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奥能登線| おくのと線  北鉄奥能登バス
 OKU-NOTO LINE

    下曽山〜能登瑞穂            十八束
   /        \          /   \ 
穴水駅―旭ヶ丘2区〜東山〜鵜川駅前〜宇出津駅前     松波城址公園口〜珠洲市総合病院〜珠洲鉢ヶ崎
   \        /          \   /
   岩車〜鹿波〜兜診療所前          小木町

 大型バスもいちおう走れるそうです。
奥能登線のすれちがい。
最終修正:08.11.26

MORI SAKETEN.COM SINCE 2003

●奥能登縦貫・長大路線

05年3月限りで廃止となった のと鉄道能登線の廃止代替バスです。
穴水〜蛸島間という、61km、29駅にも及ぶ鉄道の代替ということで、
路線も先に転換された穴水〜輪島間の穴水輪島線とは比較にならないほど
長距離となり、県内でもトップクラスの超長大路線となりました。

このため系統は、鉄道時代の運行区間に忠実に通しで運行するものと、
区間区間で細かな支線的経路を経由するものに分化されています。

路線バスの特性を生かした利便性は穴水輪島線以上に追求されており、
沿線の各高校へのダイレクト便や、小型バスを用いた奥まった集落への巡回、
既存系統の大幅延長など、これ以上ない工夫が要所要所に盛り込まれています。

トンネルの連続だった鉄道と異なり、海岸沿いの漁村などを巡って走るため、
車窓は風光明媚をきわめ、奥能登の自然、そして暮らしを肌で体感することもでき、
中居に残される「ボラ待ちやぐら」や、鹿波や黒崎、兜のとてつもなく狭い路地、
リアス式の湾にイカ釣り漁船が並ぶ小木漁港に、松を載せた軍艦が迫る見附島・・・

それらが一つの絵巻物のように繰り広げられます。

これら、のと鉄道能登線廃止代替バス路線のうち、穴水ローカルを除く9路線
(穴水珠洲A、B、C、穴水宇出津A、B、C、宇出津珠洲A、B、C)を、
当サイトでは便宜的に「奥能登線」と一括して呼称することにします。


[▼]系 統

のと鉄道能登線廃止代替バス路線の系統は、
大別すると穴水駅前〜珠洲市内間を通し運行するものと、
穴水〜宇出津間を運行するもの、宇出津〜珠洲市内間を運行するもの、
本筋から逸れた奥まった集落へとこまめに巡回する区間便の、
おおむね4種類に分けることができます。

このように、一本の鉄道路線の代替バスの運行系統が、
多岐に渡ってしまったことが、「のと鉄道代替バスは複雑」
というイメージを与えてしまう要因になっているようです。

決められた一本の道しか走れない鉄道と違い、
路線バスの特性が生かされた系統設定といえますが、
すこし複雑になりすぎたきらいも、あるにはあります。

このうち、奥まった集落へと巡回する便(おもに穴水町内の系統)は
穴水東部線のページで紹介することにしますが、実はこの穴水東部線の系統こそ、
複雑化の大きな要因と云うことができ、穴水東部線を切り離して考えることにより、
複雑怪奇と称される代替バスの系統も、少しは分かりやすくなるかと思います。

なお能登線代替バスは正式に分類すると、
9つもの路線によって成り立っています。

*路線正式名称....

     ・ 穴水宇出津A線(穴水〜明千寺〜鵜川駅前)
     ・ 穴水宇出津B線(穴水〜岩車〜宇出津)
     ・ 穴水宇出津C線(穴水〜能登瑞穂〜宇出津)

     ・ 宇出津珠洲A線 (北辰高校・宇出津〜真脇〜珠洲)
     ・ 宇出津珠洲B線 (北辰高校・宇出津〜十八束〜珠洲)
     ・ 宇出津珠洲C線 (宇出津〜珠洲間の一連の快速便)

     ・ 穴水珠洲A線 (穴水〜明千寺〜宇出津〜小木町〜珠洲)
     ・ 穴水珠洲B線 (穴水〜瑞穂/岩車〜宇出津〜十八束/小木町〜珠洲)
     ・ 穴水珠洲C線 (穴水〜明千寺/瑞穂〜宇出津〜(快速)〜珠洲)

これでも以前よりは単純化されており、
08年4月の能登地区北鉄グループ会社合併前は、
全く同じ系統でも能登中央か奥能登観光かで
路線名が異なったりと、きわめて煩雑でした。

