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チャイナバタフライとその近縁管理法
種類:一部には熱狂的に支持されているものの、水産資源としての価値が見出されていない上、産地が東南アジア(共産圏・政情不安地帯)に限局されているため、資料は殆ど出回っていません。
小判型種:全体的に丸く、胸鰭がエイのように広がるもの。
Pseudogastromyzon myersi
Sinogastromyzon szechuanensis
泥鰌型:最もドジョウに似るタイプ。
Homaloptera hoffmannii
Homaloptera orthogoniata
Homaloptera rupicola
Homaloptera zollingeri
Praeformosiana intermedia
Schistura sikmaiensis
Vanmanenia striata
特化型:ロリカリア・鯒のような風貌で、もはやこの仲間とは一目で区別不可能なもの。
Lepturichthys fimbriata
いわゆるチャイナバタフライ・ホンコンプレコは小判型、リザードフィッシュ等は泥鰌型に属します。小種名に付いては、きちんとした文献で確認後、載せたいと思います(どれかの種が、上記いずれかの学名に相当すると思われますが)。
飼育・管理:小型種なので水槽の広さは60cmで充分です。但し、全ての種類は渓流性なため、通常の60cm水槽セットでは決して長生きしません。現地では流れのある岩の上や小さな滝を這い回り、苔や微少生物を捕食しています。そこで水槽でこれを再現するのですが、これには強いモーター(90cm用が良い)を用いる必要が有ります。ちゃちなモーターでは水流など起こせません。モーターから出た水量を、只ぼとぼと落とすだけでは無意味ですから、水流の循環を壁沿いにする為、L字エルボーを上部濾過装置の排水口に取りつけ、水槽の角にぶつけるか壁に当てるようにします。こうすることによって彼等の体型・体勢を維持する為の水流が生まれます。これを行わないから3箇月もしないうちに死亡してしまうのです。
水温も重要です。25〜28℃を上限とし、夏季はクーラーが必需品です。どうしてもクーラーが使用できない場合は、エアーレイションを徹底的にかけ、蒸散作用で熱を逃します(それでも死亡した場合は、環境を整えるまで手を出してはいけません)。
購入のタイミングも重要です。通常輸入魚はショップに長く居れば、日本の水にも慣れて良いとされますが、この仲間に限っては早いほど健康な個体を入手するチャンスです。ショップの環境は、彼等にとっては地獄に近いもので、長く居れば居るほどストレスが溜まっているのです(大抵次々死亡していますが)。
レイアウトに流木は不要です(かえって良くない)。水草も要りません。真ん丸い石・平石(大きなもの)がベストです。只地震などで動くとガラスが割れる危険性が有る為、アクリル水槽をお勧めします。
水替えは週一以上・半量を基本とします。古くしてはいけません。
餌:苔食いですが、勿論水槽に発生する珪藻だけでは足りません(しかも水槽内に離すと、もう取り出すことは出来ません。試してみて下さい)。何かしら餌を与えることになりますが、慣れると何にでも飛びつくようになります。配合飼料も選り好みしませんし、赤虫(カワゲラの幼虫なども食っているのでしょうから、キチン質の殻で消化不良を起こすことは有りません)なども食いますから、餌に困ることはないでしょう。但し、糸ミミズと鯉の餌を与えてはいけません。
混泳:残念なことに、60cm水槽では1匹しか収容できません。縄張り意識が強く、闘争することに加え、60cm水槽に発生する珪藻等が一匹を養うのがやっとな為でしょう。ですから何かしら混泳相手を選んでやる必要が有ります(飼育者の為に)。とはいえ、非常に水流が強い為に鰭の大きな魚種は無理ですし、虐められる為鯉科魚種等は避ける必要が有ります。妙な種同士ということでしたら、小型のシソール類はうってつけです。Gryptothorax属・Hara属・Conta属・Gagata属などはチャイナバタフライを置くショップなら、稀に見られます。一部水草を密生させ、トランスルーセントグラスキャットを群れさせるのもおつなものです。
病気:病気にかかる前(症状が出る前)に死亡します。薬品で治すことも出来ません。