[PR]看護師の好条件な求人情報満載:転職活動なら看護師専門サイトにお任せ!


漫歩計の 

「東京漫歩」 第48回 狭山丘陵・トトロの森

2005年10月30日

 宮崎駿の「となりのトトロ」は、心の中にいつまでも残るアニメの名作であるとともに、人と自然が共生する日本の里山の美しさを見事に歌い上げた叙事詩でもあると思います。その「となりのトトロ」のモデルとなった森がトトロの森として保護されているというので、行ってみました。場所は都立の狭山自然公園に隣接した狭山丘陵の一角で、厳密に言うとトトロの森は東京都ではなく埼玉県に属します。

 西武鉄道で西武遊園地駅まで行き、可愛いレオライナーに乗り換えて西武球場前へ。ここから、狭山山不動寺というお寺を抜けて狭山湖へ向かいます。お寺には立派な重要文化財の御成門があります。

不動寺御成門狭山湖
不動寺御成門
狭山湖

 狭山湖は東京の水源として造られたダム湖ですが、晴れた日には水面に富士山が映える美しい湖です。今日は残念ながら富士山は見えませんが、さわやかな風の吹き抜ける湖面は静かで、心が落ち着く風景です。
 湖の堤防を右へ下り、農村の間の道を縫って、なつかしい感じのする里山風景の中を歩きます。茶畑の向こうには鎮守の森(堀口天満宮)が見え、いかにも「トトロの森」の雰囲気です。神社から鬱蒼とした森に入れば、本当にトトロが現れそうな美しい雑木林。この付近の森は、武蔵野の自然を守りたい、という志ある方達が協力して基金を出し合い、1991年に買収した土地なのだそうです。

 トトロの森はコナラやクヌギ、カエデなどの多い日本の典型的な自然林で、秋を迎えた今はところどころ紅葉が始まり実に美しい。美しいだけではなく、実のなる木が多く、日当たりも良く保水力も豊かな自然林は、多くの生命を育み、豊かな生態系を築き上げます。人間もまた、その生態系の一部として、自然を大切にしながらその恵みを享受し、共生してきたのです。それが今や一方的に自然を破壊する存在となり、結果して人間自身の存在まで危うくしている・・・その人間の愚かさを森はひっそりと眺めているかのようです。

トトロの森の神社(堀口天満宮)本当にトトロが現れそうな森
トトロの森の神社(堀口天満宮)
本当にトトロが現れそうな森

 森の中には散策路が設けられ、わき水もあります。虫たちを観察できる池もあります。かつては武蔵野一帯に広がっていたであろう里山を偲ぶことの出来る貴重な森です。

 天満宮に戻り、「猫バス」が出てきそうな細い林道を北へ抜けると、狭山丘陵の農村風景に戻ります。小高い丘に広がる農村の姿はこれまた日本の原風景のような落ち着きを感じさせます。
 集落の細い道を縫うように行き(道標が整備されていて迷うことはありません)、車道を越えて右に行くと、突き当たりに立派な神社が見えてきます。これが北野天神社で、参道も立派な大きな神社です。

保護されているトトロの森北野天神社
保護されているトトロの森
北野天神社

 神社にお参りし、しばらく休憩の後、特産の狭山茶の店でお茶をお土産に買い、バスで小手指駅に向かいます。2時間ほどの里山の散歩でしたが、この付近の優しい風景には、日本人なら誰しもなつかしさを感じることでしょう。「となりのトトロ」のモデルになったというのもわかる気がします。

 このエリアには、狭山湖多摩湖という二つの大きなダム湖があり、その周囲の狭山丘陵には、広大な狭山自然公園があって、六道山公園、野山北公園、狭山緑地、二つ池公園など多くの公園や緑地があります。花も楽しめ、里山の魅力を存分に味わえる地域です。次回はまた歩くコースを変えて散歩してみたいと思います。

第49回「神宮外苑〜乃木坂」へ  東京漫歩インデックスへ

漫歩計のホームページへ



[PR]蜂蜜スキンケアで潤い美肌に♪:山田養蜂場*お得なトライアル1050円