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漫歩計の 

「東京漫歩」 付録その6 洗足池公園〜大岡山
(2008年10月25日)

 5ヶ月ぶりに週末東京を訪れる機会があり、今までに訪れたことのない場所は・・・と考えて、大田区の洗足池に行ってみることにしました。

 五反田から、東急池上線の3両編成の短い電車に乗り、洗足池駅へ。駅の北口から歩道橋を渡ればそこが洗足池です。あいにく曇りがちで、夕方なので少し薄暗い感じさえしますが、広い池にはボート乗り場もあり、結構賑わっています。美しい池で、一帯は心が和むいい公園になっています。

洗足池落ち着く岸辺
洗足池
落ち着く岸辺

 「洗足池」という名は、日蓮が足を洗ったからと言われているそうですが、池の北側には「千束」(せんぞく)という地名があり、本来は「千束」だったようです。
 この洗足池は、湧水を水源とし、景色が美しいというだけでなく、周囲には弁財天や八幡神社などもあり、歴史を感じさせる趣のある池です。日蓮が袈裟をかけたと言われる「袈裟掛けの松」があったり、また、幕末の歴史の舞台にも登場したりします。

 池の左側から、池のまわりをめぐる遊歩道を歩きます。散歩をしている方がたくさんいます。こういういい場所が家の近くにある人は、羨ましいですね。

 池の反対側まで来ると、昼なお暗い森の中に八幡神社があります。その昔、鎌倉への道中に源頼朝が立ち寄った際、池に映る月のような姿のたくましい野生馬「池月」を捕えたとの伝承があるそうで、境内には「池月」(馬)の像があります。

 神社前から水生植物園を経由し、さらに池の周りを歩きます。気持ちのいい散歩道です。ところどころにベンチが置かれ、景色を楽しみながらゆっくりすることが出来ます。途中、勝海舟の別宅跡などもあり、幕末に活躍した人々を偲ぶことが出来ます。また、もみじや桜の木も多く、紅葉も花も楽しめそうです。  池を一周し、最後に図書館を右に見て、駅前に戻ります。

ボートが浮かぶ池勝海舟別邸跡
ボートが浮かぶ池
勝海舟別邸跡

 池の一周だけでは散歩には少し短いので、再び池の左から八幡神社まで行き、そこからさらに大岡山を目指して歩きます。地図も持たない気の向くままの散歩で、落ち着いた雰囲気の住宅街を通り、東京工業大学を右に見て、北(右)に曲がり、ぶらぶら歩きます。今日はたまたま大学祭の日だったようで、土曜日ですが学生が多い。学生が多い街は活気があっていいですね。

 やがて駅前に通じる、どことなくノスタルジックな商店の並ぶ道に出て、まっすぐ歩くと左に東京工業大学の正門があり、東急目黒線の大岡山駅に着きます。賑やかな駅で、大都会に帰ってきた感じがします。

 1時間ほどの短い散歩でしたが、洗足池は武蔵野のイメージが残る風光明媚な池。周囲の街も落ち着いた感じがあって、散歩するにはいい道だと思います。

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