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今夜の番組チェック
「東京漫歩」 第57回 池上・本門寺松濤園
2006年9月2日
大田区・池上にある本門寺は、日蓮宗の大本山であり、日蓮上人が入滅した場所でもあるのだそうです。いつもは非公開の名園・松濤園の特別公開を1週間だけやっているというので、残暑の中ではありますが出かけてみました。
山手線の五反田駅で乗り換え、どことなく下町の香りがする東急池上線に乗ること19分。池上駅に着いて、改札を出るとすぐ右に本門寺への参道が見えます。
なお、池上はくず餅が名物のようで、駅前の浅野屋を初め老舗らしき店が何軒もあります。おいしそうな店のたたずまいに気を惹かれますが、まずはお寺へ・・・。
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| 本門寺 | 松濤園 |
信号を渡って、斜め右方向に参道を行きます。松濤園の特別公開の影響か、それとも日頃から参拝客が絶えないのか、お参りの人はすこぶる多いようです。
200mも歩けば本門寺の総門。どっしりした構えの総門をくぐると、96段あるという勾配のきつい石段が待っています。何でも、加藤清正が寄進した階段だとか。参拝者にはお年寄りが多く、階段の右には緩い「女坂」も造られていました。
日蓮上人をまつる大堂で参拝を済ませ、右へ出て、森の中の道路を朗峰会館を目指して歩きます。本門寺は全体が森のようになっていて気持ちのいい場所です。
朗峰会館では短い行列ができていました。受付を済ませ、会館のロビーを通り抜けて松濤園へ入ります。
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| 池上会館屋上からの眺め |
松濤園は、京都・桂離宮の建築と造園で有名な小堀遠州の作になる名園です。広さは4,000坪ですから大きくはありませんが、渓流と池を巧みにめぐらし、山中の渓谷美を彷彿とさせる景観を作り出しています。かつて池のほとりにあった東屋では、1868年(慶応4年)に西郷隆盛と勝海舟が江戸城明け渡しの交渉をしたそうで、歴史に彩られた庭でもあるのです。
池の右から茶室の横を通って丘に登れば、周囲の展望が広がります。本門寺全体が小高い丘になっているのですね。庭園はその勾配を利用して、雰囲気のいい空間を作りだしています。森を抜け、川を渡り、せせらぎを聞きながら小道を歩けば、心も安まるでしょう。ただし、今日は特別公開とあって入園者が多く、残念ながらゆっくりはしていられません。
松濤園を出て、力道山の墓があるという墓地を抜けると、重要文化財の五重塔があり、その南には池上会館があって、屋上が展望台になっています。ここからは周囲の街並みを鳥瞰することが出来、振り返れば本門寺の全景を一望できます。
なお、本門寺境内の北西には池上梅園があり、春ならば梅やツツジなどの花を楽しむことが出来ます。
日蓮上人説法像の前を通り、石段を下りて参道に戻ります。暑さによる疲れもあり、もちろん帰りは迷うことなくくず餅の店へ。創業250年という老舗のくず餅は、素朴ながら味わい深いものでした。
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