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現像・プリント
と言っても、印画紙ネガだから両方同じ手続きです


ここで述べる現像はフィルム現像ではなく、印画紙現像です。 なぜなら、私のピンホールカメラは印画紙をネガの代わりに用いているからです。 フィルムを現像する場合、フィルム現像用の器材が必要となりますが、印画紙ネガの場合、プリントと同じ器材を用い、しかも手軽にできます。 というよりも、印画紙をお店に持っていって現像してもらうわけにはいかないので、自家現像せざるを得ません。

さて、実際の印画紙現像のプロセスですが、私はだいたい以下の手順でやっています。
D1. 現像液、停止液、定着液をつくる。
D2. 暗室で印画紙をカメラから取り出し、現像液につける。
D3. 印画紙を停止液につける。
D4. 印画紙を定着液につける。
D5. 印画紙を水洗する。
D6. 現像したい新たな印画紙があれば、D2.〜 D5. を繰り返す。
D7. 印画紙を充分水洗して、乾燥する。
D8. 現像液、停止液、定着液を混ぜて水でうすめて捨てる。

また、プリントは以下の手順です。
P1. 印画紙ネガから密着プリントする。
P2. 印画紙を上の D3.〜 D5. で処理する。
P3. プリントしたいネガがあれば、P1.〜 P2. を繰り返す。

現像・プリントは同時に行っています。しかし、現像したネガをすぐにプリントしたい場合、一旦ネガを乾燥させなければならないので、全体として時間がかかります。そのため私は、現像ネガ水洗中に、前回現像したネガのみをプリントすることにしています。水洗しているネガは次回現像時にプリントすることにします。

以下に処理の詳細、注意点を書きます。

D1. 現像液、停止液、定着液をつくる。
これらは粉末状の薬剤を水に溶かして作ります。特に溶液どうしが混じらないように注意します。容器も、混ぜるための棒も、現像液と定着液では別にします。また定着液は酸性のため変質しにくいので、作り置きしてもよいでしょう。

D2. 暗室で印画紙をカメラから取り出し、現像液につける。
ここからは安全光のもとでの暗室で行います。現像時間は現像剤の指定する時間を守ります。ここでは印画紙を溶液中で揺らすピンセットを用いますが、各液で異なるピンセットを使います。

D3. 印画紙を停止液につける。
これはくぐらす程度で良いでしょう。5秒から10秒ぐらい。この時、現像液に定着液がはねて入らないように注意します。

D4. 印画紙を定着液につける。
これは現像液の処理より時間がかかります。私はバットの中に重ねていき、時々上下を入れ替えています。

D5. 印画紙を水洗する。
現像の最初のものから、順次水洗していきます。私は洗面所に水を張り、つけているだけです。

D6. 現像したい新たな印画紙があれば、D2.〜 D5. を繰り返す。
大体、現像液につけている時間が1分半、定着液が10分ぐらいですから、現像したネガがどんどん定着液の方にたまっていきます。ネガどうしがくっつきすぎると、定着が行われないので、時々上下を入れ替えます。

P1. 印画紙ネガから密着プリントする。
印画紙ネガはフィルムネガのように、直接、拡大してプリントすることはできません。よって密着プリントだけを述べます。
プリントは暗室で行います。このとき、安全光は大丈夫だと思いますが、あまり曝しすぎないようにします。また、よくやるミスとしては、プリント用の印画紙を取り出した時、このパッケージをきちんと閉じるのを忘れることです。プリントの瞬間、ライトを点けるので、パッケージの方の印画紙も感光してしまいます。
密着プリントは、印画紙ネガとプリントしたい印画紙をくっ付けて感光します。この時、互いの印画面は向かい合わせです。ネガをライトの方にして、上に透明のガラスなどをおもりにして固定します。感光時間は適宜、割出します。
私はトイレを暗室にしてプリントしているので、トイレの電気を感光用に使っています。しかし本当は点光源が良いでしょう。また、あまりにも感光時間が短く調整しにくい時は、トレーシングペーパーをフィルター代わりにして、感光時間をのばします。
プリントにはいろんな技法があり、いろいろ試してみるのも面白いでしょう。参考文献の「暗室技法入門」に載っています。

メモ
現像液は一回に 1L も使わないので、500mL 分作ることにする。
現像剤 A: 53g(袋込み) ->26g
現像剤 B: 9g ->4g

希釈現像に関するメモ
粒状性、階調再現性が良くなる。微粒子で軟調なネガになる。また、現像時間が長くなるので、時間の誤差も少なくなり、現像ムラも少なくなる。
例)
現像液の濃度を2分の1にして現像時間を2倍にする。

増感現像に関するメモ
フィルムを感度の高いものと仮定して撮影し、長時間現像する。
ということは、、、
減感現像に関するメモ
フィルムを感度の低いものと仮定して撮影し、短時間現像する。
例)
ISO 100 のフィルムを ISO 50 のフィルムと仮定して撮影するので、露出時間は2倍になる。そして現像時、現像時間を2分の1にする。

減感希釈現像に関するメモ
RC ペーパーで減感現像するのは、シビア。というのも、RC ペーパーは現像液に浸すと、しばらく像はでないが、出始めると一気に出るので、現像時間を計算通りにとって、計算通りの減感になっているかどうかは疑問。で、現像時間を制御する上で便利な希釈現像を、併せて採用してみる。すると以下のようになる。
例)
露出時間を2倍にして、2分の1に希釈した現像液で、通常時間現像する。
そうすると、微粒子で軟調な、(ハイライト部はとぶが)暗部のディテールの再現の良いネガができる(かな?)

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