  + + + + +

▽穴水〜宇出津間

まずは穴水〜宇出津間を運行する系統から紹介します。
このエリアの系統は、海廻り(岩車経由)、山廻り(明千寺経由)、
国道経由(能登瑞穂経由)の三種類に分けることができます。
このうち、海廻りが最も鉄道のルートに忠実です。

                       宇出津■
                          |
                      能登田町○―○崎山
                          | |
                          ├―○能都
              能    能  藤波駅口○  北辰
       向    下 登    登      | 
       洋    曽 瑞    神      ├○なごみ
     城 小 比  山 穂    道      |
 穴水  山 学 良  ○―○――――○――――――○鵜川駅前
 病院○ 住 ○ 農 /        東     |
   | 宅/ \協/      小又 山 明千寺 |
穴水駅■―○―――○―――――○――○―○―○―――○宇加川
   |/    |  旭ヶ丘2区    \    |
   ○     |         前波南○―――○前波口
  大町東    |               /
         ○―――○―――○――○―○―○沖波立戸浜
         岩   旭   鹿  曽 兜
         車   ヶ   波  良 診
             丘      東 療
             口        所

 ・ 穴水宇出津A線

穴水駅前〜旭ヶ丘2区〜小又〜明千寺〜宇加川〜鵜川駅前

いわゆる「山廻り」のルートで穴水と宇出津を結ぶ路線ですが、
現在は全便が鵜川駅前で終点となり、朝夕中心のダイヤとなっています。
このような系統が「A線」なのは腑に落ちないものがありますが、
当初はこの「山廻り」ルートを主流とする構想だったのでしょう。

しかし鉄道のルートと離れた「山廻り」ルートは利用が少ないようで、
現在は、速達性が求められる便は国道(能登瑞穂)経由にシフトし、
このように区間便としてわずかな本数が走っているにすぎません。

途中「市の坂」「小又」と停留所が続きますが、
穴水輪島線にあるバス停とは何の関係もない別の場所です。
同名の停留所が2つセットで、しかも同じエリア内に存在するのは、
紛らわしくもちょっと面白いような気がします。


 ・ 穴水宇出津B線

穴水駅前〜岩車〜鹿波〜沖波立戸浜〜鵜川駅前〜宇出津駅前

鉄道に忠実なコースを採用する、いわゆる「海廻り」のルートです。
穴水〜宇出津間の主流と云えますが、道路環境が極端に悪く、
転換当初は、その悪路が槍玉に上げられることもしばしばでした。

その後、一部の区間では待避所を設けるなど改修が進んでいますが、
現在もバス通りとはとても思えない狭隘区間がほとんどを占め、
訪れる人々を驚かせるとともに、風光明媚な海岸のけしきや、
手付かずの漁村の集落美が、能登の原風景へといざなってくれます。

文句なしの、超オススメ系統です。

転換当初は、穴水〜珠洲間通しの系統のうち大半がこの経路でしたが、
現在はほとんどの便が、穴水〜宇出津間のみの運行となります。


 ・ 穴水宇出津C線

穴水駅前〜上曽山〜能登瑞穂〜鵜川駅前〜宇出津駅前

能登瑞穂(国道249号線)経由で運行するこの系統は、
旧・鵜川線、かつてのJRバス奥能登線を踏襲したルートです。

転換当初は穴水鵜川線を名乗り、区間は概ね穴水〜宇出津間のみでしたが、
現在は穴水〜珠洲間通し系統の多くがこちら経由に変わっています。

朝には能登瑞穂→宇出津駅前間の快速便があり、
この快速は宇出津真脇特急の停車停留所のみに停車します。

 穴水駅前にて。

  + + + + +

▽宇出津〜珠洲間

宇出津〜珠洲間も海廻りと山廻りの二手に分かれており、
海廻りで鉄道ルートに忠実な小木町経由と、山廻りの十八束経由があります。
いずれも従来から路線バスが走っていた経路となっています。

