
青州(霊岩寺・四門塔) |
霊岩寺
10時45分に万徳インタで降りて15分ほど行くと霊岩寺入り口についた。そこから未舗装の道が山へ続いている。山門まで遠い。途中の道には、道路に黍を蒔いて車で籾殻をはじきとばしてもらおうというわけである。黄土高原でよく見かける風景だ。
バス過ぎて黍殻起こす寺の道 よしひろ
やがて参道に土産物が並ぶ。ここは中国4大名寺と言われるようであるが、辺鄙なのかあまり人が来ない。霊という字は本当は、ヨに火でレイと読むが日本の漢字にはない。駐車場に盾となっている崖を条幅のようにしていっぱいにいくつか文字が刻まれていた。中国では、よく見かけるが彫るのは大変な労力がいるだろうなとつくづく思う。ここでは、長身でばりばりのOL風の素敵な女の人に案内してもらった。寺の起こりは、郎公和尚が経を授けたところ岩が頭を下げたという所からきているという。東普の時代に建てられたというからずいぶん古い。
入り口のお堂には中央に金色の布袋さま。四方にけばけばしいほどの色彩を放つ四天王。大きくて度肝が抜かれる。出口で振り返れば持国天でしょうか布袋様の真後ろにあってやさしく見える。中庭には四方朱塗りの壁に囲まれた鐘楼そして雌雄の大銀杏。樹皮のかたちによって見分けるのだそうだ。
大きな柿の木の下で古銭投げをしていた。投げて入れば願いが叶うというわけです。私と青木さんがやりましたら二人とも見事入りました。
柿熟るる旅3日目の古銭投げ よしひろ
柿紅葉百事如意なる古銭投げ よしひろ
ここには、百事如意と書かれた木がありました。桧の木から柿の木が出ているという不思議な木です。百の桧に事(じ)の柿に漢字が当てられたのです。
千仏殿
千仏殿は唐に建てられたもので、中には大きな蓮座にやや小さな金仏が座ってゐました。堂前には、海内第一名塑と書かれた石碑をはじめいくつかありました。右手の堂にはインドの土で作ったと言われる羅漢さん40そして小仏が1000以上あると葛平さんが説明してくれました。
やや寒や泪溜めたる羅漢仏 よしひろ
第一の羅漢は乞食僧の郎公だそうです。また、一方で1を指しもう一人が2を指しているけんか羅漢や泪を溜めて出てこない悲しむ羅漢など人間のあらゆるものを背負っているんだそうです。堂を出て少し階段を登ると木洩れ陽に舎利塔が姿を現しました

天高し錐の先めく舎利仏塔 よしひろ
竹春の裾よりあふぐ舎利仏塔 よしひろ
煉瓦造りの九層からなる高さ54米の壁支塔で舎利塔とも言います。
塔の向こうの山の尾根に郎公や弟子の姿が見えると言うので振り返りますと本当に見えました。そこで双眼鏡を出して覗きますと実に驚きました。拝む郎公に生き写しの岩が見えるではありませんか、弟子達も郎公に続いているようにみえるから魔可不思議でした。つづいて墓塔林へいきました。
爽やかや木洩れ日ゆるる舎利仏塔 よしひろ
墓塔林
どの墓石も大きくずっしりとした墓塔林でした。歴代の住職達167坐あるそうです。住職が亡くなった時刻によって中の石の形を変えているようです。午前は鐘、昼は日を表す平板そして夜は樽だそうです。墓石の下には生前大切にしていた宝物を入れるそうですが、誰も開けてはならぬ秘宝だそうです。
草の花秘宝抱きし墓眠る よしひろ
2時過ぎに四門塔に着く。神通寺址に最近建てられた神通寺博物館があり周りもまだ整備中である。つじ先生は3回目だそうだが、すっかり変わっているようで驚いていた。駐車場にはサルビアや黄菊の鉢が参道に置かれきれいであった。入り口には霊岩寺とまったく同じように布袋以下四天王が置かれていた。また、右手別棟には四門塔の立体配置模型図や舎利子、胎内仏などいろいろ展示されていた。

四門塔は現存する最古の亭閣式平屋の石塔ということで隋に建てられたそうです。四方にそれぞれ智恵や安全、幸福・出世等を司る仏像が祭られていました。前方にここで写真をとるとすべて入ると書いた立て札がありました。成る程、いい感じです。後ろの九頂松枝をいっぱいに伸ばしています。九頂あったか定かではありませんでしたが・・。
龍虎塔
次に龍虎塔に向かいました。四面には精密に描かれた2匹の龍と虎が彫られています。それを四天王の類でしょうか二人で支えるように守っています。近くには霊岩寺にもあったように歴代の住職の墓塔林があります。
千仏崖石窟
そして少し階段を上っていくと千仏崖石窟があります。崖は60米の高さで南北にあります。そこに刻まれた仏像は初唐の頃のもので210の石像と46の石碑があると書かれていました。
奈良の大仏のミニチュアような姿をしていますが、みんな瞑想しているようにみえました。
草紅葉千仏崖の仏みち よしひろ
木の葉降る瞑想千の磨崖仏 よしひろ

泉水公園
4時過ぎに済南へ帰る。泉を見ずして去るのも口惜しいと話していたところ社長の村上さんがちゃんと日程に組んでくれた。本当にありがたい。済南の中で最も有名な
のある泉水公園へ連れてくれました。泉城広場の道を隔てたところです。例のモニュメントが銀の玉を抱いて青く立っていました。中に入ると白い岩や橋が目につきます。また、垂れ柳も有名だそうです。少し歩くと漱玉泉があります。底にはたくさんの小さな泉穴があうということですがあまり分かりませんでした。最近は工業化が進み水を取ってしまうので湧き出る水が少なくなりつつあるということです。やがて天下第一泉と言われる
に来ました。ここでは、3つの水輪ができて下から湧き上がっているのがよく分かります。
青柳と泉に加え夕日が落ちようとしています。人が多く来ていますのでなかなかきれいな風景を撮るのに苦労します。ホテルに着いた時は、もうネオンがついていました。その夜、張さんと運転手の遜さんとみんなで茶会をしました。つじ先生がたててくれました。緑茶を味わいながら中国の生活ぶりを教えてくれました。私も含めてみんな同じような生活を送っているんだなあと思いました。遜さんだけは、今、恋愛中ということで・・。いいなあと思いました。
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