千石・白山地域の高層建築は、9階までで
とお願いする理由
2001.1
都心における時代的背景や建築主の立場を考慮
しつつ、千石・白山の高層建物については、建物
本体として9階建てまでにしてほしいと我々は希
望し、積極的に建築主にお願いしております。
その理由の一つは、この地域のはしご車が10F
(31m)までしか届かない現実があるからです。
緊急時に屋上部分に避難するとすると、居住部
分は9Fまでが安全な高さ、ということになります。
放射九号線千石側部分から水道橋方向へ約600m
程の範囲で見てみますと、平成八年の五月末に高
度規制のはずされた、車道から20mの範囲に限っ
て見た場合でも、最高9階建てが3棟あるのみで、
8階建て1棟、7階建て3棟、6階建て4棟、5階
建てですら十数棟となっております。
高度規制のはずされた後建築された3棟のマン
ションは、当初計画は10階から11階でしたが、近
隣住民側より、この地域としては建物本体は9階
建て、高さは平均地盤面より概ね27mとしていた
だきたい旨建築主に申し入れをし、双方の話し合
いの結果、建築主はこの地域の不文律としてこれ
を容認し、計画変更をしてくれたのです。
人の命は尊いものだということは、異議を差し
挟むことの出来ないことであると思います。
このことを知りながら、「はしご車の届かない
と言う現実」を無視して高層建物を造り、売ろう
とすることは許されることではないでしょう。