このほか、柳田上町経由など特急バスの経路を走るものが
快速便として存在しているのが、このエリアの特徴です。

                                     飯田
                               珠     高校○ 珠洲
                               洲      ┌┴―○病院
                       鵜       鵜 上  飯田|  |
      柳田上町             島       飼 戸  車庫|  |
      ○…………………………………………○…………………○…○…………○…○┴――○――■ 
      :                        :      | 昭   弁  珠
      :                   鵜飼駅前○┤      | 和   天  洲鉢
      :               ┌―――――○―○┴―○―○―○┘ 橋   公   ヶ
      :               |     恋 鵜  上 北 能      園   崎
      :         能登上○――■松波城址 路 飼  戸 方 登飯      
      :           /   |     浜 本  農    田
      :          ○宮犬  ○九里川尻   町  協  
      :         /     |          前  
      :        ○能登不動寺 ○五色ヶ浜
   辺 能:       /       |
   田 登:      ○能登      ○能登新保
至  の 田├■宇出津 / 山中 九十九湾 |
・  浜 町|    /        ○―○越坂
穴―┬○―○┼―――○十八束    姫 |    
水 | / |           口 ○九十九岸
  └○  └―○――○―○――○―○ |
   北    遠公 田 西  真 | |  
   辰高   島園 の 羽  脇 ○―┘
    校   山下 浦 根    姫
                  幸
                  港

 ・ 宇出津珠洲A線

北辰高校〜宇出津駅前〜小木町〜松波城址公園口〜珠洲市内

鉄道ルートに忠実な、真脇、小木町経由の系統で、
一部の便が能都北辰高校南を始発としています。

宇出津珠洲線シリーズは全て以前は奥能登観光開発が運行していた系統で、
この宇出津珠洲A線の場合は、奥能登観光時代は「奥能登A線」を名乗っていました。

この小木町経由は、かつてのJRバス路線を継承したコースでもあり、
のと鉄道を利用していた方に加え、JRバス時代からの顧客も多く利用し、
転換後、はやい時期から順次大型車に置き換えられています。

リアス式海岸で知られる小木の九十九湾が車窓のハイライトで、
トンネルを抜けると、湖のような湾に浮かぶ無数のイカ釣り漁船が見ものです。
5月には「とも旗祭り」(小木)、7月には「どいやさ祭り」(姫)など、
沿線には奥能登ならではの野趣あふれる奇祭も多く現存しています。

そしてそのクライマックスが、7月に宇出津で催される「あばれ祭り」です。

 車窓にこういう風景が広がることも。とも旗まつり。


 ・ 宇出津珠洲B線

北辰高校〜宇出津駅前〜十八束〜能登不動寺〜松波城址公園口〜珠洲市内

A線に対して、山側の国道249号線を快走するのがこのB線です。
こちらもJRバス時代から続く、歴史の古い路線となっていますが、
やはり一部便が北辰高校を起終点としているところに、鉄道後の
バス交通のきめ細やかな実力を見ることができます。

ところで、この宇出津珠洲B線の派生系統として、
穴水〜岩車〜宇出津〜十八〜松波〜珠洲という便がありますが、
これは後述する「穴水珠洲B線」に類される経路と同一のもので、
この便がなぜ穴水珠洲B線ではないのかは大いなる謎です。

宇出津珠洲B線は会社合併以前は「奥能登C線」という名称でした。


 ・ 宇出津珠洲C線

(a)宇出津駅前→能登不動寺→松波城址→恋路浜→珠洲実業→珠洲鵜飼→珠洲病院
(b)宇出津駅前→柳田上町→内浦駒渡→珠洲実業→飯田高校下
(c)穴水駅前〜能登瑞穂〜宇出津駅前〜能登不動寺〜松波城址〜南鵜飼〜珠洲鉢ヶ崎

(d)宇出津駅前←小木港←九里川尻←松波城址
(e)宇出津駅前←小木港←珠洲実業←珠洲鵜飼←上戸←昭和橋←飯田高校下
(f)鵜川駅前←(各停)←宇出津駅前←柳田上町←珠洲実業←昭和橋

電車と比べてスピードの面で劣るバスだけに、
朝夕の定時運行確保を目指して設定された快速便の数々です。

以前の「奥能登快速線」ですが、これが複雑怪奇の極みで、
ひとつの同じ路線とは思えないほど、便ごとに経路がバラバラです。
経路ではなく、快速という種別で一括りにしているものと考えられます。

双方向での運行があるのは(c)の系統だけで、あとは片道のみの系統ばかりです。
特徴としては、珠洲特急などの特急バスの経路を採用するものが多いことで、
しかも全行程ではなく、一部区間のみで特急の経路になる点ではいずれも一致しています。

