『Papillon Brand』、『Affectation of Affections』などは現代の若者に対するメッセージソングの要素が
あったように思えましたが?
「喝!」でも入れてやりたいと思いました?(笑)。

『Papillon Brand』
『Affectation of Affections』みたいな楽曲は、別に喝を入れるつもりはないのだけれど、周りの人間、その辺の野良猫でもいいです、そこに屯する同じ容姿の若者たち「なんか面白いことなーい?」って地面に座り込んでの上目遣いの表情を眺めている視点です。それがどうしても滑稽に見えてしまう。
悪いのだと否定するのではなくて、たぶん子供達は何かが訪れるのを待っている。でもそれはやってくるものでなくて、本当の自分は自分で探してこそ意味があるような・・・はー、おとうさんみたいでヤだな・・・。


『月の微笑』や『月の兎』「月」という言葉をタイトルに
入れられておりますが、
何か「月」に対する思いれのようなものがあるのでしょうか?

『月の兎』
ってのは、親戚の伯母さんが「カルチャーセンターでオカリナを習い始めたとよ!あんた曲ば書くっちゃろ?
<コンドルは飛んでゆく>のごたるのば頼むバイ!と依頼(?)された曲です。
それ用には別テイクがあるのですが、ボクが勝手に詞をつけて唄ってみました。
昭和初期、恋する人はおれど、口にすることは御法度で、月に映る兎に想いを語り、
あなたに逢わなければこんなに辛い思いをすることは無かったのに・・・。

優しさや思いやりがテーマですね。
月ってとっても神秘的で、小さい頃はそんなウサギの餅つきを飽きずに
眺めていたものでした。
月に纏わるお話は昔からいくつもありますからね。

お察しのように、ボクの歌詞にはよく月が出てきます。
イメージする時に、というか、日常生活の中にいつだって月が出ているんですよ。
そんな静かな風景を感じて歌詞を書くと何故か出て来てしまいます。
それに熱い太陽って雰囲気が似合わないでしょ?(笑)


関連して「Lunar(月の兎)」はインストゥル・メンタルですよね?
歌入りの『月の兎』との関連は特にあるのですか?


『Lunar』
というピアノソロはイメージングのインプロビゼーションです。
月物語を展開させていくようなつもりでクラッシックの
クロード・ドビッシーを意識しました。
同じ<月の兎>をテーマにして手法を変えた(?)ただ、同じようには二度と弾けないんです。


ラブソングやバラードも何曲かありますが、僕がお気に入りなのは
『憧憬』と『Violent Emotion Of Love』でした。
こういう曲を作る時は現実の話が多いですか?想像の世界かな?

『憧憬』
ってずいぶん前に書いた曲なんですよ。
ギターの大友裕二さんと
[PIECES OF SOUL]というユニットを組んだ時に書き下ろしたオリジナル曲。実はボクの初恋を唄ったものです。
『Violent Emotion of Love』はヴォーカリスト甲斐郁子さんが「ホイットニーの♪アンダーっぽいの創って!」(カントリーミュージックのドリーバートンがオリジナル)と依頼を受けて完成した曲です。
セルフカヴァーになりましたが、あまりの広音域を要するのに驚いた。
ここで出てくる海の真ん中に、月に見立てた船が動いています。船は心で、ゆっくり動いていてそれは愛する人に向かっている。
切なさと葛藤しながら、これから愛という未知の世界へ入っていく、そんな歌です。
上手に書けませんが、これを歌で表現するのはもっと難しいです。
経験したことをそのまま歌詞にすることも、実はとっても難しいことだと思います。
そして想像だけで何かを書けることもありません。


アレンジ面でひとつ気になった曲があったのですが、
『Rainy Sundays』は、「ホーン・セクション」を入れたらもっと厚味が出たような気がしましたが?
ちょっと「フィル・コリンズ」風に?(笑)。

[Staff]
ってバンドご存知ですか?
そこにワンアンドオンリーなリチャード・ティーっていうキーボディストが
居たんですよ。
数年前にお亡くなりになられましたが、大変リスペクトしておりました。
その雰囲気を出したかったんです。
勿論、技巧的には足元にも及びませんが、トリビュートという意味を持っていても、
こういう楽曲は異色な感じはするかも知れません。
ホーンも良いのですが、基本的に4リズムという形式でやっています。

音楽っていろんな表現の仕方があると思うのですよ。
そこで基盤となるのはやっぱりメロディーとヴォイス。
歌モノですから歌詞があって、次にハーモニーとして装飾する最低限のセクションがあればいい。楽器が多くなるとアレンジも複雑になっていき、テーマということに焦点を絞れば、アレンジそのものがそのテーマに沿っていることが大事なわけです。
つまり、歌モノの様式美はそういうことだと思います。


なかなか味のある歌唱ですね?(笑)元・イエローモンキーのボーカル「吉井ロビンソン」を彷佛させる
声や歌い方に聞こえる部分がありましたが、
ボーカルにおいて、こんな歌い方が好きだとか目指してるようなアーチストはいますか?

イエモンは申し訳ない、聴いた事はないのですが、特に意識しているボーカリストはいないです。
ボクの自論ですが、声というものは最高級の楽器だと思っています。
勿論、付け焼刃の自分の声なんぞ、人々に何かを伝えられるような器はないのですが、気持ち的には厳しく学習していきたいと志しています。





ho
 Spirits 3★ 
 
ボクのイメージって何もかもが曖昧なんですよ』






僕がこの作品の中で一番気に入ったのは『月の微笑』でした。
人気度もあるようですが、空想的な雰囲気が醸し出されてるようなイメージでしたが、
タイプは違いましたけど『-less(虚空の島)』なんかもそんな印象を持ちましたよ。

『月の微笑』
『-less』みたいな曲ってトモノウらしいという感想をいただきます。
ボクのイメージって何もかもが曖昧なんですよ。
でもそこには精神的な光と影がちゃんとあって、それはボクの中のことだから、リスナーは自分の物語をそこで描いていただければいいなと思います。
あともうひとつは、響きでしょうか、マイナー・メージャーセブンスを多用します。
哀しいのか、愉しいのか、わからん響きです。
そういうことが重なってボクの色を作ったのかもしれません。


数あるオリジナルの中で、
友納さん御自身で
お好きな曲は何ですか?

オリジナルで好きな曲ですか?
生意気かも知れないけれど、どれも好きです。そうじゃないものは発表しない。
問題なのはそれを自分で唄えないと言うこと。実はここがネックなんですね。
キーボディストとして何十年もやってきたわけですから、本来ならメインヴォーカルパートはおこがましいんですよ。
ただ、今のボクがフロントに立つ意味は実はあったりします。
それは妹へのレクイエムとして贈った
[Dedicate]という歌詞に込められています。

『muzie』の中で、いつの間にかたくさんの票を頂いております。
今、第1位は
「-less」
勿論、好きな曲のひとつですが何故?自分なりに理由を考えてはみたのですが、
トモノウらしいからなのかな?と思ってみたり。
まだ、ライブで発表はしたことはありませんが。
そのライブですが、7月(銀座)、10月(大塚)、12月と都内で予定しています。
これから調整と言う感じ。
12月のやつはMiyukiさまと一緒に弾き語りソロでも出来ればと目論んでいます。
Miyukiさんのオリジナルで「永遠の人」という曲があるのですが、
それをボクが今、唄わせていただいてます。
それと、きちんとマスタリングしたアルバムは特につくっておりません。
スポンサーが現われてくれればすぐにでも作りたいのですがね(笑






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