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漫歩計の 

「東京漫歩」 第30回 堀切菖蒲園

2004年6月13日

 6月の花と言えば、アジサイと菖蒲でしょう。今回は、葛飾区にある堀切菖蒲園を訪ねてみました。200種類、6000株の花菖蒲が満開とのことです。

 日暮里から京成電車に乗ること約10分、名前もそのまんまの堀切菖蒲園駅に着きます。駅の名前になっているくらいだから、東京では有名な菖蒲園なのですね。
 駅を降りると何やらお祭りの最中。大通りを通行止めにして、笛や太鼓に合わせて大勢の着物姿の男女が踊っています。菖蒲祭りのようです。夕方だったのでいわばフィナーレで、大いに盛り上がっている様子でした。

 菖蒲園へは、大通りを南へ歩き、左へ少し入ればいいのですが、大通りを通るよりも、駅の改札を出てすぐ左に入り、裏通りを通る方が風情があります。この通りは、遊歩道風に整備された道路で、いろんな花が植えられ、また個人の住宅の庭が綺麗で、思わず見とれてしまうような花も多く、なかなか見応えがあるのです。地元の方達が街を魅力的にするために努力されているのでしょう。

堀切菖蒲園美しい花菖蒲
堀切菖蒲園
美しい花菖蒲

 堀切菖蒲園は、規模としては大きくはないのですが、種類が200種類と多く、中には貴重な希少品種もあるのだそうです。白、紫、赤紫の花が一面に咲き、とても優雅な雰囲気です。園内は良く整備され、花にはそれぞれ品種名がきっちり書かれています。私のような門外漢には色の違いは分かっても、品種毎にどこがどう異なるのかは全く分かりませんが、しかし、とにかく綺麗なのです。立派そうなカメラを持った方がたくさんいて、思い思いに写真を撮影しています。

 園内はゆっくり回っても10数分で見ることが出来ます。でも、10数分で立ち去るのはもったいない。ベンチにゆっくり腰掛けて、存分に花を眺めながら、のんびりしてみたい所です。この付近には江戸時代から多くの菖蒲園が作られたそうで、当時の江戸町民(と言っても富裕層でしょうが)の大きな楽しみだったのでしょう。その中の「堀切園」が今の堀切菖蒲園になったそうですが、江戸時代に人々が菖蒲の花を愛でる様子が目に浮かぶようですね。

 この東京漫歩シリーズも、今回で30回目を迎えました。東京に単身赴任してちょうど1年半、初めての東京暮らしで何事も要領を得ないし、帰省の合間を縫っての東京歩きですから、なかなか計画的には行けませんが、自分ではそれなりに楽しんだし、東京はなかなか面白い街だと思います。回を重ねて、時折ご感想などのメールをいただけるようになり、嬉しく思っています。
 これからもまだまだ行きたいところは沢山あります。このシリーズをお読みいただいている皆様、これからもよろしくお付き合い下さい。


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