特急と普通便が重複している区間の停車停留所も、特急路線のものに依存しており、
能登町役場前や白丸など、特急しか停車しない停留所に停まる点まで一緒です。

宇出津珠洲C線と称しつつも、奥能登快速線時代の名残りで、
穴水駅前まで足を伸ばす便も上下一本ずつ存在していますが、
朝の通学に特化した系統が多く、お目にかかる機会は多くありません。

 元ほくてつバス。

  + + + + +

▽穴水〜珠洲間

最後に、穴水〜珠洲市内間を通し運行する系統を紹介します。
開業当初は、ほとんどの便が通しの形で運行していましたが、
現在は少数派に留まっており、しかも松波城址公園口どまりも多く、
ごく一部の便や快速便をのぞくと、限られた本数しかなくなっています。

系統図は前述の各エリアのものをご参照下さい。

 ・ 穴水珠洲A線(その1)

(a)穴水駅前〜明千寺〜宇出津駅前〜小木町〜珠洲市内
(b)穴水駅前→明千寺→前波南→沖波立戸浜(寄り道)→宇出津駅前→小木町→松波城址

穴水珠洲間を通し運行する便の代表格とされているルートで、
以前は能登中央が主に担当し、「穴水鉢ヶ崎A線」を名乗っていました。
穴水宇出津A同様、「山廻り」の明千寺経由を採用しており、
この明千寺経由であるかどうかが、路線分類のキーになるようです。

片道一本のみ、(b)の系統が存在していますが、これは
かつて奥能登観光担当で「奥能登D線」と呼ばれていた系統です。
レア停留所のひとつとして知られる前波南を経由し、かつ沖波まで
わざわざ南下してから戻ってくる、不思議なルートをたどります。

この旧「奥能登D線」は、転換当初、通常は小型しか来なかった前波、沖波へ
唯一、中型バスで乗り入れる荒技が繰り出された系統でしたが、
現在では前波や沖波にも中型バスが普通に乗り入れるようになり、
“超狭隘区間、唯一の中型”という有り難味は薄れてしまいました。


 ・ 穴水珠洲B線

(a)穴水駅前〜岩車〜宇出津駅前〜十八束〜珠洲市内
(b)穴水駅前〜能登瑞穂〜宇出津駅前〜十八束〜珠洲市内
(c)穴水駅前〜能登瑞穂〜宇出津駅前〜小木町〜珠洲市内

A線と打って変わって、B線は3パターンにも分けられ複雑です。
共通項はどの便も明千寺を経由しない点だけと、十把一絡げな印象です。

これは、(b)の系統が能中担当だった「穴水鉢ヶ崎B線」と、
奥能登観光担当だった「奥能登E線」とで重複していたため、
会社統合に際して両路線を統合し、「穴水珠洲B線」としたものの、
「穴水鉢ヶ崎B線」には(a)の系統が、「奥能登E線」には(c)の系統が
派生系統として存在していたことから、結果として、これらの系統も
「ついてきて」しまい、分類わけがあやふやな複数の系統が
一路線として括られてしまうことになったものと考えられます。

なお、朝には松波城址公園口始発で、宇出津まで小木町経由で各停、
宇出津からは宇出津真脇特急(海岸廻り)と同じ停車停留所で
穴水駅前まで運行する快速便が片道一本のみ存在します。

この快速便が「宇出津珠洲C線」でないのも妙ですが、
これとは逆に、宇出津珠洲B線に組み込まれている
「穴水〜岩車〜宇出津〜十八〜松波〜珠洲」の系統が、
なぜこの路線に編入されなかったのかも不思議です。



 ・ 穴水珠洲C線

(a)穴水駅前→明千寺→宇出津駅前→(快速)小木町→飯田高校下
(b)穴水駅前←能登瑞穂←宇出津駅前←(快速)柳田上町←珠洲実業←珠洲鉢ヶ崎

この路線も上下一往復で経路の違う快速便となっていますが、
宇出津珠洲C線と異なるのは、穴水まで足をのばす系統である点と、
(路線名からすれば、それは当然なのですが。)
一部区間のみ快速運行となる、いわば区間快速的な運行になっている点です。

(a)系統は宇出津〜飯田間で宇出津真脇特急の停車停留所のみ停車、
かわって(b)系統は飯田から珠洲特急の経路で柳田上町を経て宇出津まで
快速運行となっており、どちらも片道一本ずつが用意されています。


