ハウスゲッコウの飼養

 

餌用ヤモリについて

 ハウスゲッコウ。餌用のヤモリとして見た場合、採集できるニホンヤモリと、輸入もの、とに分けられます。
輸入もの、という分け方も大雑把すぎるんですが、ここでは「餌」としてのヤモリを見ていくので、種別の細かい差については深く考えないことにします。

輸入もの、として見た場合、大別すると、東南アジア採集もの(安価なため今の所これが主流)、USA等のブリードもの、アフリカ採集もの、になると思います。これは現在の流通事情から見た分け方で、また新たな経路があった場合追加・訂正していくつもりですが、簡単に述べておくと、まず、東南アジア採集もの。
ここでもこれについて主に書いていく予定ですが、だいたいオンナダケヤモリ、ホオグロヤモリ、ヒラオヤモリ、などが多いようです。安価ではあるが、餌としての品質はあまり良くなく、キープに一番神経を使うグループです。

次にUSAもの。
これもだいたい東南アジアに棲息する普通のヤモリを餌用にブリードしていったものなので、種類としては東南アジア採集ものとほぼ同じなのですが、品質は良く、「ペット」として飼ってもいいくらいのものもあります。
欠点として、やはり幾分高価なのと、入手手順がやや面倒なこと。ショップまかせの場合、季節性のような壁もあります。

アフリカ採集ものは、ムーアカベヤモリなどの乾燥系のヤモリが多く入っているのが特徴で、WCであるにもかかわらず、持ちがよく、キープが楽、という長所の反面、季節性が強く、常時の入荷が期待できない、ということがあります。

もし理想的な入手経路が確立しておられる方ならば、USAのブリードものを中心にまわし、非常時用のためにアフリカものを通年キープしておく、というのが理想的なのですが(もちろん欧州ブリードものでもいいんですが、こちらはもっと高価になります)、少なくとも私の環境ではコンスタントにブリードされた餌は入手できないので、ここでは安価ではあるが、品質にかなり問題のある東南アジア採集ものと、ニホンヤモリをメインに考えてみたいと思っています。

それと意外と大事なことなんですが、ヤモリ類はペットとしてではなく、活餌として飼う、ということです。
従って、大量の数をいかに効率よくキープし、殖やしていくか、ここをしっかり考えていかねばなりません。
私自身、まだまだ試行錯誤の最中なので、これがベスト、というものはまだないのですが、ここをまとめつつ、考えていきたい、追加変更していきたいと思っています。

 

飼育ケージ

時間と根性があれば、小集団ごとに中型プラケを数多く用意してそこに割り振っていく、ということもできますが、ふつう、餌にそれほどの手間はさけられないと思うので、高さがあり、かつ下部が引き出し式になっていて、手入れがしやすいものがいいと思います。
寸法はもちろん、大きければ大きいほどいい。
ヤモリの大量キープは湿めりやすいので、壁面がメッシュ処理されているものがいいのですが、市販品でなかなかこれ、といったものがないので、用意するとすれば自作ものになってしまいます。よって、通風に関しては、無理にメッシュにしなくてもなんとかやっていけます。
むしろ現実的なものとしては、蓋がスライド式になっているものを、縦置きにして使う、という方法。
これだとメンテもやりやすく、かなりの大きさのものが市販品としてある、という点が長所です。短所としては、とてつもなく高価だということ。

大型のトールケージが用意できれば、次は内部の配置です。
短期間のキープでしたら、内部に何も入れず、壁面に張り付かせるままにしておいてもいいのですが、活餌の飼養、そして通年供給のための繁殖まで視野に入れるのであれば、内部の配置は必須となります。
といってもことさら変わったことをするわけではなく、樹上棲のナミヘビを飼育しいてる人ならごく普通の配置をすればいいだけです。
内部に登り木を配置してやる、最低限としては、これだけでまかなえます。あくまで最低限、ですが。

このとき横木の配置は、掃除のときに不便ですので、むしろない方がいいと思います。
あじけないですが、樹皮の残った太めの枝、あるいは雑木の幹などを数本、シイタケ栽培の樹木のようにゴロンと縦置きします。
このとき、登り木にはウロがあるものを使うと、繁殖時に便利です。

この登り木の設置、というのはけっこう重要で、むろん、大き目の流木なんかを熱帯魚屋さんあたりから買ってきて代用もできるのですが(ウロが豊富なので、実はこの方がいいのですが)なにせ高いです。
ケージの大きさにもよりますが、隠れ場と産卵場所をかねさせる目的なので、最低でも60cmくらいはほしい。
そうなると、普段飼育用に使っている流木なんかとは桁が一つ違ってきます。
従って、雑木として捨てられてあるものなんかを利用するわけですが、都市部の公園などで伐採されたもの(もちろん無断で持ち帰ってはいけませんよ)は農薬が散布されていることもあるので、しっかり洗っておくこと。
あと、鉢植えや、背の高い植物なんかでも代用はできるのですが、500とか1000とかの大量キープになってくると、メンテがすこぶる大変です。

 

導入にあたって

東南アジア採集ものに関して、いくつかのチェック項目。
1.感染症のチェック。 
目にきてる場合は立て直しはかなり困難。最悪の場合、全体に広がる可能性があるので、早期発券、早期除去。
通常のWCでも起こりうるのですが、かなりの数をキープしていると、その被害はバカになりません。
たいていショップや仲介業者に頼んで入れてもらうため、少数がやられていても、キャンセルできないときがあります。その意味では、ペットスネーク以上にチェックは重要かもしれません。

2.皮下線虫のチェック。
これは駆除もそんなに難しくはなく、発見も比較的楽ですが、なにせ数が多いと一つずつ対処できないこともあるので、とりあえず発見次第、小集団で隔離しておき、暇を見つけてはとっていくといいでしょう。
駆除の仕方は、通常の樹上棲の蛇のときと同様ですが、カラダが小さいので無理に切りすぎないように。

3.ダニ。
皮下線虫とほぼ同様。

 

飼育方法

 

 

亜細亜多湿系TOP


[PR]精霊が完全無料診断:あなたの運勢が明らかに