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昨日の洗足池に続いて、今日は三鷹から吉祥寺まで、玉川上水と井の頭公園をめぐる散歩です。終始水と緑を見ながらの、楽しいコースのようです。
JR中央線の三鷹駅を南側に出て、左(東)方面に、玉川上水に沿って歩きます。川べりに遊歩道が設けられており、木々の中の流れの音を聞きながら歩きます。
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この玉川上水は、江戸時代に、江戸の水源確保のために建設されたものですが、その工事には大変な苦労があったそうです。今でも簡単ではない水路開削を、機械のない時代にやり遂げるのは並大抵ではなかったことでしょう。今は多摩川の上流で取水されて東村山浄水場に送水されており、一部を除き現役ではありませんが、その面影は十分残しています。
しばらく歩き続けると、右に山本有三記念館があります。劇作家、小説家、戦後は国会議員としても活躍した山本有三が昭和初期に10年ほど住んだ家で、もともとは貿易商が建てた洋館。晩餐客がくつろぐ応接間や個性的にデザインされた3つのマントルピース(暖炉)を持つ大正末期の本格的な欧風建築で、現在は三鷹市の文化財に指定されています。
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「路傍の石」などの著作で知られる山本有三は、戦後は参議院の「緑風会」を立ち上げた文人政治家でもありましたが、平和主義者で、憲法の口語化にも取り組んだそうです。展示の中に、「11月3日を憲法記念日にせよ」との運動を展開したとの記事があり、読んでみて初めて知りましたが、11月3日は戦前の「明治節」を受け継いだものではなく、憲法の施行日として山本有三が提唱したものだったのですね(5月3日の「憲法記念日」は憲法の公布日)。文化の日などという訳の分からない名前になったのは、憲法記念日とすることに賛同が得られず、とりあえず祝日にしたかったという山本の妥協の産物だそうです。
記念館を出てしばらく歩くと目の前に森が現れます。広大な井の頭公園です。
井の頭公園は、東京在住中に幾度か訪れました(2003年訪問時の記録はこちら)。動物園を兼ねた自然文化園やグラウンドを併設し、関東有数の桜の名所でもあり、都内屈指のオアシスとなっています。池の周囲に広がる森は美しく、武蔵野の森の面影をとどめています。また、湧水を水源とする池は、神田川の源として、古くから江戸の上水として利用されてきた水です。公園は今も都民の憩いの場であり、今日も大勢の方で賑わっています。なお、西側の一角には宮崎駿のジブリ美術館もあります(入館は予約のみ)。
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公園の中のタイ風レストランでお茶を飲み、弁財天にお参りし、池の周囲をぐるっと回り、フリーマーケットや大道芸の行われている広場を通り抜け、吉祥寺駅へ。途中、いろいろ面白そうな店が沢山並んでいます。
三鷹から玉川上水、山本有三記念館、井の頭公園をたどるこのコース、都内の散歩コースの中でも指折りのものと思います。また季節を変えて訪れてみたいと思います。