[▼]歴 史

05年3月からの一週間の試験運行を経て、
同年4月1日に正式開業しました。

沿線では鉄道廃止に反対する声が根強く、
鉄道に対してのバスに不信感を抱く人が多くあるという、
逆境のなかでのスタートといえました。

60km以上の長距離鉄道を転換したバス路線ということで、
運行系統やダイヤは工夫に工夫が重ねられたものではあったのですが、
当初はダイヤの乱れや積み残しが続出し、臨時続行便が走ったり、
ダイヤの修正を行ったりと多難な出だしでした。

05年10月に、はやくも大規模なダイヤ改正を実施、
能登瑞穂(国道)経由の新設や、宇出津駅での時間調整など
運行時分の再検討と、通学時間帯の混雑緩和が行われました。

このときから、一部便が珠洲病院や飯田高校下発着となったため、
穴水〜鉢ヶ崎間の完全走破便は減り、残存の走破便も能登瑞穂、
十八束(国道)経由のものが多くなり、開業当初にあったような
3時間近くかけて小型バスで超長距離を走破する便は姿を消しました。

また、06年4月の改正では海廻り(岩車経由)の直通便がなくなり、
ほぼ全ての便が宇出津で乗換えとなりました。ただ、乗継割引の適用はなく、
現金、回数券の利用者からは、不便になったとの指摘もあったようです。
(情報ご提供:アーバンさん)

ただ、多くの便が宇出津で分断されたことにより、
非常に煩雑だった系統の数々がある程度整理され、
路線を理解しやすくなったようにも思えます。

08年4月には、能登地区の北陸鉄道グループ会社統合により、
能登中央バスと奥能登観光開発が合併して「北鉄奥能登バス」となり、
結果として、二社共同運行も解消されることになりました。

これにより、両社間で路線の整理が行われ、重複している系統は
路線を統合し、代替バス路線は11路線から9路線に整理されました。
奥能登観光が担当していた「奥能登○線」といった一連の路線は、
能中方式の「穴水珠洲○線」「宇出津珠洲○線」などに変わり、
分かりやすくはなりましたが、「奥能登線」の名称が路線名から
消えてしまったのは、個人的にはすこし残念にも感じます。

かつては、鉄道の代替はバスでは不可能とさえ云われ、
不評を買うことも多かった奥能登線ですが、最近はダイヤも練り込まれ、
奥能登を訪れても、かなり利便性が向上しているのが分かるようになりました。


 なお、鉄道代替バス開業以前の各線の歴史は、
 以下のページにまとめましたので、宜しければご覧下さい。

  ・ 奥能登縦貫 バス路線の歴史

  ・ 奥能登にJRバスがいたころ

 ハイグレード車が並ぶ。


[▼]乗車のヒント

穴水〜宇出津間は亜種系統が多種多様に用意されており、
乗りつぶしは至難のわざですが、とるものとりあえず、
海廻り(岩車経由)はぜひとも抑えておきたいものです。

海廻りは、当初は小型バスのみの運行でしたが、
最近では中型バスが使われるシーンも増えてきました。

宇出津〜珠洲間は小木町経由がメインとなっており、
車窓の面でもこちらの方が断然楽しめます。
宇出津〜珠洲間は大型車が多く運用されており、
かつて金沢地区で活躍した車に再会できるかも。

まずは、奥能登の自然と人々のくらしを、
おもいきり楽しんでみて下さい。

    + + + + +

「系統」の項で前述したほかに、一部便のみが経由する
レアな経由地、停留所がチラホラと散見されます。

 ・ 大町東経由

穴水東部線を含めて、つごう3往復が経由します。
穴水小学校の児童輸送が目的かと思いきや、
昼間に数本がポツポツある、というダイヤ設定で、
どうも今ひとつ開設の目的がわからない経由地です。

なお、大町東自体は輪島和倉特急でも通ることができます。


 ・ 向洋小学校

道を逸れ、ちょっと上ってまた下りてのユーモラスな経由地。
高台に位置する小学校への通学に便宜を図った経由地ですが、
なぜか昼間にも経由する便があり、乗車は狙えば容易かと思います。


 ・ 前波南経由

穴水珠洲A線のうち、夕方に片道一本のみ存在する
前波南経由松波城址公園口ゆきが経由します。
前波南自体は、穴水東部線にも運行する便がありますが、
運行本数は穴水東部線と合わせてもほんのわずかで、
それも朝夕のみという難物経路となっています。


