
「東京漫歩」 第20回 赤塚・公園めぐり
2003年12月13日
板橋区の赤塚付近には、多くの公園や文化施設があります。小春日和の土曜日、その公園めぐりを楽しみました。赤塚には(私は昨日まで知らなかったのですが)東京大仏と呼ばれる大仏もあるのです。
営団千代田線を営団赤塚駅で下車。北へ赤塚中央通りを歩きます。すぐに東武東上線赤塚駅横の踏切を越えます。この通りは「赤塚銀座」と書かれた商店街で、スーパーや商店が軒を並べています。
1kmほどそのまま北へ歩くと、右に松月院というお寺があります。幕末に日本で初めて洋式の砲術訓練が行われた場所で、その指揮官の名が「高島秋帆」という人だったそうですが、ここから北に広がる高島平団地の名はこの人の名に由来するのだそうです。
松月院前の交差点から斜め左に進むと、前方に赤塚植物園があります。武蔵野の面影を残す丘陵地を利用して、昭和56年(1981年)に造られた板橋区立の植物園です。入園は無料ですが、管理事務所や「緑の相談所」などもあり、なかなか立派な植物園です。桜、梅、椿などのほか、山野草が多く植えられ、カタクリ、ニッコウキスゲ、ニリンソウなどの今や珍しくなった花もあります。ニリンソウは板橋区の「区の花」なのだそうです。
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| 赤塚植物園 | 東京大仏 |
植物園のすぐ北に東京大仏があります。乗蓮寺という名のお寺なのですが、境内に巨大な大仏があり、みんな本堂よりも大仏のほうに参拝します。日本では奈良・鎌倉に次いで3番目の大きさだとか。寺の歴史は600年前に遡るとのことですが、大仏は昭和52年に出来た新しいものです。
寺の門前から北へ細い道を抜けると、車道の向こう側に不動滝公園があります。台地の崖から湧水が細い水流ながらも滝となって流れ出しているのです。
その前の交差点を左に曲がり、遊歩道の丸太階段を登ると、赤塚溜池公園です。小高い丘の上は赤塚城の跡で、室町時代に千葉氏がここを本拠地として栄え、豊臣秀吉に滅ぼされるまでこの地を治めたのだそうです。城跡は広大な芝生広場になっています。
丘を下ると池があり、釣りを楽しむ人がいっぱい。池の前には板橋区の郷土資料館があります。こちらも無料ですがなかなか面白い展示があったりします。区立の美術館もすぐ横にあります。
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| 赤塚公園・名残の紅葉 | ニリンソウ群落の標示 |
新大宮バイパスの上を越え、首都高速5号線横の赤塚公園に入ります。高速に沿って細長い公園が約2km近くも続きます。右にはずっと崖が続きます。武蔵野台地のいわゆる「崖線」なのですね。名残の紅葉を楽しみながら、気持ちのいい散歩です。高速が横を走っているので車の音が耳障りではありますが、歩きやすい快適な道だし、桜も多くて春はきっと素晴らしいことでしょう。ちょうど真ん中あたりにはニリンソウの大群生地(都内最大)がありますが、12月の今は影も形もなし。3-4月頃に来れば一面可愛いニリンソウで埋まるのでしょうね。
やがて交差点(赤塚公園交差点)に出て、ここを北へ歩道橋を渡ります。なおも赤塚公園が続いていて、このエリアには野球場、テニスコート、陸上競技場もあります。大噴水の周りには多くの人が憩いの時を過ごしています。今年はなかなか寒くならす、今日もまるで春のようです。
公園が終わり、高島平の巨大な団地群に出ます。夕刻とあってスーパーやショッピングモールは大賑わい。私も買い物客に混じってモールの中を歩き、再び都会人に戻って、三田線の高島平駅から帰途につきました。
赤塚は丘陵が多く、自然の香りのするいい街です。
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