスが出ています。バラ園が有名だそうですが、面積46万u、植物の種類は4500種、10万株と言いますから、四季折々の花が楽しめるのです。
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| 広大なバラ園 | ダリヤ |
園内はバラ園、ツツジ園、ハナショウブ園など30ものエリアがあり、特に広大なバラ園は必見ものです。真夏の今は盛りではありませんが、260種もあるというバラはやはり花の王者です。ヨーロッパスタイルのこのエリアは開放的で、春や秋なら実に快適なスペースとなることでしょう。
バラ園の前には大きな温室があり、これもまた必見。さらに温室の前の池にある睡蓮は、色も大きさもさまざまのものがあり、素晴らしい。暑さをものともせず、三脚に立派なカメラを構えた素人(?)カメラマンたちが一心に写真を撮っていました。
ほかに、ダリヤ、ハスなども印象的で、ゆっくりゆっくり歩いて回りました。
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| ハス | 睡蓮 |
園には武蔵野の自然林をそのまま保存しているエリアもあります。かつてはこのあたり一面を覆っていたであろう美しい森です。木漏れ日の中を歩く緑の散歩道は、都会の喧騒を忘れさせてくれるに十分な落ち着きがあります。子供の頃には身近にいくらでもあった雑木林ですが、今となっては実に貴重な存在なのです。
公園の南側の出入り口、深大寺門を出ると、緑豊かな森の中に「深大寺そば」の店が並んでいます。湧水の豊富なこの地域ならではの味、賞味せずに通り過ぎるわけにはいきませんね。元禄時代に上野の寛永寺に献上したのが始まりだという深大寺そば。森の中で味わうそばは、格別の趣があってオツなものです。
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| 美しい自然林 | 深大寺 |
すぐ南に深大寺があり、まるで山寺のような古刹の雰囲気です。台地の崖を背後に控えたこの寺は、境内
に多くの湧水があります。起源は天平時代にまでさかのぼるそうで、今も朝夕に鐘が撞かれる鐘堂は重要文化財。いいお寺です。参道にはみやげ物店や蕎麦屋が軒を並べますが、おそらく江戸時代からあまり変わらぬ風景なのでしょう。
参道を抜けると水生植物園の入口があります。湧水による湿地帯を整備したもので、木道を歩きながら湿地の植物を楽しむことが出来ます。まるで高原の湿原を散歩しているようです。さらに東には野草園もあります。
静かな森の散歩と数多くの花が楽しめ、しかもおいしいそばも味わえる、贅沢な散歩コースでした。
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