 ・ なごみ

道路脇の温泉施設の駐車場に位置します。
日中はほとんどの便が経由しますので、
普通便に乗車すれば、おそらく乗り漏れは無いでしょう。

経由しない便の方が少ないにもかかわらず、方向幕の経由地には
たいてい記載されていますが、宣伝代わりなのでしょうか。


 ・ 能都北辰高校南

穴水〜宇出津間にある停留所ですが、宇出津珠洲線シリーズに、
ここを起点として運行する便も多く存在します。

なお、北辰高校発着便の場合、北辰高校への入り方は、
崎山を経由するものと、辺田の浜へと回りこむものの2種類が存在します。
穴水〜宇出津間の北辰経由系統に乗車すれば「通り抜けて」乗車を終えられますが、
それが可能な便は朝夕にかたまっており、なかなか都合よくは行きません。


 ・ 昭和橋

旧珠洲駅の跡地に立っているにもかかわらず、
普通便は全て昭和橋を経由せずに運行します。
街外れの周囲に何もない駅だった珠洲駅ですが、
転換バスは非情にも、駅しかないような場所は
見捨てて運行することになってしまいました。

奥能登線では、快速系の便ならば昭和橋を経由します。
昭和橋自体は、他路線で来れる機会も多いと思われ、
ここではあえて乗車にこだわる必要はないかと思います。

 キラッと☆☆☆☆。


※詳しいダイヤが能登町の公式サイトに掲載されています。
 奥能登線のダイヤは北陸鉄道の公式サイトほか、
 石川県や珠洲市など、複数の地方公共団体の公式サイトで公開されていますが、
 現在のところは、ここの時刻表が最も把握しやすいと思います。

 なお、この能登町のサイトでは「路線名の揺れ」が是正されています。
 (例えば「宇出津珠洲B線」の穴水まで行く便は「穴水珠洲B」になっている)

