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「東京漫歩」 第58回 武蔵野公園・野川公園〜深大寺
2006年10月29日
武蔵野には湧水を利用した多くの公園がありますが、今日の目的地は小金井市にある武蔵野公園と、お隣の三鷹市にある野川公園。国分寺市内に源を発する河川・野川に沿って作られた公園です。武蔵野の森の雰囲気が味わえるに違いありません。
今日は、二つの公園を訪ねた後、野川に沿って深大寺まで歩くことにしました。
西部多摩川線の新小金井駅から15分ほど歩き、緩い坂を下ると武蔵野公園です。23万uもある広い公園で、武蔵野の面影を残す森のほか、庭木の見本園、野球場2面、バーベキュー広場、芝生広場などがあります。桜やハナミズキの並木道もあります。家族や友人と憩うのにぴったりの公園です。今日もバーベキュー広場は大混雑でした。
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| 武蔵野公園の森 | 野川公園・自然観察園 |
武蔵野公園をぐるっと一周して、西武線のガードをくぐり、道路を越えると野川公園です。こちらは広い武蔵野公園のさらに1.7倍以上(約40万u)もあるという実に広大な園地を誇ります。広いだけではなく、武蔵野の自然を残す自然観察園や、ほたるの里、豊かな森もあって、武蔵野らしさを最も良く残している公園でしょう。もちろん大芝生・わんぱく広場・いこいの広場などの広場もたくさんあって、どこも楽しそうな声が溢れています。
自然豊かな野川公園の中でも特筆ものは、野川とその北に連なる国分寺崖線(「ハケ」とも呼ばれる台地の端の連続した崖で、湧水が豊富)の間に設けられた自然観察園。こんこんと水が湧く池がいくつもあり、整備された木道をたどって、ほぼ自然そのままの山野草を鑑賞することが出来ます。秋の今は花は少なめですが、それでもリンドウやホトトギス、ノコンギク、アザミなどが咲いています。春や夏に来れば、今や高山でしか見られない美しい花の数々を堪能することが出来そうです。木道をはずれて地道を歩けば、ふわふわの土が実に心地よく感じられます。
自然観察園の中には「ほたるの里」も設けられています。夏の夜、野川の清流に蛍が群舞する姿は、想像するだけで美しいですね。
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| リンドウの花 | 自然観察園のほたる池 |
子供たちが遊ぶ広場を抜けて、管理事務所に立ち寄り、ここで一服。ここで見られる花や鳥たちの写真が展示されています。カワセミもいるようです。これだけの清流が都心に近い場所で保たれているというのは、とても嬉しいことです。
公園をあとにして、野川の川辺に戻り、下流に向かって川岸を歩きます。ほとんど勾配のない流れで、静かです。ときおりカルガモがのんびり浮かんでいたりします。気持ちのいい風景です。
野川公園から深大寺まで、約3kmの間、変わらぬ風景が続きます。清流がゆったりと流れ、鳥が遊び、どこまでもこの平和な流れが続くかのようです。一度も道路に上がることなくずっと川岸の草の上を歩くことが出来ます。いい散歩道です。
やがて、上を武蔵境通りが通る御塔坂橋まで来るとここはもう調布市。ここを北へ少し上がると深大寺です。
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| カルガモが遊ぶ野川 | 深大寺 |
この深大寺も湧水の豊富な場所で、有名なそばも湧水のおかげです。ここは完全に観光地の雰囲気で、多くの蕎麦屋や土産物屋が並び、お寺や参道は観光客でいっぱい。確かに深大寺は鬱蒼とした森や豊かな湧水に恵まれて、気持ちの良い場所。多くの人が訪れるのも良く分かります。昔はたくさん使われていた水車を保存している深大寺水車館もあります。
武蔵野公園・野川公園から深大寺にかけての一帯は、武蔵野の自然を偲び、森と自然を満喫するには最適なお勧めの散歩道です。四季それぞれ、味わい深い散歩を楽しめることでしょう。
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