穴水輪島線| あなみずわじま線  北鉄奥能登バス
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輪島駅前〜市ノ瀬〜三井駅前〜市の坂/能登空港〜穴水此の木〜穴水駅前〜穴水総合病院口
最終修正:09.07.29

 08年頃に新カラーに塗り替えられました。
穴水駅前にて待機する中型ノンステップバス。
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●朝市と漆の街へ走る路線

01年3月をもって廃止された のと鉄道七尾線(穴水〜輪島間)の廃止代替路線で、
速達列車代行の輪島和倉特急に対して、ローカル列車の代替運行を担っています。

穴水総合病院または穴水駅前〜輪島駅前間の系統がメインですが、
高校生の通学時間帯には輪島実業高校のある塚田まで延長するなど、
開業当初から、鉄道ではできなかった柔軟な運行体系が敷かれています。
(現在は塚田への乗り入れは廃止されています。)

停留所の数も、能登三井、能登市ノ瀬の2駅しか途中駅のなかった
鉄道時代と比べれば格段に増えており、ローカル利用に限ってみれば、
鉄道時代よりも便利になったという声もきかれます。

経路は市の坂経由の基本ルートの他に、80年代に路線バスが廃止され、
バス空白地帯となっていた洲衛を経由する便が3往復用意されています。
03年5月より、この洲衛経由は能登空港への乗入れを開始しました。

担当は北鉄奥能登バスで、主に輪島、穴水営業所が担当しているようです。


[▼]歴 史

01年4月に開業した穴水輪島線ですが、
前身の「市の坂線」、さらに古くは「輪七線」は、
ずっと昔から走っていた歴史のある路線で、
ルーツはなんと大正6年にまでさかのぼります。

この穴水〜輪島間という経路は、最盛期には
「北国自動車商会」「柴野自動車」「輪島タクシー」など、
多くの事業者が輻輳する、まさにドル箱路線でしたが、
これも国鉄七尾線の輪島開業(昭和10年7月)までの話でした。

その後、各社が戦時統合を経て、
北陸鉄道の「輪七線」(輪島〜穴水〜七尾)となってからは、
国鉄七尾線との併行区間が大部分を占めることから、都市間輸送としての
役目は廃れて行き、輪島〜穴水間のみの「輪七北線」に縮小されます。
(路線名に「七」が入っていますが、70年代には、すでに
 輪島七尾間の直通はなかったようです。)

昭和44年(69年)には、この路線の三井〜穴水間が過疎路線として問題化し、
その後、区間を縮小して「市の坂線」と改称されていきました。

それでもなお、輪島〜穴水間を走り抜く便も残っていましたが、
81〜83年頃までには全便市の坂どまりとなり、昭和62年(87年)11月には、
中学生の通学用に朝一本が残っていたという洲衛までの支線も
廃止され、輪島駅前〜市の坂間のみの単純な棒線となっています。

市の坂線の担当は本体輪島営業所でしたが、
94年2月から能登中央バスへの管理委託を経て、
97年より正式に能登中央バスへ移管されました。

 輪島駅にて。96年3月。

このように、鉄道に押されて衰退した路線のひとつだったのですが、
その後特急バスの猛烈な攻勢により、逆に鉄道が衰退して廃止となり、
いったんは鉄道に奪われた区間が支線も含めて復活したというわけで、
一栄一落これ春秋、皮肉なものだと思わざるを得ません。

こうして、01年4月より のと鉄道に代わって活躍をはじめた穴水輪島線ですが、
このとき、鉄道以上に便利な交通機関とするための様々な工夫が取り入れられました。

車両面では、車椅子対応のスロープ付き中型ノンステップバスが用意され、
ほとんどの便に充当。当時の能登地区ではノンステはおろか、新車自体が
珍しく、金沢地区とほぼ同じ仕様の新車のまぶしさは格別のものがありました。

また、運行面ではルートから外れている病院への通院利用に対応し
デマンドバスシステムが採用されています。これは輪島病院と穴水総合病院に
設置されている呼び出しボタンを押せば、バスが信号を受信し、折り返しの
待機時間を用いて病院の玄関まで乗り付けてくれるというサービスでした。
ただし稼働率は高くなかったようで、現在も継続されているかどうかは不明です。

08年4月には、運行を担当していた能登中央バスが奥能登観光開発と合併し、
北鉄奥能登バスへと社名がかわり、同社輪島および穴水営業所の担当となっています。

09年5月末のダイヤ改正で、輪島実業高校の通学対応として存在した
塚田への乗り入れ便が廃止され、輪島側は輪島駅前発着に統一されました。


参考文献:「奥能登乗合自動車発祥記 (古川 修・著)」

 01年4月1日。


[▼]旧道のはなし

 ・ 市の坂付近

穴水輪島線として発足する以前の「市の坂線」時代は、
下図の様な経路で、現在とは別の位置にある「市の坂」へ至っていました。
この旧道区間はフリーバス区間に指定されていました。

  至・輪島駅
    ┃
    ○加村口(旧・あての木園前)
   加村* ○あての木園前
   ┃
  └)(―――┐
    ┃    
    ○市の坂 *市の坂
    ┃
  至・穴水駅