また、穴水〜宇出津間でご利用の方は太田原線もご参照ください。

穴水駅〜珠洲鉢ヶ崎間の運賃は1660円、
穴水駅〜宇出津駅前間は1030円、
宇出津駅前〜珠洲鉢ヶ崎間は1000円、
宇出津駅前〜珠洲総合病院間は800円です。


[▼]停留所名一覧

 ・ 穴水〜宇出津間の停留所一覧

 ・ 宇出津〜珠洲間の停留所一覧

 松波城址公園口にて。

停留所一覧 (穴水〜宇出津間)
 ↓ 海廻り(岩車経由) ↓
穴水総合病院あなみずそうごうびょういん ※起終点
穴 水 栄 町さかえまち  
大  島  町おおしまちょう  
大   町おおまち  
穴 水 駅 前あなみずえきまえ ※起終点・鉄道駅
東   町ひがしまち  
城 山 住 宅 前じょうやまじゅうたくまえ  
穴 水 高 校 口あなみずこうこうぐち ※05年4月「由比ヶ丘」より改称。
北  七  海きたしつみ  
麦  ヶ  浦むぎがうら  
下   出しもで  
中 居 北 口なかいきたぐち  
中 居 南 口なかいみなみぐち  
向 洋 小 学 校こうようしょうがっこう ※一部便のみ経由。08年4月「住吉小学校」より改称。
西  比  良にしびら  
比 良 農 協 前びらのうきょうまえ  
向 洋 中 学 校こうようちゅうがっこう  
能 登 川 尻のとかわしり  
岩   車いわぐるま  
東  岩  車ひがしいわぐるま  
穴水聖頌園前あなみずせいしょうえんまえ  
椿崎マリーナつばきざきマリーナ ※05年10月、新設。
椿  崎  口つばきざきぐち  
旭 ヶ 丘 口あさひがおかぐち  
鹿   波かなみ  
鹿  波  東かなみひがし  
曽   良そら  
曽  良  東そらひがし  
兜 小 学 校 前かぶとしょうがっこうまえ  
農協兜支店前のうきょうかぶとしてんまえ  
兜 診 療 所 前かぶとしんりょうじょまえ  
黒   崎くろさき  
沖 波 宮 の 下おきなみみやのした  
沖 波 立 戸 浜おきなみたっとのはま  
沖   波おきなみ  
沖  波  口おきなみぐち  
前  波  口まえなみぐち  
前波集会所前まえなみしゅうかいじょまえ  
宇  加  川うかがわ  
花  園  口はなぞのぐち  
古君集会所前ふるきみしゅうかいじょまえ  
古 君 中 町ふるきみなかまち  
太  田  川おおたがわ  
竹   太たけだ
鵜 川 駅 前うかわえきまえ ※起終点
鵜  川  口うかわぐち  
能 登 桜 木のとさくらぎ  
能 登 七 見のとしちみ  
な  ご  みなごみ ※05年4月新設。通過する便あり。
矢 波 弁 天やなみべんてん ※08年4月「矢波駅前」より改称。
三   波さんなみ  
波 並 駅 前はなみえきまえ  
能 登 間 島のとましま  
健民テニスコート前けんみんテニスコートまえ  
藤 波 駅 口ふじなみえきぐち  
辺 田 の 浜へたのはま  
能 登 田 町のとたまち  
宇出津病院前うしつびょういんまえ ※05年4月「宇出津新町」より改称。
宇 出 津 駅 前うしつえきまえ ※起終点・窓口・車庫
 ↓ 山廻り(明千寺経由) ↓
(比 良 農 協 前)びらのうきょうまえ  
比 良 駅 前びらえきまえ  
旭 ヶ 丘 2 区あさひがおかにく  
市  の  坂いちのさか  
小   又こまた  
女  良  川めらがわ  
東   山ひがしやま
明  千  寺みょうせんじ  
(宇  加  川)うかがわ  
 ↓ 曽山・能登瑞穂経由 ↓
(比 良 駅 前)びらえきまえ  
下  曽  山しもそやま  
上  曽  山かみそやま  
高  内  畠こうないばた  
能 登 本 木のとほんぎ  
木   住きすみ  
能 登 瑞 穂のとみずほ ※起終点
まち  
八  乃  田はちのた  
柿   生かきお  
能 登 神 道のとじんどう  
谷   屋たにや  
小   垣おがき  
(鵜 川 駅 前)うかわえきまえ  
 ↓ 能都北辰高校経由 ↓
(藤 波 駅 口)ふじなみえきぐち  
崎   山さきやま 05年10月新設。
能都北辰高校南のとほくしんこうこうみなみ ※起終点。05年4月新設。一部便のみ経由。
(能 登 田 町)のとたまち  
 ↓ 大町東経由 ↓
(穴 水 駅 前)あなみずえきまえ ※起終点・鉄道駅
穴水小学校前あなみずしょうがっこうまえ  
大  町  東おおまちひがし ※08年4月新設。
(城 山 住 宅 前)じょうやまじゅうたくまえ  

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停留所一覧 (宇出津〜珠洲鉢ヶ崎間)
 ↓ 小木経由 ↓
(宇 出 津 駅 前)うしつえきまえ ※起終点・窓口・車庫
(宇出津病院前)うしつびょういんまえ ※05年4月「宇出津新町」より改称。
能登町役場前のとちょうやくばまえ ※普通便と同じ経路にあるが、快速のみ停車。
新  村  浜しんむらはま ※08年10月「棚木」より改称
遠島山公園下とおしまやまこうえんした  
田  の  浦たのうら  
羽 根 漁 港はねぎょこう ※普通便と同じ経路にあるが、快速のみ停車。
西  羽  根にしはね  
本  小  浦もとおうら  
真   脇まわき  
縄文真脇温泉口じょうもんまわきおんせんぐち ※06年12月「姫口」より改称。
姫  中  組ひめなかぐみ ※03年3月新設
姫 上 野 台ひめうわのだい ※03年6月? 新設
姫 幸 港 口ひめこのこぐち ※03年6月? 新設
高  瀬  口たかせぐち  
小  木  町おぎまち  
小  木  港おぎみなと ※05年4月「日和山口」より改称。
九 十 九 岸つくもぎし  
金大実験所口きんだいじっけんじょぐち ※03年6月? 新設
九 十 九 湾つくもわん ※05年4月「小木駅前」より改称。
勤労者プラザ前きんろうしゃプラザまえ  
越  坂  口おっさかぐち  
のと海洋ふれあいセンター前のとかいようふれあいセンターまえ ※快速のみ停車
越   坂おっさか  
能 登 新 保のとしんぼ  
五 色 ヶ 浜ごしきがはま  
長   尾なご  
新   村しんむら  
白   丸しろまる ※普通便と同じ経路にあるが、快速のみ停車。
能 登 宮 崎のとみやざき  
立  壁  口たてかべぐち  
九 里 川 尻くりかわしり  
九ノ里薬師寺前くのりやくしじまえ ※05年4月「薬師前」より改称。
松波中学校前まつなみちゅうがっこうまえ  
内 浦 庁 舎 前うちうらちょうしゃまえ ※05年3月「内浦役場前」より改称。
松 波 本 町まつなみほんまち  
松波城址公園口まつなみじょうしこうえんぐち ※起終点※05年4月「松波駅前」より改称。
技術専門校前ぎじゅつせんもんこうまえ ※05年4月「坪根口」より改称。
南  恋  路みなみこいじ  
恋  路  浜こいじはま  
宗   玄そうげん  
本  鵜  島ほんうしま  
船   橋ふなばし  
黒   丸くろまる  
宝立小学校前ほうりゅうしょうがっこうまえ  
南  鵜  飼みなみうかい  
鵜 飼 駅 前うかいえきまえ ※起終点
鵜 飼 本 町うかいほんまち  
春  日  野かすがの  
盤  若  橋はんにゃばし ※05年4月新設。
谷   崎たんざき  
竹  中  橋たけなかばし  
上 戸 農 協 前うえどのうきょうまえ  
善 慶 寺 前ぜんけいじまえ  
北   方きたがた  
南   町みなみちょう  
能 登 飯 田のといいだ  
吾  妻  橋あづまばし ※05年4月新設。
飯 田 車 庫 前いいだしゃこまえ ※車庫
飯 田 栄 町 北いいださかえまちきた  
飯 田 高 校 下いいだこうこうした ※起終点 ※05年4月新設。
珠洲市総合病院前すずしそうごうびょういんまえ ※起終点
島   田しまだ  
勝  楽  寺しょうらくじまえ  
野  々  江ののえ  
熊   谷くまんたん  
正 院 西 口しょういんにしぐち  
正   院しょういん  
前   浜まえはま  
珠 洲 川 尻すずかわしり  
弁 天 公 園 前べんてんこうえんまえ ※05年4月「蛸島駅前」より改称。
本  蛸  島ほんたこじま  
蛸 島 本 町たこじまほんまち  
旭   町あさひまち  
りふれっしゅ村りふれっしゅむら ※03〜04年頃新設
珠 洲 鉢 ヶ 崎すずはちがさき ※起終点
 ↓ 十八束経由 ↓
(宇 出 津 駅 前)うしつえきまえ ※起終点・窓口・車庫
(宇出津病院前)うしつびょういんまえ ※05年4月「宇出津新町」より改称。
山   分やまぶん  
十  八  束じゅうはっそく  
能 登 山 中のとやまなか  
時   長ときなが  
能 登 不 動 寺のとふどうじ  
宮   犬みやいぬ  
内浦サンケン前うちうらサンケンまえ  
能  登  上のとかみ  
西  松  波にしまつなみ  
(松 波 本 町)まつなみほんまち  
 ↓ 快速便・昭和橋 ↓
 ※奥能登線は昭和橋には快速便のみ乗り入れます。
(飯 田 車 庫 前)いいだしゃこまえ ※窓口、車庫
昭  和  橋しょうわばし ※05年4月「珠洲駅前」より改称。
(正   院)しょういん  
 ↓ 快速便・上戸経由 ↓
 ※珠洲特急ルート
(九 十 九 湾)つくもわん  
珠 洲 鵜 飼すずうかい  
上   戸うえど  
珠洲市役所前すずしやくしょまえ  
(飯 田 車 庫 前)いいだしゃこまえ ※窓口、車庫
(飯 田 高 校 下)いいだこうこうした ※起終点
 ↓ 快速便・柳田上町経由 ↓
 ※珠洲特急ルート。
(宇 出 津 駅 前)うしつえきまえ ※窓口、車庫
柳 田 上 町やなぎだかんまち  
柳田植物公園口やなぎだしょくぶつこうえんぐち  
内 浦 駒 渡うちうらこまわたり  
馬   渡まわたり  
是   久これひさ  
鵜   島うしま  
珠洲実業高校前すずじつぎょうこうこうまえ ※普通便と同じ経路にあるが、快速のみ停車。
(珠 洲 鵜 飼)すずうかい  
(上   戸)うえど  

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 “小なまず”の内部はこうなっていますw

 


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