 ・ 唐川口付近

穴水輪島線の走る県道1号線「輪島道路」は、
のと鉄道(穴水〜輪島間)廃止の頃から全線に渡って
道路改修が進んでおり、高規格なバイパスになった
市の瀬付近など付け替えのあとがとくに顕著です。

市の坂付近では現在も旧道を経由していますが、
穴水此の木〜小又間においては大規模な付け替えが
「唐川口」停留所の移設と併せて行われ、小又川の
渓流に沿った崖沿いの難所が姿を消しました。

     至・輪島駅
      ┃
至・門前━━○小又
      ┃
     ┨
     ┃
     ―┐
至  (新)┃ 
・  唐川口┃ ×(旧)唐川口
唐 ━━━━○…┤ 
川     ┃ | *…の部分は廃道済み。
      ┃┌┘
      ┠
      ┠
      ┃
      ┃
      ┠
      ┃
    平野○
      ┃
   至・穴水此の木

 旧・唐川口より。


[▼]乗車のヒント

奥能登の主要な街同士を結んでいることから1時間間隔で運転されており、
奥能登地区では最も運行本数の多いローカル路線となっています。

旅情路線というよりは、乗り継ぎの旅や一般の観光旅行に重宝される路線です。

亜種系統としては洲衛経由がありますが、
本数は限られるものの比較的乗りやすいと思います。
なお、車窓的には本線経由のほうをオススメします。

>夕方に1本だけ輪島発で能登空港を通らない洲衛経由便があります。
>洲衛を出ると交差点を穴水方面へ右折するのはこの便だけです。
>ただ、路線車で体験できるのがこの便だけであって、輪島和倉線も同じように
>この交差点を右折します。どちらにせよ車窓的には洲衛経由は味気ないですね。
(情報ご提供:TOMさん)


※運行ダイヤは北陸鉄道の公式サイトをご参照下さい。 (→直リンク
 (ご乗車になる“曜日”にご注意下さい!)

穴水駅前〜輪島駅間の運賃は740円です。

 北鉄カラー時代。


[▼]穴水此の木のりば案内

         至・能登空港
   ┃パチンコ┃ | |
   ┃    ┃ | |┏━━━━┓
   ┗━━━━┛ ♀ ♀┃8番  ┃
    ┏━━━┓ 3 4┃らーめん┃
至   ┃すし ┃ | |┗━━━━┛
・   ┃ べん┃ | |
輪   ┗━━━┛ | |       至
島―――♀2――――┘ └―――5♀――・
          ()        穴
門―――♀1――――┐ ┌―――6♀――水
前 ┏━━━━┓  | |       駅
  ┃    ┃  | |
  ┃コメリ ┃ 至・能登有料
           金 沢

(1)[特急]輪島輪島駅前門前

(2)[特急]金沢駅西口、兼六園下穴水駅前

(3)[特急]能登空港経由輪島、
   [特急]珠洲鉢ヶ崎[特急]宇出津経由飯田車庫、
   [特急]大谷、
   能登空港経由輪島駅前(和倉からの)輪島駅前

(4)[特急]金沢駅西口、兼六園下、
   [特急]和倉温泉駅前穴水駅前

(5)此の木
   穴水駅前[特急]穴水駅、海岸廻り飯田車庫

(6)此の木
   輪島駅前門前[特急](海岸廻りからの)兼六園下


[▼]停留所一覧

↓ 穴水輪島線 ↓
穴水総合病院口あなみずそうごうびょういんぐち ※起終点
東   町ひがしまち  
穴 水 駅 前あなみずえきまえ ※起終点・鉄道駅
大   町おおまち  
大  島  町おおしまちょう  
栄   町さかえまち  
庚  申  町こうしんちょう  
此  の  木くのぎ  
穴 水 此 の 木あなみずくのぎ  
平   野ひらの  
唐  川  口からこぐち  
小   又おまた  
市  の  坂いちのさか ※起終点
あての木園前あてのきえんまえ  
加  村  口かむらぐち  
新   保しんぼ  
小   泉こいずみ  
長   沢ながさわ  
三 井 駅 前みいえきまえ ※起終点
興  徳  寺こうとくじ  
渡   合どあい  
小  淵  橋おぶちばし ※「小渕橋」表記の場合もある。
熊   野くまの  
下  熊  野しもくまの  
荒   田あらた  
市  ノ  瀬いちのせ  
桐   田きりた  
安   町やすまち  
川   尻かわしり  
小   川こかわ  
横   地よこじ  
杉   平すぎひら  
輪 島 駅 前わじまえきまえ ※起終点・道の駅・窓口
↓ 洲衛(能登空港)経由 ↓
(穴 水 此 の 木)あなみずくのぎ  
精 育 園 前せいいくえんまえ  
臨空産業団地前りんくうさんぎょうだんちまえ ※05年4月頃新設
能 登 空 港のとくうこう ※起終点・道の駅
洲   衛すえ  
(小   泉)こいずみ